日本カジノスクールだが、IR整備推進法が成立した28年度の入学者数は42人、成立後の29年度には104人に急増しているそうだ。色々と大変な仕事だと思うが、カジノディーラーという職業が日本で当たり前になる日も近いかもしれない。

カジノを含む統合型リゾート施設(IR)の実施法が国会で成立したことを受け、各地でカジノディーラーを養成する専門学校への申し込みや問い合わせが急増している。将来の国内初のカジノ誕生を見据え、民間の資格を取得したり、海外のカジノの経験を積んだりするなど、新たな職業への関心が高まっている。(地主明世)

 カジノディーラーの役割は、ゲームの進行役として、ルーレットを回したり、カードを配ったりするほか、プレーヤーに配当額となるチップを配ることだ。

 ディーラーの専門技術などを指導する日本カジノスクール(東京)は、今年4月に大阪校を開校。IR誘致に積極的な大阪に実現の可能性を見いだし、進出を決めた。東京校は平成16年に開校しており、約700人の卒業生を輩出。技術を生かして海外のカジノで活躍したり、同校で講師をしたりしているという。

 履修期間は生徒により異なる。大阪校に7月に入学した堺市の英語講師の女性(35)は「教師も会社員も経験したが、合わなかった。日本になじみのない職業だからこそ挑戦したい」。大阪府豊中市の大学3年、佐々木里歩さん(20)は「ディーラーの仕事はルールや決まりがきっちりとあって、ホスピタリティーや語学も学べる。少し怖かったカジノのイメージは変わった」と話した。

 現在開校しているのは大阪と東京の2校で、年4回の生徒募集を実施。IR整備推進法が成立した28年度の入学者数は42人だったが、成立後の29年度には104人に急増。今年度は4月と7月の2回の募集だけですでに86人に達している。──引用ここまで。産経westより。https://www.sankei.com/west/news/180829/wst1808290065-n1.html

 今まではディーラー研修を受けても、イベントやレストラン等でアルバイト的にその能力を発揮するくらいしかなかったわけで、収入面では結構厳しかったようだ。また、海外に職を求めるにしても、就労ビザの問題があり、そう簡単にはいかない。当然のように語学力も求められる。

 今後、国内でカジノが開設されたら、職業としてのディーラーは一定の地位と収入が約束されるのかもしれない。果たして、その時パチンコ業界はどうなっているのか。また、職業として考えた場合、パチンコ業界にどれほどの魅力があるのか、今後業界あげて考えていかなければならない問題だろう。