世界的に有名な映画俳優を使ったCMが注目されているが、業界のイメージアップという意味では素直に歓迎したい。
マルハンは10月1日、ブランドサポーターに国際的映画俳優のジャン・レノ氏を起用し、新TVCM「いいジャン・ジャパニーズ娯楽!」編のオンエアを開始する。
CMでは、同氏が浴衣姿で温泉街にある大衆遊技場で射的やボットルなどで夢中になっていく様が描かれている。日本人がふだん意識していない部分を同氏目線から、大衆娯楽の魅力を再発見していくCMとなっている。
また、CMには数々の名CMを世に送り出し、多くの広告賞を受賞してきた中島信也氏がメガホンを握っている。マルハンがこれからも「いいジャン」の集まる場所へとなるよう、また誰もが気軽に楽しめる「大衆娯楽」であり続けようというマルハンの想いを訴求している。~以上、web-greenbeltより引用~
http://web-greenbelt.jp/news/detail.php?n=00010792
大衆娯楽にこだわる姿勢がうかがわれるのだが、同社が言うような真の意味での大衆娯楽としてのパチンコ、パチスロが現状確立されているのかという問いに対しては、まだまだ発展途上の段階と言わざるを得ない。
ただ、パチンコ、パチスロ共に新規則の下で動き始めている。ゲーム性より射幸性ばかりを追求していた過去と決別し、本気で業界の社会的地位向上を目指すのなら、今がチャンスでもある。折しもカジノ関連でパチンコ業界が注目されるようになり、この業界の動きは以前に比べて世間的、社会的に耳目を集めるようにもなった。もう下手なことはできないのだ。
大衆娯楽という幸せな文化が根付いている (同社HPより) とユーザーが本気で思うようになる日が来るよう、業界側の努力はまだまだ必要であろう。