先週末、久々に三日間連続で稼動したのだが、その席が空調の真下にあったためか、始終上半身に送風を浴び続けて、案の定風邪をひきました
ヒートテックを上下に三枚、カイロを二枚貼り付けて、望んだのですがそれでも見立てが甘かったようです
その日の夜に夜間外来でとりあえずの薬をいただきました
で、二日後、極度の悪寒と頭痛、そして腹部の不快感からくる激しい吐き気から、再度病院へ行きました
二時間弱の待ち時間の後、いざ診察
「あの、先週末から悪寒が止まらなく手ですね」
医者の先生は、さきほど受付時に僕が書いた問診表を眺めていて、こちらの話はまったく聞いていない感じ
「じゃあ、喉がみたいので口を大きく開けてください。それと肺の音が聞きたいので上着をめくってください」
上記二つと首の付け根(リンパの腫れ)を触診してもらう
「喉が少しだけ赤いですね、肺の音は正常ですし風邪でしょう」
「解熱鎮痛剤を出しておきますね。水分をたくさん摂ってよく休んでください」
では、お大事に、次の方~と今にも言い出しそうな雰囲気
いやいやいやいや、そもそも問診表にも、咳も喉の痛みも全くありませんと書いている
わかりやすく、症状の強い、胃の不快感、吐き気、悪寒、高熱、の四つしか丸をつけていない
その部分にはゼロタッチはおかしくないですか?
「いや、あの吐き気が止まらなくてですね」
「はい、風邪なのでそういうものです。吐いてもいいので何度でも飲んで少しでも摂取してください」
「え、あ、いやコップ半分以下の水分でも、えづきがとまらなくなり、解熱鎮痛剤を飲んでいる分吐き出したらまずいだろうと、喉元まであがってきたものを何度も飲み込んでいる状況なんです」
「はい、風邪なんでそういうものです」
「ゼリー状の食事もとれず、胃の不快感もあって寝ることもできないのです」
「はい、風邪なんでそういうものです」
医者の先生は、大げさで面倒な患者が来たもんだとのウンザリ顔
僕にしても、具合の悪いアピールを常に出し、頭痛がするの一言を、井戸端会議のように事の発端から話し出し、感想まで付けて語るような困ったさんとは思われたくないので端的に話しているのだが、まったく聞き入れてくれる素振りがない
「いや、だから、胃の不快によって眠るどころか横になることもできないのです」
「ああ、お薬の方ですが、食後といっても、ぶっちゃけ食事を取らなくても大丈夫です」
「は?」
「十日ぐらい食べなくても大丈夫です」
「いや、たしかに食べたら、余計に具合が悪くなりますが、なにもお腹に入れていない今が苦しいのですが」
「はい、風邪ですからそういうものです」
いやいや、解熱鎮痛剤なんてただの対症療法なのだから、飲んで熱が落ちている間に、食事をしたり睡眠を取ったりして、体力を戻さにゃならんのに、そこで食わなくて大丈夫だとはどういう料簡だ
かなり無茶苦茶なことを言っているけれど、意地になって唯の一つも譲歩を見せないこの医者の先生には何をいっても無駄だろうし、このやり取りで余計に頭がぐらぐらとしてきた
かといって、このまま帰宅しても何の解決にもならないので、ずっと手に持っていた鞄を、荷物入れに置いて、引き下がらない意思を示し、胃痛と吐き気を和らげる薬を下さい、と要望だけ伝える
強い意思表示を示したことによって、処方箋を作成してくれたが、退室時に
「まあ、ぼくは必要ないと思いますがね」
と、お前に折れたわけではない、お前のような患者には早く去ってほしいから書いてやっただけだと言わんばかりの棄て台詞をいただく
普段であれば、言われたとおり解熱鎮痛剤だけもらって、笑顔で礼を述べて、次の病院に行くところだ
だが、それを選択する気にならないほど悪化させて行った僕が悪い
次の病院へ行けるだけの体力の余裕や、好戦的にならずに済む心の余裕をもって事にあたるべきでした
日々、反省です
…が、N病院のM先生、あなたには、もう診ていただかなくて結構です