物書きというとちょっとカコイイ。でも日本語を話す・書くということは誰でも出来るが故に、仕事次第では最低賃金を余裕で下回る。そんなお仕事がライター。

作家さんや雑誌で記名原稿を書くような方と、いわゆる“書けるだけ”のライターには大きな差があって、実際は単価爆安のライターがほとんどというのが現実&現実なわけです。

勿論、ここでいうライターとは“パチンコライター”という特殊枠ではない一般論。

 

先日、ほんの気まぐれでクラウドワークスという『仕事探しはインディード♪』ほど派手ではないが実績のあるクラウドソーシングサイトにて、爆安ながらヒジョーに興味を惹かれる仕事があったので、応募してみようかと思いスキルチェックを受けてみた。

キーボードのタイピングテストがあり、『ネトゲのチャットで鍛えたブラインドタッチなら任せろー!』とやってみた。最上級に早かった。Sランク。やるやん万回転。

 

 

正式応募に至る前段階でお祈りメールが届いた。

 

 

今後のご活躍をお祈りしてくれるだけマシか?マシなのか??こんばんは。社会不適合者です。

大体、こういう書き出し・文の区切り方も、ある程度数をこなしていると自然と自分の型みたいなものが決まってくる。

何度この書き出しを使ったか思い出せないレベルの『適当な出だし+改行で間あけての小ボケ+挨拶文』という型なのだ。

で、勿論ここはライティングについて語る場ではないので、なぜこんな出だしなのかを説明すると、案の定ではあるが『稼働したもののネタにならなかった』からだ。

出だしはジャスト2万円目の395回転目。

対してハマるでも無く、前回のブログのようにヘソ落ちするでもなく、初当たりは4R3:16R1の5連荘という平均ど真ん中な結果で終わる。

その後も、どえらい連荘も無ければ、どえらいハマリも無い。淡々と。そう淡々と入れては出し、入れては出し……ダシてはイレて!??と少々卑猥感を混ぜなければ、到底文字数が稼げない平々凡々な日だったわけである。

仕事量が20K弱、結果+15.5K。

実働11時間。移動時間を含めたら13時間以上をパチンコに費やして、何のネタも持って帰ってこれない体たらくだ。

 

 

そら、ボクは牧みたいなスターじゃない。自分には華のある実戦記など無理なんだと悟る今日この頃なのである。

あ、そういや、文末に近づくにつれ使いがちなのも『今日この頃』というフレーズ。一体何度使ったことか。

 

ライターだろうがパチプロだろうが……そもそもどんな仕事であっても、成長する為にはインプットとアウトプットの繰り返しが必要で、某プロが『平常で28/K打ってますが何か?』という中、19.6/K(止め打ち禁止)の無双で精一杯な自分にはとかくインプットが足りてないことを痛感する。

先週は相当ハイペースで仕事もした結果、右手首に腱鞘炎っぽい痛みが出ているわけだけれど、結局のところ大切なのは、こなした数ではなくオンリーワンであるか否かなんだ。不安定な生き方してる人間は。

ハタチで初めて実家から独立した街の、20年前からお世話になっている溝の口野郎。

お店も半年近い休業・リニューアルを経て、当時とは全く違うラーメンになっているけれど、お気に入りのニラキムチは以前と変わらず残っていてくれて、これを食べるといつだって元気になれる。

20時過ぎに稼働をやめて帰路についた。その時はただただ

『こんな稼働じゃネタにならねぇ!!』

と、なんとも言えない悶々とした感情を抱えながらの帰路だったが、それと同時に

『あ、そう言えば一番の稼働動機はラーメン食べたかったからだったわ。』

と納得する。

 

今年のテーマは原点回帰。

 

思えば2018年は多くの方に迷惑をかけっぱなしの年だった。

迷惑をかけた方々に何を返せるわけでもないけれど、日本語をツラツラと並べるだけしか能の無い自分から少し脱却して、モノ言わぬ実行者でありたいと思っている。

ここでは、そんな余計な話を書いてしまう、まだまだ弱い自分なのだけれども。