1月26日、大坂なおみ選手が全豪OPを制覇した。

そんな快挙を目の当たりにした晩、ヤフーニュースを見ていたら、この画面がふと気になった。

大坂なおみ選手がGSを制した直後だと言うのに、敗れたクビトバ選手の苦難の道を讃えるかのようなサムネ記事。こういうバランス感覚は大切だと思うし、素敵なことだと思う。

しかし、それと同時にこんな記事が目に入ってしまった。

高校野球部員が有料のダンス発表会で、ユニフォーム姿で踊った事が問題視されているこの事件に対し、全くの部外者である川渕氏が何やらコメントを述べたらしい。曰く

 

「今、最も怒っている高野連のこと」

「最初は野球部員がダンスなんて素晴らしいと思っていたら、高野連が問題にしているという。こんなばかげた話があるか」

「もっとマスコミは声高に叫ばないと」

「誰が考えてもおかしいのに、高校野球は不可侵なのか」

「スポーツ界は今、大きく変わろうとしている。野球界も今が基本的な構造から変わるチャンス。野球界が今のままでいいと思っているなら、それが1番の問題」

 

この言葉尻だけを取れば、決して間違った事を言っているとは思わない。さすがに今回の高野連の対応を支持する人はそういないと思うし、実際世論もそう傾いた。

ただ、これを発言している川渕氏がどんな人物なのか。その点を留意した場合、これ以上ない『お前が言うな』なわけなのだが……。

日本のスポーツ史上、決して忘れてはならないドーピング冤罪事件がある。詳細はここでは端折るが、この時Jリーグや日本サッカー協会の上層部が取った杜撰な対応は、今回の高野連の比ではない。高野連はあくまで日本学生野球憲章に基づいた対応をしたにすぎない。ルールありきの話だ。勿論、ルールそのものがオカシイならば変えるべきではあるが。

一方、この冤罪事件はまるで逆の性質を持っている。その時の日本サッカー協会会長が川渕氏だ。

今から10年ほど前に起こった事件の際、彼が何と発言し、誰を守り、何に執着していたのかご存じだろうか。川渕氏は事件の直接の当事者ではないけれど、日本サッカー界の長として、高野連に物申せるほどの適切な振る舞いをしていたのだろうか。

その経緯を知っている人ならば、川渕氏が高野連の運営に口を出す資格などない人間であることはすぐに分かる。そして、彼がなぜ今、無関係の野球界に対し物申しているのか。その意図も。

 

これだから“政治”はイヤになる。ジョン・アクトン曰く『権力は必ず腐敗する』だ。

 

自分の利害が絡まないところでは正論を吐き、利益が侵されるとなればなりふり構わず保身に走る。残念ながら、そんなダブスタな人間はどの世界にもいる。そして、手にしている力が大きければ大きい程、その傾向は顕著だ。

にもかかわらず、何も知らずにその場の論のみをもって、彼を支持する人間もどうやら多いようだ。“イイネ”の数が本質を離れて彼を後押しする力となり、世の空気を作る。高野連を叩きたい、その流れに乗りたい、敵の敵は味方、そんな単純な考えが透けて見えるこれこそが衆愚というやつだ。

表も裏も、全てのことが分かるわけなどないのだけれど、それでも知る事で確実に世界は広がり、見識も広がる。

『争うは本意ならねど』(著:木村元彦)は、サッカーを好きだと言うならば、一読すべき名著だ。世の中は決して是々非々では出来ていない。

■1/27

大坂なおみ選手の快挙にただ沸いていればいいものを。一人自宅でカワブチに憤慨していた。実に滑稽極まりない。そんな自覚もありながら、予定通りのお店へ足を運んだ。

ボクにしては珍しく、1/17に『7の日のアテが見つかった』とばかりに台番までメモっていたのは、あまりイジられないであろう、右の具合が非常に良かったからだ。さりとて、技術介入全盛期でもない昨今、北斗無双の止め打ちごときで、回らない台を無理くりねじ伏せることなど出来ないのである。

〇北斗無双

555回転/34K 当たらずヤメ

おいおい、16.34回転とはまたヒドイもんだ。

某まとめサイトで、未だに等価だからという1点のみを見て、神奈川県がさも優良地域のように書かれていた。ボクの知る限り、東京・埼玉・千葉と比べても最も回転率関係は悪い。

横浜市の華やかなイメージなどごく一部の話で、山がちなエリアも多いし、バスでなければいけない地域も多く、アクセスだって決して良くはない。そして、等価が主流であるからこそ、優良な低換金店が軒並みダメになっていった経緯がある。これまでは、そんな環境を技術介入で何とかしてきただけの地域にあって、それすらままならぬとなれば、厳しいのが道理。そんな現状を改めて突き付けられたのがこの日だった。

 

■1/28

最近ご無沙汰な駅徒歩30分という立地の、8の付く日がナントヤラなお店に向かった。朝1の開店前の様子は、これまでの記憶とさほど変わらず香ばしい人々が列をなしている。ならば、ヤレるはず。

〇サイボーグ009(ミドル)

711回転/42K

いやいや、いくら止め打ちフリーとは言え、この数字はさすがにヒドイ(二日連続二回目)。というか、周りがほぼほぼ専業臭を漂わせて続行している中、自分の台だけがこんなヒドイはずはないだろう。009はムラが大きいのは知ってる。きっと上がってくるはずだ。と、突っ張ってしまった。

イッパイでた。

 

■1/31

おっと、珍しくまだ行く。1週間で3日も打ちに行くとかいつ以来?と思いつつ、27日も28日もあぶれた末に帰宅して仕事をしているだけなので、実働で言えば丸一日も動いていない。そして、この日も同じ結果だった。

〇パチスロ不二子A

パチンコ・パチスロが打ちたいというよりも、仕事しかない毎日がイヤだから外に出るキッカケが欲しい。そんな気持ちから来る緩やかな趣味打ち。一応、1の付く日がイベントデー。当初の予想も現場の人の動きも『不二子には入るのかな』という期待が持てる状況だったが、残念ながらボーナスを引けただけ。

REG中背景 0/12 RT終了画面 0/2

設定 1 と 6 とで、上記の現象が起こる確率差をしっかり計算し、そこにプラム確率を加えたら、いくらボーナスを引けていようが撤収しか選択肢はない。当たれば楽しいパチスロだけに、後ろ髪惹かれる思いはあったけれども、不二子の仕組みやら打ち方やらは理解した、ということでヨシとしよう。

当日の夜、サイトセブンでデータを確認したら、回転数は8000G近く回っていたが、最終合算は1/170。ボクが辞めた直後に、他の不二子を見切った専業が即着席。彼が最後まで回しきったならば、何かしらの設定46確定要素があったのかもしれない。けれど、大した根拠もなく座った台である以上、今日と同じデータが出揃えば、100回中100回辞めると言い切れる。

結局のところ、そういう確たる基準を自分の中に持っているかいないかだけなんだ。パチンコ・パチスロの勝敗なんて。

 

今年初のパチスロ、2時間強、十分堪能した。その後、本屋を1時間ほどブラブラして、帰宅してからは仕事。このくらいが丁度いい。

+1087枚

 

■1月収支

+53.5K

 

そう言えば、CR天龍でガラス戸が開けられていると磁石センサーが無効になるというスキを突いた磁石ゴトが発覚したらしい。

なぜこんな不自然なキズがあるのだろう。扉の開閉と磁石センサーを関連付けする意味が全くもって理解できない。

これは、真っ当な人間が『センサーが無効になる可能性があるかも!?』なんて発想で辿り着くわけがないシチュエーションだ。古くはコンチネンタル4枚掛けとか、サミーのコピー打法とか、こんな話をパチンコ業界で一体何度見てきただろう。

某掲示板でこんなレスを見た。

『昔の台の攻略法ってバグっていうより明らかにメーカーが仕込んだようなものが多かったよな』

 

昔は??“今も”の間違いだろう。

 

それもまた人の歴史と言ってしまえばそれまでだが、平日の昼下がり、時間を気にせず本屋を巡り、夜になればいつもの麦とホップで一日を終える。

そんなことで満足できる自分には、一生理解できない世界に思えてならない。