本日2.14は大々的な菓子屋の陰謀デー♥なわけですが、その前の、恵方巻きなる、毎年廃棄問題がニュースに上がる、寿司屋ならぬマーケットの陰謀デー当日。豆もまかずにこんな事をつぶやきました。

ほんで「マイホで巻き寿司、やったんか？」という話ですが、買い食いに対する厳しいしつけ思い出しにより、断念。三つ子の魂百まで。こんな年になっても発動する、しつけって何でしょうね。

人としての大事な何かとは何なのか。破天荒を気取る前に、まずは自分の殻を破って殻、という事でございましょう。

そんな殻を半分しか破れない、カリメロなあたすに許されたのは

風の神さんキメる

ことでした。どんだけ喉、守りたいねん！というね。いや店内の乾燥がね、殻ッ殻だからねもう。

せめて「豆まき用～意！」つって沖田艦長と共に言うたろけと、ヤマトを探しましたが既に打たれていました。ヤマトに浮気しようとしてたの、アグネスにはね ナイ・ショ・だよ～っ♪

昔から極端なイベント嫌いである私は、バレンタイン……、あ、思い出しました。

2016年2月14日、向井くんにあげた事を。親切な店員さんだからと言うわりにはゴディバという、それゴリゴリの本命じゃね？みたいなバカ高い粒チョコです。

今年から木曜担当ライターとなり、最低52本を書いていくわけですが、その中で、今までに蒔いてきた「その話はいずれまた」を、時たま回収して参る所存です。

そこでこの向井くんというのは、だ～れも覚えていないと思いますが、2015年春、自らの意志で生まれて初めて足を踏み入れたパチンコ店にいたスタッフです。今ではマイホとなったお店です。

当時は１パチを打っており、化物語の他に『乙女フェスティバル』も大好きでした。乙フェスでは大当たり終了後、タイミングを合わせてボタンを押してねっ♪みたいなゲームがありますが、鈍くさい私は失敗ばかりです。ある時「全然うまく出来ないんだが、どうすればいいのか」と、向井くんに尋ねた事がありました。

いま思えば、しょーもない事を真剣に聞いてくる私に笑いそうになったはずですが、彼は「ここだけの話ですけど」と、私を店の端っこに連れ出し「ボタンはね……実は、あんまり関係ないんですよ」と教えてくれました。「うそ!?そうなん？」と驚く私に、真顔でうんうんと肯き、人差し指を唇に当て「内緒ですよ」のポーズ。

二人だけの秘密を共有した私たちの斜め前には、海物語のボタンを親のカタキみたいに連打してるおじいさんが座っていました。

チョコレートを渡したのは、「実は辞めるんです」と前もって本人が伝えてくれたからでした。いきなりいなくなる事が多い中、トンチンカンながらも色々と聞いてくる客を、気遣ってくれた事が嬉しかったのです。そして油断すると、泣き出しそうになるほど落ち込んでいた当時の私に、いつもとびきりの笑顔で接してくれた事への感謝でした。

客とスタッフという関係。「お客様は神様です」が、今となっては特に色濃い業界でしょう。でも合う合わないは別として、一人のヒトとして見ています。私は「エエ年こいてキレイゴトばかり言う」とよく揶揄されますが、当たり前の話やないですか？どんな装飾品を持とうとも、裸になればただの人間で、旦那がエリートでも、ビル・ゲイツでも関係あらへんもの人間だもの。

関係ない話で思い出しました。叶姉妹の姉・恭子さんが、昔、美の追究本か何かを出された時の会見での一言です。恭子さんみたいになるにはどうすればいいですか、というレポーターの質問に「私のようになる必要はないのです」とキッパリ答えていました。なぜなら、その人にしかない個性があるからだと。即答でした。その言葉が「私のようになんかなれるわけがないでしょう」から出たものではなく、心から「その人だけに宿る美がある」という、信念に基づいた発言だと見て取れました。

マイホの店員の中には、客を小バカにするアホみたいな奴もいます（※また違う人からすれば、彼はアホじゃない人になります。現時点では、私には、てだけの話です）。
でもほとんどがとても親切で優しい方ばかりです。入り口で両手をぱあっと広げて出迎えてくれる人。うっかり足を踏んでもいいのいいのと許してくれた、ノッポさん。大当たりを掴んで「やったあ」と喜ぶと、やりましたね！と一緒に笑い、時にハイタッチで応えてくれる方もいます。キュートな笑顔で近況を報告してくれる女性もいるし、白服ハンサムさんは、ダメな時にションボリしてると、一緒にショボ～ンとしてくれるんですよ。客にとっては店の雰囲気も大事なんです。当然、アホな客（※参照）もいますけど。私もおかしな客ですけど。

ヨーダ師が「愛されてるなあ」と大変に驚いていましたが、本当に優しいのかは、わかりませんよ。私が年貢をきちんと納めるカモネギだからかも知れませんしね。もしこれから勝ち組になったら、途端に首根っこつかまれて「お客さあん、困りますねい」とか言われるのかも知れませんよ。

でもマイホは本当にいいお店です。大好きです。そしてあたしは愛されてる！だからって勝てるわけでも何でもないんですが、この大いなる思い込みの下、これからも一喜一憂しながら打ちます。私にとってのパチンコは、心から楽しめる趣味のひとつだから。

さあ、この不思議な勘違い系ポンコツを「そんな事もわかんねえの」と言わず、見守ってくださる素晴らしき哉，プレイヤーズよ。

おひとかたずつにチョコレートとのど飴を差し上げ（たつもりで）、私は、私は、マイホから、旅立ちーますーう……て、どこ行くねん。

そう。私は、私は、マイホにない『貞子3D』を置いている店を探す旅に出ようと思っています。なんでて。打ちたいからに決まってます。
驚くべき事にこの貞子3Dに関しては、今後も出てきますよ。忘れた頃に。回収問題がいくつかありますんでね。待ってろよ～椅子男！

ところで向井くんに聞き忘れました。米軍みたいなやつ”インカム”。あれで何の話をしてんねん！とかいった話は、いずれまた。

ハッ！回収して、また蒔いてしまった！

ちなみに恵方巻きは売り切れておりました。「サラダ巻き」なるものを、なんとなく東北東（方向音痴だから）に向かって丸かぶりつつ、お願い事をしたわけですが、願いはひとつ！

全ての、あ、いや、それはダメ。

あたしと、そしてあたしに優しくしてくれる全ての方々に、幸あれかし！

どのお店でも私は、客にムッチャクチャ嫌われるという事実を前にして、「キレイゴト」なんてぬるい事、言いますかいな。

そうさ。だからあたしを理不尽に悲しませる者には呪いあれ！
ピースにした指先をオノレの両目から、相手先の目の位置に「見てるぞ」のポーズをキメつつ、はっぴぃばれんた～いん♥