こんにちは、アッ!と、言う間にゴールデンウィークも過ぎ去ってしまいました。
今年は曜日配列がよく5月の1日・2日を休めば9連休になる方も・・・
皆さんは何をして過ごされたのでしょうか?

ゆきちはGWの連休を利用して名古屋の友達の家に遊びに行っておりました。

名古屋と言えばパチンコの本場、店舗数も多く営業時間も9時からと長いのでパチプロ現役時代は泊りがけでお邪魔させて頂いていましたが、その当時に比べパチンコの本場名古屋でさえも、やはりお客さんの数は減っているように見受けました。

MAX規制の影響も大きい中、パチンコ業界は更に規制強化で厳しい時代に突入するようですが、この規制部分だけを考えたら自民党から民進党へ政権が移ればある程度緩くなるのですが、北朝鮮問題やら平和の事を考えれば安易に答えは出せないのが現実かな・・・

釘師として業界に復帰するのは相当に厳しい環境になりつつありますが、なんとかパチンコの世界で生き残れる事を考えながら日々を過ごしていきたいです。

さて、前置きはこれくらいで今日は羽根モノの釘の開け閉めについて書いて行こうと思います。

羽根モノは釘を見る部分、調整する部分が多いので、確認するべき個所が複数ありますが、
大きく分けると役物への誘導部分(より)、役物を始動させる開放部分(スタート)の2か所に分かれます。

良くある質問でどこの釘を触るのですか?と聞かれることがあります。

これは調整者によって様々です。

鳴きを良くして寄りをメインに調整する人、寄りはシメ、スタートをメインに調整する人、ポイントは何処の調整を得意としているかが肝になってきます。

最近の店舗では寄りをシメ、スタートで調整する店を多く見受けますが、やはり稼働があがる店は寄りとスタート両方のバランスをうまく組み合わせ調整できるお店が繁盛している様に思います。

釘を見るポインとしては、隣の台と比べるのではなく、前日に比べどこの釘がどう変わったのか?それを見抜くことが一番重要です。

特に羽根モノは調整者の癖が出ますので、良く触るポイントは数本、数か所に限られるので一度わかってしまえば、羽根モノの釘読みもそう難しくないと思います。

この記事を読んで頂いている皆さんは、寄りや落としの開け閉めの原理は分かっている方が多いと思いますが、呑み会などでの質問への回答をする中で風車周辺の調整については意外にも知らない方が多かったので、今日はこの辺りについて少し掘り下げて行こうと思います。

必ずと言って良いほどパチンコには風車が存在します。

一般的にはデジタル機などの鎧釘(逆八釘)部分の出口に在り、その風車の開け閉めについて理解している人は多いと思います。

おさらい程度で書きますと、風車を台に向かって左側に向ければ玉は右側へ。右に曲げれば玉は左側へ流れやすくなります。

最近のデジタル機に多い左側ゲージで考えると、玉は始動口のある中央に寄せたいので、風車を左向き、玉を右側に流すのが開けになります。

それでは、風車を上にあげた時、下に向けた時の玉の動きはどうなるでしょう?

特に羽根モノでは落とし、風車周りの調整はとても重要な部分になりますので、知らなかった方は是非覚えておいてください。

答えは、風車を上に向けると玉は真下に流れやすくなり、下に向けると左右に振分けられる様になります。

つまり落とし上にある風車は上側に向けられた方が開け、下側に向けられると締めという事です。

私自身も羽根物の釘を担当していた頃、この風車の上下の開け閉めは意外に気が付かれないので多用していた事があります。

ちなみに2アクション中央付近に入賞口がある場合は、左側オトシの風車を若干左上に調整すると、命釘を触らずに始動口の入賞率を上げる事も出来ます。

逆に命釘を触らずに風車を右下向きにすれば、釘を触らずに締める事も可能なのです。

あと、もう一点、羽根モノの釘を見るときに見落としがちな部分があります。

それは風車下に打たれた落としへの進入口となる2本の釘です、ここの開け閉めは、風車が邪魔して上から覗き込みが出来ないので、非常に調整されやすい部分です。

羽根モノのハカマ、命釘、寄りを確認している人は多くいますが、風車とその下に打たれている釘の動きは意外に見ていない人も多く、調整されやすい部分でもあるので、ぜひ観察してみてくださいね。

それでは今日はこの辺で