パチンコ講座3

「条件と再現性」

 前回触れた海3Rだが、これはたまたま初打ちした店の調整がツボにハマったものだった。
 「昔こんなのがあったな」とゲージ&玉の流れを見ながら数採り~結果として回ったのが現実。
 となると、歩くのが苦手な自分も「他の店でも使えたらいいな」と調べに行くのがパターン。で、結果はハナから右を殺してあるホールばかりで、右流しが効く店は見つけられず。
(もっと広範囲を調べたら、あったかもしれない)

 とまあ、ここまでは蛇足。調べに行く時の心得として、打ち方が効く条件をしっかり意識しておくこと。
 右へ流すなら、まず見るのは風車周り。ここがダメなら、全部ハネていい。
 その後でヘソや道、スルー(この機種で減らさないためには、海ハワイ同様にスルーの明らかなプラスが絶対条件だったから)といった順に見ていく。
 これをやらないと再現性がなく、毎度イチから試し打ちをすることになり、非常に効率が悪い。

 個人的には、こういう条件つきの形は悪くないと思っている。なぜなら、誰でも即実践可能な打ち方は、日頃食えていない人や物を考えない人等の無用なライバルが大挙してやって来る。

 また、条件というと、右打ちの基本は「ダマシ釘の店が効果的」というのもある。
 具体的には「左の寄りや道が致命的で、ヘソだけ大きい」なんてパターン。いかにも入賞しそうに見えて、ヘソまで玉が届かないわけだ。
 こんな時に左より右からの玉がヘソに届くなら、ダマされる不利なく回せるから効果大になる。
 実際、自分は沖縄4でも1軒だけそういう店を知っている(というか、終わりそうなので「知っていた」か)。
 必勝ガイドの日記でも書いたけれど、そこはバラ釘でのこぼれも右谷狙いと大差なかったので、ずっとゴム打ちしていた。微調整の必要もないし、楽でいいって(笑)。
 こういうのは意外と会社の伝統というか、チェーン毎に特徴があったりもする。スキをつける可能性があるのは、汚い釘のチェーン。逆に小奇麗な道や寄りで、ヘソもキツキツなんて店は手も足も出ないことが多い。

 また、こういう右打ちを前提とした場合、ステージのいい台を探すのも楽だ。
 多くの場合、ホールはステージからの入賞が多い台は、寄りかヘソを殺す。そういう台で右が甘ければ、率先して左がダメな台を選ぶだけで、ステージがいい台にたどり着きやすいというわけだ。

 以上は経験則からのものだが、それを言語化して見出しの再現性に繋げるのは、何も考えずに無駄にキャリアだけを誇るベテランより、まっさらなスタートから進める若い人達かもしれないですよ。