必勝ガイドの対戦モノの映像コンテンツに何年も前から出るようになった。
理由は紙の世界の景気が悪くなり、年間の原稿料が減ったこと(確定申告等が毎年赤字申告になるのも困る)、ホールからの実入りもまた減少しているので、半日以上の実戦ならいいバイトくらいになる、そんなところだ。
あと、近年は活字の方をあまり読まない読者層が増えているらしく、「ちっとは出ておかないと、自分のページを読んでもらえなくなるかも?」という心配もあるな。

結果は…。
うん、案外難しいね。完全にお手上げみたいなロケも無くは無いけど、たいていは収録ホールの状況なりにやれているつもり。それでも、トーナメントだとまだ優勝はない。
自分が出演するコンテンツだと、プロまたはそれに類するライターさんとの対戦が多いとはいえ、(機種の引き出し面で分が悪いガチな人も何人かいるが)参加人数の4分の1の回数くらいをこなせば1回くらいは勝てると思ってたのにさ。過信だったな(汗)。

そうそう、一つだけ映像を観て心配もある。これは担当さんにも言われているのだが、「今のガイドはライトユーザーさん達に向けて作っているので、内容を掘り下げるのは難しい。ゆえの差玉勝負」という現実がある。
実際、釘には触れられないので、台選びは根拠も曖昧にしか伝わらない。ハンドルを握る手元は映せるものの、アタッカーや電チューに入る玉も(先の理由から)長く映像に残るわけではない。
編集を請け負う方にはパチンコを良くわかっている人もいるはずだけど、制作は上の意向も汲むもんだからね。

立ち回りも同じで、ルールが差玉勝負な以上、負けている方は確実な時給を捨てて、一発逆転の可能性がある荒い機種へ移動なんてのも必要になる。たとえ移動先が期待値マイナスだとしても。
これを観たライトユーザーの方が「やっぱり荒い機種の方が勝てるんだ!」と誤解するのだけが、自分は怖いんだな。
一般的な店では甘デジよりミドルの看板機種(まあ、ビッグタイトルが多いですな)の方が甘めな営業をされがちとはいえ、それはホールごとに異なること。

まあ、今回は個人的に但し書きというか、映像の中にテロップが入っていない注意を、言い訳半分で書いてみました。
ホールに多い「ちまちま甘デジばっかりじゃつまらないよ。ドカンと連チャンしてこそパチンコだろ」というファンの方は別として、「負けを減らしたい」「できれば勝ちたい」という方には、今回のような補足も込みでDVDを観ていただきたいな、と。
さすれば、良い内容の実戦をしながら涙を飲んでいるライターさんの無念も、少しは晴れると思います。