表題は研ナオコの大ヒット曲。サザンオールスターズのアルバム「NUDE MAN」に収録された同名の楽曲のカヴァーですが(作詞・作曲/桑田佳祐)、コロナ禍で寂しい今年の夏になんとなく通じる雰囲気を感じてしまうのは私だけでしょうか。

 

具体的な歌詞の内容は専門のサイトでご覧になって頂きたいのですが、ようするに「真夏の海に行った恋人たちが雨に降られて海岸のホテルに駆け込み、うらめしげに渚を見つつ二人で熱めのお茶を飲んで、彼女は意味深なシャワーを浴びる~」といった風景が桑田佳祐お得意の「韻を踏む独特の言葉遊び」で綴られています。それをサザン(桑田)はせつなく哀しげに歌い、研ナオコは意図的にけだるく単調に歌い上げているのが特徴です。どちらも非常に味がある歌唱法だと思いますが、個人的には研ナオコのカヴァー版の方が好きかなぁ…。

歌詞の意味なんかを考えても仕方がない。というのも桑田佳祐の歌詞は非常に難解で、意味よりむしろリズムや韻を重視した言葉選びをしている印象が強いため、言葉の一つ一つを解釈するより、全体のイメージで聴いた方が曲の本質に近づけるんじゃないかと思ってます。そして、曲全体から滲み出している「もの哀しさ&寂しさ」が、賑わいを失った今年の夏と妙に被るんですよ。

 

曲の最後の一節は次の通り。

「このまま君と あきらめの夏」

意味なんか考えても仕方ないと前述しましたが、私はこれを逆説的な意味に解釈したいです。このまま諦めてなるものか…とね。コロナ禍による不景気が深刻な業種は多く、パチンコ&パチスロ界も未だ臥薪嘗胆を強いられています。春の営業自粛から再開することなく廃業したパチンコ店は多く、各雑誌のライター&演者も収入が激減しているのは皆さんもご承知の通り。かく言う私も、今のペースでいくと年収は前年の半分以下だろうと思います。

 

しかしながら、このまま諦めるわけにはいきません。

いや、全てを諦めれば楽かもしれないけれど、守るべき家族を巻き込んで「全て」を諦めるわけにはいきませんからね。というか、私にもまだ何かやれることはあると思います。それに関しては近い内に行動に移すとして、悠遊道読者の皆さんも夏を諦めずに頑張ってください。

 

今回はパチンコ&パチスロと何の関係もない内容になりましたが、件のコロナ禍が1日も早く終息することを心から祈ります。そして、来年こそは賑やかでアツい夏を!

 

最後に、私の大好きなマンガの1コマを置いておきます。