6.5号機も登場するのに、敢えて6.4号機の話を書いてみます。あと、このタイトルですが、機種固有の話はまったくしないかと思います。すみません(笑)。6号機になって以降、指示機能部分(AT・ARTなど)については緩和の方向に進んでいます。説明不足ながら単語を羅列するとこうなりますね。

6.0号機:1500G・MY2400枚・1Gペナなし

6.1号機:1500G・MY2400枚・1Gペナあり

6.2号機:3000G・MY2400枚・1Gペナあり

6.5号機:4000G・差枚数2400枚・1Gペナあり

まだ6.5号機は出ていませんが、新機種開発のトレンドはこのように推移してきました。ここでふと疑問に思うのが、小数点以下の数字。6.3号機と6.4号機はどこに行ったのか? そう思われる方もいらっしゃることでしょう。実は、6.3号機も6.4号機”だった時期”も存在するのです。

 

小数点以下の話の前にまずは整数の部分から。こちらは、遊技機規則の改正があると、数字が1プラスされます。改正する際には、パブリックコメントが募られたり、改正された折には官報で掲示されるように、大変ハードルが非常に高いものとなっています。2018年に遊技機規則が改正されて6号機時代となりましたが、その前の改正は2004年(5号機時代)ですからね。

ちなみに、残念ながら。リアルボーナスの払い出し枚数はこの遊技機規則に書かれているので、これが改正されて7号機時代となるまで変わることはありません。

このように整数はプレイヤーからも分かりやすいものですが、小数点以下はイマイチ分かりにくいものとなっています。5号機時代も長く続いた途中で、いきなり5.5号機というククリが出てきたり。ええ、私も気分で数字を決めているものかと思っていました。その当時は、そうだったのかもしれませんけど。

ただ、少なくとも6号機は。業界団体から「こう変わるから、こうしてちょ」というようなお達しが来て、そこで小数点以下が加えられるそうです。つまり、6.5号機になる前に6.3号機と6.4号機の“時期もあった”というのが正解なようです。 一気に次のお達しが来て、世に出る前に6.5号機時代となってしまったのでしょう。

ということで。時期を鑑みて数字を作っているわけではなさそうなので「6.5号機だから6号機時代も折り返し地点」と短絡的に考えてはいけません。しかし、この調子で数字を上げていくと、6.9.4号機とかパソコンのOSのようなことになってしまいそうですね(笑)。

 

話を戻します。6.3号機と6.4号機ではどのような変更がなされたのか? 聞いた話ですと6.3号機はスマートパチスロ(メダルレス)を作れる、試験をしてもらえるということ。6.4号機は、有利区間を必ずしもランプで報知しなくて良いということになったそうです。有利区間の報知義務撤廃は、6.5号機で広く知られることとなりザワザワと意見が出たりしていますが、実際は6.4号機から既に始まっていたようです。6.4号機も世に出ていないので分かりませんでしたけど。

 

さてさて。そんな6.4号機ですが、7月に『スーパーハナハナ2-30』が登場します。擬似ボーナスタイプのAT機ですね。

このようなタイプはコツコツと初当たりを重ねるのが是であり、ハマった分も合わせてドカンという6.5号機からできる形式である必要はまったくないでしょう。また、有利区間ランプが見えなくても、元々の『ハナハナ』系がノーマルタイプ。特にそれを気にする客層には支えられていないので、問題ないかと思います。

6.4号機とか有利区間ランプなどの細かいことは書かれていませんが、公式HPはコチラ

 

と、そんな『スーパーハナハナ2-30』を見ていて、ふと思ってしまいました。6.5号機とか有利区間の内規の変更とかよりも。時代がスマートパチスロとなったらどうするのだろう?

メダルがなくなるということは、25Φと30Φの差別化(主に出玉感という見栄え)も今まで通りではなくなるということです。もちろん、一気に全部がスマートパチスロへと入れ替えられることも考えられず、導入したホールでも一部のシマから少しずつという流れになりそう。そうなれば、30Φコーナーの存続も考えられますが……という別の心配をしてしまった次第です(笑)。

密かに清龍ゲームジャパンがどうするか気になっています。沖縄でガラパゴス的な発展をしたものが、本土にエッセンスとして輸入されたりしないかな。楽しむ側にとって選択肢が広がるのは歓迎したいことなので。