私がパチンコメーカーへ、改めて思い返すと、それはどうしても「人」となります。遊技機は2の次、もとい人の次(笑)。

日本の端っこ、山陰地方の片田舎に住む身にとって、遠く都市部にあるパチンコメーカーは憧れの存在。そして、パチンコ愛が功を奏して実際にメーカーの方とお会いできた機会が何度かありました。

奥村社の掲示板

私が初めてパソコンを購入し、パチンコのサイトを調べてみたら「休日パチンコのすすめ」というサイトを見つけました。その掲示板では、奥村社の掲示板で盛り上がってるお話が書かれていましたので、奥村社のHPへ行ってみました。そこの掲示板では、メーカーの「おちゃさん」「ろくさん」「かずさん」が常連の方々への書き込みに対して返信をされていました。

今でこそ皆無ですが、当時はパチンコメーカーのHPに掲示板を設けられ、メーカーさんとファンが交流できる場がある、所もありましたね。中でも奥村社の掲示板ではかなりコアなパチンコファンが激論を重ねていた記憶があります。クールビューティや、千両歌舞伎の話題で盛り上がってた頃でした。

この掲示板内で、パチンコグッズが当たるクイズなどの応募を募られることがあり、このグッズゲット率は相当に高かったです。年間での書き込み回数順位が発表されたことがあり、私は10位くらいでしたね。紅一点のろくさんからは、応募者のお一人お一人に対し、名前入りでお手紙を添えての景品が送られてきたこともあり、何気に景品よりもお手紙の方が嬉しかったりしたものでした。

奥村キャラ名の募集を募られた時は、私もいろいろ考えて応募しました。結果、「ユウキ」と無難に決定いたしました。

そして、ファンからの要望「オフ会を開いてほしい」という無理難題をなんと実現していただきました。

第1回奥村オフ会は、2001年6月16日に名古屋大須で開催され、私も人生初のオフ会参加をさせていただきました。そこで初めて、コアなパチンコファンらと交流し、さらにメーカーの「おちゃさん、ろくさん、かずさん」と対面を果たすことができました。2次会ではボーリング大会も実施され、サウスポーのおちゃんさんがその腕前を発揮されていました。ちなみに、おちゃさんは、なんとこの奥村掲示板で知り合ったファンとゴールインする、というサプライズもありましたね。

残念ながら閉業された奥村社ですが、その前に別のメーカーへ転勤されたのがかずさん。別のオフ会でお会いした際には、かずさんから、パチンコの波を意識して作っているか、や、鳥山さんアニメの版権の裏話など実に興味深いお話を聞くことができました。

平和パチンコ大会

メーカーの平和は、まだパチンコの新台が市場に導入される前にファンが試し打ちができる大会を設けられていたことがありました。2003年10月25日に「平和パチンコ大会」が大阪元町で開催され、私も参加いたしました。

平和もまた、何名かのメーカーの方がHPでファンと交流の場を設けられていました。このパチンコ大会においても、ドンスペシャルが好きという「村長さん」、Fパワフルが好きという「豚ジャスさん」、花満開が好きという「液蔵さん」、キングホー助が好きという「ワルガメさん」、ブラボーファイブが好きという「しおこんぶさん」らが運営をされていました。何気に他社の機種が好き、とされた方も多かったあたり、忖度無しでいい、と思ったりしましたね。

私は豚ジャスさんに、その時の実践機「ゴルゴ13」の大当たり確率が表記よりも甘くされてる想定を伺ったりしました。「関係者の方ですか?」と驚かれましたね。パチンコ大会はラジオでも放送をされていました。当時流行ってた、平和が世に出した「スキップ機能」。もしこの大会での該当機にもこの機能があれば、バリバリスキップする気満々でしたが、残念ながらゴルゴ13は非掲載でした。まあ、新台の演出を楽しんでもらうという目的が度外視される台は不適当でしょうけど(苦笑)。

大会は、10組中8位、と残念な結果でしたが、沢山のパチンコグッズを頂き、HEIWAロゴ入りの大きな紙袋を下げて街中を歩きました。当時、一緒に歩いたのが、奥村オフ会で知り合ったコアな論客であり、大会で優勝をされたMさんでした。

また、平和が「HEIWAパチンコトーク」と題してパチンコに関するちょっとした文面を広く募集をされたことがありました。この採用された「トーク」は2002年1月8日の朝日新聞に掲載されました。

「昨日どうだった?から始まる いつもの会話」じゃじゃ ・・・も掲載されました。

パチンコ川柳

メーカーのエース電研は、aaaという社名にされていた時にHPで「パチンコ川柳」を募集されていました。

パチンコ川柳は、この悠遊道で私のコラムを掲載させて頂いていた当初は、文面の締めに載せていたこともありましたが、aaaへのパチンコ川柳募集にも参加していました。

そこでは「玉流師匠」さんが応募作品の評価をされていました。味のある前向きな評価が多かったですね。

そして私の応募作品で、「良句」の評価を頂いたものがいくつかあります。そのうちの3つを紹介いたします。

激熱だ! ガラスに映る 背後霊

夜半過ぎ 頭にめぐる 効果音

おっ!魚群 ドツく準備の オヤジ達

既にHPなどの閉鎖時にパチンコ川柳応募も終了をされてしまったのが残念でした。

このように人との交流はいいものです。パチンコ機とはいつもホールで交流できるわけで、これはアリ?という疑問はあれ、嫌いになるようなメーカーさんは、無いですね。