皆さん、こちらの動画はご覧になられましたでしょうか?
チームタンポポ&岐阜レトロミュージアムの館長様という、レトロパチンコ好きにはたまらない組み合わせの対談!と、見る前は思っていたし、お酒片手に見ながら気楽に楽しく拝見できましたのですが……
先週、動画の撮影で岐阜レトロミュージアムにお邪魔してきました。これで計4回目かな?
毎回、見知らぬ台との出会いがあり、今回も充実した撮影となりましたが、個人的には、それ以上に岐阜レトロミュージアムの館長さんとじっくりお話する機会があり、それが一番印象深いツアーとなりました。
岐阜レの杉本館長さんは、初めてお会いした時、一瞬で
「あ、絶対怒らしたらアカン人や…」
とビンビンに感じていました。
単に体が大きい(身長2m超?)とか、新参YouTuberに対して愛想が無い(当然)とか、そういうのも勿論あったのですが、何というかこう、オーラを感じる人っているじゃないですか?
杉本館長からは、初対面でバリバリにそれを感じたんですよね。
こういう活動をしていると、当然色々な場所にお邪魔するわけで、その都度撮影許可を頂きます。しかし、初めて訪れた際、撮影許可は頂けたものの「どんな動画か、公開前にチェックさせて下さい」と向こうから言われるパターンというのは非常に少ない。
編集後、公開したら教えて下さいねーというケースは多いのですが、事前チェックという時点でもう、ご自身が管理されているレトロ台、そして岐阜レトロミュージアムへの並々ならぬ思いが表れているように感じ、それ以来、お会いする時はいつも自分の中に大きな緊張感がありました。
そして、チェックのやり取りの為にと杉本さんのご連絡先を伺って以降、動画以外の件でも少しだけやり取りする機会もありました。
そんな中での今回の遠征。さらに岐阜レトロミュージアムに訪れているタイミングで、前述の対談動画が公開されたものですから、現地で少しその話題になったところ、動画では語られなかった裏側のことも少しお話ししてもらえました。
動画は前後編で30分くらいですが、実際には4時間くらい喋っていたそうで、そこには表に出せない話が多数ある事、過去、閉店したホールから台を引き上げてくるのが如何に過酷で、如何に激しく危険な人間模様があったか……その片鱗を教えて下さいました。
ジャックインの佐藤さんと岐阜レトロミュージアムの杉本さんのコラボが、どれだけミラクルな事なのか。
ボクも含め、ほとんどの人が動画を見ただけでは分からないと思います。
実際、スーパーコラボと言われてもピンと来ないからなのか、あまり動画の再生数も回っているとは言えません。しかし、お話させてもらい
「なるほど……そらスーパーコラボですわ……」
という思いが深まったのは間違いありません。
なんでしょう、これまで岐阜を訪れるたびに「まだ見た事ない台やー(喜)」って気軽に打ったり撮影したりしてきた自分が恥ずかしいw
だって、ボクには絶対できない事を杉本さんは長年やって、そして今があるから。
岐阜レを開くにあたって、何故あの場所を選んだのか、何故パチンコの玉出し、パチスロのメダルでの営業許可が中々おりないのか、各地のゲーセンがどんな苦労をしてるのか……そこには決して表には出ないけれど重厚なストーリーが確かにあります。
世間一般からしたら「なんでそこまで」という強い思いがあって、そうして初めてパチンコ・パチスロの歴史に触れられる場所が今僅かながらある……そんな裏側を少しだけ知ることができました。
ちなみに、聞いたお話の中で言える範囲のことを一つ。
レトロ台の引き上げはいくつかグループがあったそうで、ジャックインの佐藤さんと杉本さんは別のグループだった、という話は動画内でも語られていましたね。
そのグループ内の人間模様も、当然色々あったそうです。
そういう組織?情報網?に属す方たちというのは、皆レトロ台のコレクターなわけですから、普段は情報共有など様々な形で協力し合っていても、いざ引き上げの現場で「これは1台しかない」「誰が持っていく?」となると揉める事も多かったそうで。
今のSNSとまではいかなくともネットを活用するようになった頃には、そこでの情報の取り扱いにみんなが神経を尖らせていたそうです。
その辺の話は、ボクもむかーしオンゲーでレアアイテム目的の数十人のグループにいた時、嫌というほど見た景色でしたから、分かる気がしました。まぁこっちは所詮ゲームのデータ、あちらはリアルな“ブツ”の奪い合いですから、レベチすぎて熱量含め比較にならんすけどね……w
そして思ったのが、あぁ、ボクはやっぱりやれない、と。
そういう場面に遭遇すると「いーよ、俺は最後で」と、欲しい物より揉め事回避の方が勝ってしまう自分のような人間は、改めて杉本館長さんやチームタンポポの皆さんと同じことはできないなぁ、と感じました。
でも、ボクにはボクの役割があるとも思いました。
誰もが全国でも数少ないレトロパチ・スロゲーセンに行けるわけではありませんからね。だからこそ、このサイトや動画を通じて、レトロ台は勿論、パチンコパチスロの歴史、そこにまつわる人々の歴史を、楽しく、正しく伝えていく。興味を繋いでいく。
レトロ台が欲しい?実機を打ちたい?
それは、ボクの力で叶えられる事ではないけれど、レトロ台の打ち方が知りたい?歴史が知りたい?そういうのは悠遊道さんに聞いたらいいよ、と。いつかそう言われるよう、今日からまた編集頑張ります!!
■万回転 プロフィール
- 1978年生まれ ♂
- 累計15年間パチプロしちゃってごめんなさい
- CR銭形平次の捻り打ち動画をアップしてしまいネットでプチ炎上した事を機に安田プロと個人的な親交が生まれ、悠遊道へ寄稿する事に
- 色々あって完全にパチプロを引退。
- 現在は悠遊道動画チャンネルの何でも屋
■レトロパチンコマップ
下記地図にないレトロパチンコを打てる場所をご存じの方、地図完成のために情報提供のご協力何卒宜しくお願い致します。
「そういうことではない」と言われそうですがコメします。(いつもそうか😜)
動画内で語られていた「フィーバー以前のワケのわからない時代の台」や、フィーバー、ゼロタイガーと同時期の「それ以外の台」というのは、自分のパチ歴(という程のものではないが…)の中で未だ整理されていない思い出の機種たちであろうと思われます。
見かけたら、万さん、しっかり撮影してきて下さい😉
当時の自分の心持ちを思い出すのも“いいもの”ですから、例えそれが多少苦いモノであっても😁
ああ、言い回し、ステレオタイプ😣
大貫妙子「みずうみ」
岐阜レトロさんへは残念ながら未だ伺うこと叶いませなんだが、動画で拝見する限りでの台の状態などを見るにつけ、その思いは十分に感じ取っていたつもりでした。
この度の動画を見て、納得した次第であります。
岐阜レトロさんは場を提供する。万回転さんは多くの方に見てもらう、知ってもらう。我々はそれを享受する。
そこに同じ思いがあれば花。無ければ花ならず。
取り敢えず、またクーデターを打ちたい禅寺丸ですw
>>ギルBさん
今回の岐阜レツアーで、実は2台1979以前の台を撮影しています。が……編集的に出せませんでした(すみません)
その頃の台は館長さんですら名前も分からない(というかそもそも一般向けの機種名が無い?)台も多いようで、YouTubeの視聴者層に求められていない感があるのと、自分の中でもその年代の流れが全然把握できていなくて、表に出せるクオリティを担保出来ないと感じてしまっています。
勿論、データとしては残してあるので、いつか、自分がしっかり勉強した上で、と思っています。
>>禅寺丸さん
(営業時間が短すぎて打ち足りない事を除けば)本当に素晴らしい場所です!w
何故あの場所を選んだのか、とか杉本さんは本当に台ファーストかつ営利を成り立たせるためにすごく色々な事を考えてらっしゃる。禅寺丸さんなら行けば間違いなくそれらを感じられると思います。
いつか、一緒に行きたいですね(^ω^)