敢えてそうしているワケではないのですが、何故か実戦時に『ホールの主力機種』や『旬の機種』を避ける事が多いです。

例えば、私の過去の実戦記やコラムの中で触れた機種を振り返っても、王道機種は少なめ。

5号機時代も、長期に渡って稼動・人気を維持していた『バジリスク~甲賀忍法帖~絆(エレコ)』はほぼ打たずに、バラエティコーナーの住人となっていましたからね。

ただ、勿論ながら実際に触ってみて『面白い』と思えた機種であれば、主力機種や旬の機種であっても実戦対象に汲み入れる事に抵抗は無いです。

現に、先月ようやく初打ちを済ませた某機種なんかも、あっと言う間に私を虜にし、実戦対象として優先度高めの位置付けとなっています。

という事で、導入・稼動開始から半年以上『その機種』触らずにいたのを悔やむほどの推し機種と対峙してきました。

↓の広告を挟んで、その実戦をお届けします。

・実戦ホール
  →筆者地元(都内)の駅近郊スロ専店
・ホール特徴
  →王道機種構成、低貸しアリ
・交換率
  →46枚貸し・5.2枚交換
・実戦日
  →令和 5年 3月 5日(日)
・実戦開始時間
  →10時00分頃

実戦日が実戦店の旧特定日かつ、お目当ては人気機種。

そして、実戦データを採取するという意味では角台の方が望ましいので、諸々を勘案して開店前から並ぶ事に。

正直、開店前から並ぶのなんて、いつ以来なのかも判らないです(遠い目)

並び順入場の3番手で迎えた開店時間。手指消毒を経てお目当ての機種のシマへ真っ直ぐ向かい、無事に角台をキープ。

という事で、本日の実戦機種はこちらです。

甲鉄城のカバネリ(Sammy)

昨今の機種では珍しく『別パネルVer.での増産』もかかった人気機種ですね。

コンテンツ自体は7年前に深夜枠で放送されていたアニメであり、2021年4月にパチンコが、2022年7月に本機が導入開始となっております。

アニメの方はリアルタイムで視聴した上にめちゃくちゃ好きな作品なのですが、何故か本機に初めて手を出したのは、導入から半年以上が経った2月の中下旬頃

稼働が落ち着いた頃に触るつもりが、その出玉性能や狙い所の多さ、ヒキでどうにか出来る部分等が多くの打ち手を魅了したようで、稼働が落ち着くなんて事はなく。

気付けば、完全に機を逸したまま年を跨いでしまっておりました・・・(遠い目)。

そして、先月念願の初打ちをした結果、私も見事に魅了された次第ですw

本機のゲーム性ですが、出玉増加のメインはSTモード「KABANERI OF THE IRON FORTRESS」当選後のST→擬似ボーナス→ST・・・のループとなります。

通常時は、G数若しくはCZからのボーナスの初当りを目指し、それがエピソードボーナスであれば150枚の払い出しを経てST直行、駿城(はやじろ)ボーナスであれば20G間でST自力獲得に挑む。といった流れになります。

そして、本機で重要な役割を果たすのが・・・

  • 左リールの赤シンボル:無名(むめい)
  • 中リールの緑シンボル:生駒(いこま)
  • 右リールの紫シンボル:美馬(びば)

で構成される各種チャンス目
※各シンボル単独チャンス目、2シンボル複合チャンス目、全シンボル複合チャンス目(オールスター目)

この各種チャンス目で『CZの為の内部ポイント加算』と『ST中のボーナス抽選』が行われます。

で、あまり説明が続いてもアレなので、後は実戦内容に沿って適宜説明を入れるとしましょう。

と言う事で、マイスロのパスワードを入れて実戦開始です。

動きがあったのは投資4本目。92GでG数前兆『千本鳥居』へ移行し、無名とカバネの対決演出に発展して・・・

あっさり勝利!ありがとうございます!

旧特定日ゆえに全リセと踏んでいましたし、G数的にもリセットの気配が濃厚ですね。

告知されたのは・・・駿城ボーナス。

20G間で獲得したポイントによってST突入抽選となりますが、突破期待度約20%とまぁまぁ狭き門となっています。

と言う事で、6300ptでジャッジ演出に挑むも、類に漏れず失敗・・・。

ただ、本機は駿城ボーナスであれば液晶G数は継続となりますし、仮に駿城→失敗が続いても前述の通りリセット濃厚故にその恩恵である天井短縮にて液晶G数が650Gに到達すればエピソードボーナス=ST獲得となります。

また、この状態ならば理論値上設定1でも機械割が100%を超えていますので、天井も辞さない覚悟で淡々と追います。

という事で、次に動きがあったのは・・・

498G(液晶601G)にて、2度目の生駒CZを無事突破!

追い銭15本を投じ、途中で無名CZと生駒CZ失敗を挟んでいる上に液晶のリセット天井も間近ですが、そんな事で心が折れていたらカバネリは打てません(真顔)。

そして、内部のBBランクがあがっていないのか、ここでも駿城ボーナスかつ20%は突破ならず。

ただ、液晶G数はもうリセット天井目前ですので、駿城で得た僅かな持ちメダルでも・・・

液晶655G、『貫け鋼の魂』経由でエピソードボーナス告知!是即ちST確定となります。

ボーナス消化後に始まる出玉増加のメインであるSTモード「KABANERI OF THE IRON FORTRESS」ですが、「加速:5G」+「共闘:17G」+「覚醒:3G」の25G+αで構成されています。

勿論、パチンコのST同様に、規定G数以内に擬似ボーナス(払い出し:200枚~1,000枚)を引けばSTは再セット、そのループ期待度は75%となっています。

で、ここでも重要なのは3色のチャンス目

STパートやカバネリ高確との兼ね合いによって期待度は変動しますが、最低でもチャンス目から25%でボーナス当選となります。

そして、肝心のチャンス目出現率は、内部数値全てを合算すると1/9.99という破格の軽さ!

チャンス目当選時に内部で処理される押し順ナビ発生抽選なんかも絡んでくるので、確率通りにコンスタントにチャンス目が出て来るワケではないですが、それでも十分チャンスはありますし最後の1Gまで諦めずにレバーオンに力を込められるゲーム性だと思っています。

と言う事で、本日1発目のSTに挑むと・・・

  • ST1: 7G カバネリボーナス(生駒:200枚)
  • ST2: 1G カバネリボーナス(無名:237枚)
  • ST3:18G カバネリボーナス(無名:334枚)
  • ST4:11G エピソードボーナス
  • ST5:16G カバネリボーナス(生駒:200枚)

と、これまでの低調っぷりを覆すようにSTループを決めて、この時点で総獲得枚数が・・・

983枚。

勿論、此処までのSTも叩きどころですが、おそらく次のST6が勝負どころ!

チャンス目を射止めては連続演出に入るも当らず。と言うのを2度繰り返してヤキモキするも・・・

27Gを要して勝利!

そして、やはりここで内部的な条件を満たしたようで、出てきたのは・・・
※獲得枚数約1,000枚越えとも言われていますが諸説アリ

エピソードボーナス『燃える命』。ST一発目から大量獲得を目指す上での第一関門に到達しました。ありがとうございます。

このボーナス消化後は、ST再開ではなく特殊ATである・・・

『無名回想』に突入します。

継続G数は70G又は100G、純増は0.3枚と少ないのですが、ココは出玉を得る事が目的ではなく、チャンス目を含めた小役でポイントを蓄積させて1~4まであるエピソードの獲得を目指す。と言う区間になります。

そして、無名回想到達時点で消化後は上位STである『美馬ST※1』突入となり、無名回想でエピソード4獲得or最終ジャッジ『無名の祈り』成功で最上位ST『裏美馬ST※2』突入となります。
※1:ST保証Gが25→30となり、ループ期待度が80%にアップ
※2:ST保証は美馬同様30、ST中もベルナビ発生(純増6枚/1G)、チャンス目も最低33%でボーナス当選と、全てが破格。ループ期待度95%!

勿論、超高火力の最上位ST『裏美馬ST』に叩き込むのは、非常に狭き門

エピソードもポイントが溜まれば必ず獲得ではないですしね。

で、この無名回想はというと・・・

どうにかエピソード3までは獲得するも、そこが私の限界でした・・・(遠い目)。

・・・でもまぁ、此処からは上位STですし、エピソード3つ獲得の恩恵で上位ST初回は全チャンス目が高確扱い。

ループ期待度も上がっているので、まだまだ出玉は止まりません!

・・・と、そう思っている時期が私にもありました・・・orz

美馬ST初回をノーボーナスで駆け抜け、無名回想突入時点から20枚ほど減ってST終了とか、笑えないってばよ・・・。

でもまぁ、美馬ST到達によって有利区間リセット=天井が650Gとなりますので、チャンスはまだ持続しています。

という事で、2撃目を目指して打って行きます。

すると、82Gと浅いところで無名CZから駿城ボーナスを射止めるも、4,500ptで失敗。

その34G後の液晶125Gにて、累積G数契機と思しき駿城ボーナスを射止めて・・・

これが3,500ptながらも、最後に引いた美馬チャンス目で内部的な加算があったのか突破!ST2発目ゲットです。

このSTが・・・

カバネリボーナス生駒で400枚払出し等を射止めるも、連チャンには恵まれずの447枚で終了。

でもまぁ、一箱+下皿満タンの出玉があれば、展開的には上出来です。

ここで勝ち逃げするという手もありますが、今のところ自身が『引けている状態』ですし、ココは貪欲に追います

すると・・・

113Gにてゲーム数と思しき駿城ボーナスから10000pt(MAX)到達で3度目のSTを射止めるもノーボーナスで駆け抜けて、その後、103Gにて美馬CZから射止めたエピソードボーナス経由の4度目のSTもノーボーナス駆け抜け・・・

数行前に『引けている状態』とかほざいていた己を葬りたくなりますね・・・(白目)。

ただ、未だボーナス自体は早めに引けているのが救いでもあるワケで。

それを拠り所に折れる事無く追っていくと、お次のSTは駿城ボーナス→スルーを1回挟んだ、累計256Gのエピソードボーナスから。

ココは3連続STスルーは免れたものの、連チャンせずのボーナス1回のみ・・・と、ジワジワ削られた持ちメダルの回復には到底届かずじまい。

それでもめげずに打って行くと、駿城スルーを1回挟んでの累計461Gでエピソードボーナス!これで6発目のSTです。

また大きな一撃が欲しい。と奮闘するも・・・

スルーと単発は回避出来たが、何とも中途半端な感じの457枚獲得で終了。

その後135Gで生駒CZ自力成功からエピソードボーナスを射止め、これまた中途半端な連チャンにて483枚獲得

早目のST獲得だったので、この2発でそれなりにまとまったメダルは得られたものの、ピーク時には遠い感じです・・・(遠い目)。

ただ、早いST当選も取れていて、STもキチンと連チャンさせられている。と言う事で、何となく『波』の気配はありますので、でもうワンチャンス追います。

すると・・・

106Gで当った駿城ボーナスからST獲得に繋げられず、その次の当りが676G(液晶796G)とハマりにハマったところでの無名CZからの自力当選

なお、持ちメダルは全て消え、此処に来て1本買い足しています。『波』なんて無かった・・・(嗚咽)

とはいえ、ここまでハマってCZ失敗も経ているので、内部のBBランクは上がっていたのか、告知されたのはエピソードボーナス

此処でせめて半箱は。との思いを込めてSTに挑んで・・・

この流れから、3回目となるSTスルーという見事なオチを喰らう羽目に・・・orz

100Gの千本鳥居は見ておくか・・・と、ここでも追い銭が3本。そして無慈悲にも100Gのゾーンも空振りに終わる・・・

STスルー後ゆえに天井短縮状態ではあるものの、この展開に心が折られ、此処で撤退を選びました。。。

投入: 1,058枚
回収:   0枚
差枚:-1,058枚
※マイスロのキャプチャはこちら(別タブ・別ウインドウで表示)
※詳細実戦データはこちら(別タブ・別ウインドウで表示)


2発目のST後あたりで勝ちを確信していたハズが、何でこうなった・・・orz

まぁ、如何せん波の荒い機種。更には設定的に強い根拠もない状況で追えば当実戦のような挙動となっても不思議ではないですし、それを承知の上で打ったので、致し方ないです。

それにしても、コンテンツ好き故の忖度を抜きにしても、ゲーム性や演出の魅せ方等々、ホント打ち応えのある機種だなぁと、改めて実感しました。

STに入れさえすれば、そこから先は人間設定でワンチャンどうにか出来る部分も、私にはピッタリですしねw

そして、本機はおそらく今後も実戦記で出てくると思いますし、いつか完走や爆裂、裏美馬STなんかを見せられたら。と、目論んでいます。

そんな目論見を文字にすることで言霊効果を期待しつつ、実戦記を〆たいと思います。

(K.S.Yuki)