もうだいぶ昔ですが、現在はアメリカで活躍されているこんまりだかこんもりだかいう「断捨離」の概念を日本に定着させた女性がいました。

処分するか否かの基準が「ときめくか、ときめかないか」というもの。「俺か、俺以外か」は理解できますけど、この「ときめき」ってのがイマイチはっきりしない感覚で、あまり捗っていない状況でした。

ところが支援先を見つけてから、だいぶ片付いてきています。ブランドものはさほど持っていませんが、ちょっとだけいいバッグがありましたので、それらも全部えいやっ。売ったお金が国境なき医師団に渡る手続きを取りました。いわばエゴとエゴのみたいなノリと、これもう、終活の一環かなと思いつつ。

ところがどうしても処分出来ないＧジャンがあります。

かれこれ30年近く前のもの。サイズが合うとか素材がどうとかじゃなしに、処分できないのは「ときめくから」というのが理由な気がします。反面、サイズも合うしカッコイイのに手放した革ジャンがあります。それは似合わなくなったからでした。こういうのって年齢が上がるごとに増えていくものなのでしょう。やっぱ年相応ってあるのね。

さぁ、この「ときめき」ってやつは、パチンコでもあるのではないでしょうか。

プロたちはさすがに、好き嫌いだけでない立ち回りをされるかと思います。ここでちょっと話が逸れますが、好き嫌いはないにしても「得意／不得意」な台というのはあるのではと。相性だなんて言っちゃだめだとさんざっぱら言われて来ていますが、その辺の感覚を「相性」と呼ぶんじゃないだろうかとも思うんですよ。止め打ちなども関係してくるのかな。

食に超保守的な私は「決まったもの」を頼んでしまうクセがあり、それはパチンコでも同じ。好きな台しか打たない傾向にあるんです。さすがに全く回らなければ移動しますが、どのお店でも、まず自分が好きな台。

しかもサブホのインデックスを「よその子」呼びしてしまうほど、「その店のその台」というこだわりが非常に強い。擬人化みたいな感じでしょうか。エッフェル塔と結婚（その後に浮気を経て離婚）した外国人女性が話題になりましたが、どうもそっちに近い感覚があるようです。

わたしの萌えとは

待機中に「くはあぁ…」と口を開けるネッシィに悶える変態ゆらゆらフェチであると知ったＫさんやじゃじゃサンから「遠山の金さんの猫がゆらゆら系で可愛いよ」と聞きました。まだ打っていないので、調べて動画を見ましたが残念、可愛いけど好みのゆらゆらではありませんでした。好みのゆらゆらてなんやねん。

それは「まるで生きている」ようなぬるついた動きでなければならず、萌えに不可欠なはずの「可愛い」は関係ないんです。たとえばインデックスのラッシュでのパト告知モード。ビリビリさんもインデックスさんもこっちを向いてまばたきをして左右にちょっと揺れていますが、全くダメ。あれっ？萌えないけど打ち続けるインデックス。萌えるのに打たなくなった海。萌えとときめきはベツモノなのかしら──。

などと奇妙な事を言いつつ、好みだなって思ったパチスロは「ゾンビ版の龍が如く」だったりします。セリポンさんが所有されてるバイオハザード（リールが４つ）も面白いなと思いました。パチンコではリングが初めての台なので、ホラー好きってだけかも知れませんね。

何故ホラーが好きかというと、笑えるからです。怖いのに笑う。その辺はまたいつか書きますが、そう言えば悠遊道の変幻自在ライター：あしの氏もホラー映画に超明るいんですよ。そこで私も映画ライターのはしくれ。いつかタッグを組んで、ホラーに関する何かを作りたいと頼んだりしたものでした。

スロットと言えばそろそろジャグラー（① ② ③）以外も打たないとな～。零？という台が怖いと聞いたので、探しています。他にも「あれは怖いで」という機種をご存知の方は教えてください。リングのような体育会系のやつがいいですね。いちいち飛び上がりたいものです。

以前、弟がパチンコ台を何台か持っていると書きました。母親がどんなに捨てろと怒っても、絶対に捨てないのは、やっぱりときめいているからでしょう。私も実機が欲しいと思いつつ、まだ１台も手に入れていません。ときめく。そんな思いにさせてくれる台は、ここんとこ出ていない気もします。誰か俺に萌えをくれ～！

まっきゃん全記事