先週、勢い余ってパチンコ半引退宣言をした万の字ですが「とっくの昔に隠居状態だろ!」というツッコミを受けないまま1週間が過ぎたあたり、ボクの活動が認知されてきているようで何よりです。
そういう人にしかこのブログが見られていないっていうだけなんですがw
ホールでの勝ち負けに、もはや情熱はありません。やれ三共の株価がストップ高になったとか、やれワンチャン設定師さんがXを賑わしてるだとか、それらはもはやボクの生活とは違う世界線での出来事。
妻の退院と子どもの発熱とが重なって、治療の影響で免疫力がバリ下がりの妻が帰ってこれなくなり、そんな時に頼れる祖父母もコロナになって、必然的に(大分長い事)疑似シンパパな状況の中では、業界を賑わす物事の全てが些事に思えて、いよいよオワコン感が漂っております。
それでもパチ・スロを打ちたい熱意だけは何ら失っていない万の字は、今週動画CHの撮影を担当してくれる方と一緒に巣鴨のライズさんに行ってきました。
巣鴨に行ったのも、もういつ以来だろう。
久々に福生の地に降り立った時にも感じた事ですが、たった3ヶ月前に自分の生活が大きく変わって以来、そこに懐かしさを感じるというのは、それだけ動画にかけたこの数年間が濃厚だった証だとも思います。
そして、新しいメンバーが撮影するにあたって「その紹介とご挨拶は直接せねば」という思いで巣鴨に向かう最中、店長さんにLINEを送ったところ、自分の状況をご存じだったようで、励ましの言葉を頂けました。
失礼を承知で言えばライズの店長さんは、タンポポのひげ紳士さんやハザマさんのように決して万人受けするような愛想の良いタイプではありません。
気さくに話しかけられないような、独特なオーラをお持ちの方で、岐阜レトロの杉本館長さんに近いというか、あくまでもお客さんとスタッフという一線を自ら崩すような方ではないようにこれまでお見受けしてきましたし、常に失礼のないよう程よい緊張感を持ちながらやってきました。
そんなライズさんで撮影させて頂いた動画の中には、たまたま入替のタイミングの時にボクが店内にいて、許可をもらって撮影した動画に対して
「俺が予約した台なのに勝手に撮影しやがって」
みたいなコメントがついた時もありましたが、そうした話は店長さんの耳にも直接届いていたようで、以来、店長と撮影者という特殊な関係の中で色々な話をさせて頂き、少しだけ距離が縮まったような気がしていました。
そんな中での活動休止だったので「あぁ、結局なんの役にも立てなかったな……」なんて思ったものですが、今週それらが決して無駄な歩みではなかったと思えたのは、小さなやり取りの、でも僕には大きな喜びの一幕でした。
業界全体でカジュアルユーザーを育成しないまま数世代を経てここまで来てしまうと、相当シンドイじゃろな。オンライン対応も出来ていないし、もはや慌てて新規を育て様にも「入口」がない。 https://t.co/a2OgEtpG81
— 木曽崇/Takashi Kiso (@takashikiso) September 22, 2023
リプ欄もちゃんと読んで欲しい話ですが、(数年前から小さな声で)ボクもずっと言ってきたように、オンライン対応もせず金太郎飴なデジパチ一辺倒で突き進んできたパチンコ業界は、過去とは違うフェーズでタコが自分の足を食っています。
かつて業界が盛り上がった時が射幸性の高まりとイコールだったのは間違いありません。ただ、そこには同時に他業界と比肩し得る遊技性としてのイノベーションがありました。
それから更に時代が進み、多様性が広がって、その変化についていけていないまま射幸性だけにすがっているのが現状です。それは過去との大きな違いです。だからこそ、タンポポさんを始めとするレトロ台に懐古する人が増えているような気もしますが、それはまぁ何のデータも確証もない印象論。
パチンコ業界という、ものすごい大きなお金と力が動いている世界からすれば、レトロ台界隈というのはとてもとても小さな世界ですが、過去なくして今はないし、今がつまらなくて過去に懐古する人がいるならば、それは一つのアンチテーゼなのは間違いありません。
そして、どれだけ液晶が派手になろうが、役物がデカくなろうが、ヘソで抽選するのが全てのデジパチが1K7回転しかしないなら、そんなパチンコ死ねばイイと思ってしまう口として、小さな世界の小さな喜びを自分の力に変えていき、それが明日に繋がると信じてこれからも頑張ります。
その前にとりあえずチビの熱、下がってくれないと何も出来ないんですけどね……w
■万回転 プロフィール
- 1978年生まれ ♂
- 累計15年間パチプロしちゃってごめんなさい
- CR銭形平次の捻り打ち動画をアップしてしまいネットでプチ炎上した事を機に安田プロと個人的な親交が生まれ、悠遊道へ寄稿する事に
- 色々あって完全にパチプロを引退。
- 現在は悠遊道動画チャンネルの何でも屋
■レトロパチンコマップ
下記地図にないレトロパチンコを打てる場所をご存じの方、地図完成のために情報提供のご協力何卒宜しくお願い致します。
ホント子供って熱だすよね、特に保育園とか通いだすと。
でも将来のためにはちっちゃいうちに一通り罹ってしまう方が良いのかもしれない。私は高校生の時にバンドのステージが迫る中おたふく風邪に罹ってしまって色々たいへんだった経験があります。あ、でも水疱瘡はやると大人になってから帯状疱疹になりやすいらしいから気を付けた方がいいかも?
パチンコの方は199~129辺りに視点が振れて来ている様なのが期待したいトコロかな?回らなきゃおんなじなんだけど…😓 いっそ単位時間あたりの出玉規制をもっと厳しくして、今の“速い”ヤツを駆逐してしまえば良いのになんて事も思います。そうすりゃ“羽根”の復活もあるかも?あ~釘が叩けないかあ、今のパチンコ屋😣
ギルBさんの仰る通り、釘を適正に叩けないとハネモノの運用は難しく、運が良くなければ勝てないという万年釘に落ち着いてしまうんですよね。。
加えて、換金率2〜3円がハネモノを活かせる環境であり、いつしか業界が高換金率化へと進んで一気に廃れました。
打っていて、こりゃ勝てないわと気づきやすいですし、鳴きや寄りもストレスフルな調整になりがちですから。
複合的な理由で、ハネモノの復権は物理的に有り得ないと思います。
というか業界自体の右肩下がりがどこまで続くのか、底が見えませんよね。
とりあえず10年後、全国5千店舗を切るのは魚群リーチな気がします。
何はともあれ、季節の変わり目ですし、ご家族ともども一層ご自愛くださいませ。
万回転さんの、美しくてユーモアも忘れない唯一無二の文章に、毎週癒されています。
熱はすぐ出ますよね。でも、回復も早い。あと動き出すとケガが増えます・・・そちらもお気を付けを。
アナログはゴトとの戦いが多いのと店が扱いきれないくさいのが現状を物語ってる気がします。
釘師という職業が復活しないといけないくらい繊細な台が増えると面白そうですが・・・
この「ホール運営会社社長」って私の地元のあのジジイですよね?
ちょっと読ませていただきましたが、まあ、そう思って書いてるんでしょうが、地元民や社員から聞こえてくる話とは随分乖離があるなぁ……。タンポポさんの爪の垢を煎じ……ゲフンゲフン
とにかくチビ回転くんの、お早い快方を祈っておりますよ!
>>ギルBさん
そうなんですよね。熱は出すけど必要な事。
羽根の復活は……今の高コスト体質の業界の構造の問題として無理ですね。
台の価格を安く、でもメチャクチャオモシロイ物を作って、口コミでユーザーに広がる、そんな中小メーカーがあっても良いと思いますが、射幸性を求めるユーザーしか残っていない現状では厳しい道かと思います
>>ユニグロさん
高交換率と羽根物の相性は死ぬほど悪いですからね。
かと言って、交換率は換金を建前上認めていないお上の都合で法律に明記できない以上、自由競争になった結果の今なので、これから先低交換率に戻る事は大幅な法改正が無い限りあり得ませんし、つまるところ羽根物復権も無いという事です。
ただ、玉が減るだけの羽根物なんて超ツマンナイしw
超遅いレスにて申し訳ございません。温かいお言葉、ありがとうございます!
>>白いシローさん
個人的には釘という概念すら超越するようなブレイクスルーが無いと無理だと思っています。それをぱちんこと呼ぶかは別問題として。
>>禅寺丸さん
社長さんのあたりは全くつきませんが、今度お会いした時に是非詳しく教えて下さいw