12月のテーマは「今年のうちに!」というもの。キッパリなかったりします(笑)。普通ならサイト的に「今年のうちにアレを引きたい」とかとなるのでしょうし、そういったテーマであって然るべきでしょうが、打つのも難しい病気となってしまい、そういった機種固有の目標を作らなくなってしまいました。かといって、機種に拘らない普遍的な目標は、長いパチスロ人生でほぼやってしまっていますし。
「じゃ、テーマをスルーして違うことを書きなさいな」という声も聞こえてきそうですが「◯◯のうちに」という考え方をして大きく変わったというか、絶望的な不治の病に罹っている中、充実した日々を過ごせているような気がしているので、今回はその話を書きたいと思っております。パチスロの何十倍も大事なことだと思っています。
私がよく考えている「◯◯のうちに」は「体が動くうち」にほかありません。体が動かなくなる神経難病なもんでして。体が動くうちに何をしておくべきか。いろいろあるのでしょうが、まず今の状態をなるべくキープするリハビリ運動など、そして「親孝行」を考えています。
現在の体的にできることも限られています。大したことはできません。方向性も限られます。仕事など社会的な立ち位置といった方向は完全に諦めました。今さら頑張ったところで、病気という時点で、自分にはどうしようもないことが多すぎますから。親の散歩の見守りや付き添い。元気であれば、親孝行にも入らないような小さなことです。ただ、今の私にはそれが精一杯。してあげたいんです。
と、このような優先順位ができあがったのは、体が動くうちに、生きているうちに何がしたいか突き詰めて考えたからです。
ある日突然、死ぬこともあります。ある日突然、倒れて闘病生活が始まることもあります。私の場合、そうではなくて「徐々に弱っていって、いずれ動かなくなる」と分かっています。では、その前に何をやっておくか。考える時間の余裕は与えられています。これってまだラッキーなほうかもしれません。
だから「生きているうちに」やっておきたいことは、済ませておくべきです。「死ぬまでにやりたい100のことリスト」ですね。ぜひ検索してみてください。
私の場合、体的にできるかという問題も出てきますが。残りの人生で何をすべきか、整理したおかげで充実した日々を過ごせています。自分の行動のほぼすべてが、自分の体に関することか、親との時間を増やすことにつながっています。全ての時間、プラスの行動をできているというか。
なのでね。「今年のうちに」とかベタな年末テーマですが、定期的にやり残したことがなんだったか振り返ってみるのも大事だなと思った次第です。