ぱちんこ閑話休題

はい皆様ご機嫌麗しゅう!真冬の東北から、今月も謎のオッサンが凍えながらお送り致します!

さて今回は、動画サイト撮影の裏側の「おもひで」を語らせて頂きましょう。新しい切り口でございますので、好評ならシリーズ化ということで宜しくお願い致します。

関西を中心に今も頑張っている某サイト運営会社(実はナカムラが初代取締役なのは内緒)で来店演者を少々やっていた当時、まだ全国的にバリバリと来店告知もやってたし、今よりかなーりヌルい状況でホールに来店して、動画を撮って公開していたんですが…もちろんホールからお金が出てて、それが収入源となる。

出さない前提で呼ばれると悲惨

システムとしては、営業の人達がホールを地道に回って取ってきた案件に各演者が割り当てられていくんだが、もちろん人気の演者から順番に埋まっていって、最終的に余った案件がボクら不人気オッサン達に押し付けられていく流れ。呼ぶホール側も思惑が色々あって、基本的には「出す時」に目立って告知したいがために「○月○日□□来店っ!」とやるんだが…中にはそうじゃないホールも混じってきて、そういうホールは演者内でも押し付け合いになるのが常。やっぱりね、来店演者を呼んでそこでブッコ抜きしようとするホールも出てくるワケですよ。そういうホールは普段から過疎ってて、演者を呼んだところで大してお客さんも並ぶこともなく、ヘタすりゃ演者+カメラマン+数人なんて大惨事も何回か経験アリ。

プライベートなら午前中帰宅

行った演者は大前提として、朝10時開店から夕方まで約8時間(途中1時間前後の休憩タイム)の間、なんだかんだ言いながらも打ち続けなければならない。これがね、出す前提のホールなら高設定探したりして楽しいのだけれども、元からブッコ抜き前提の全台ベタピン確定のような状況だと「ひたすら苦痛」なのだ。どこをどう探しても設定1しか無い中で、規定の時間までは自腹で打ち続けて、公開する動画の見せどころをムリヤリ1ヶ所くらいは作らなくてはならない。

( ゚Д゚)あぁ…帰りたい…

プライベートで打ってるなら、帰るなり店を変えるなりするところだが、それも許されずそこで打ち続けなければならない強制拷問プレイは、なかなかキツイんですよ…マジでマジで。
そしてやはり、来てくれたお客さんに対して不機嫌そうなそぶりや表情を見せるワケにいかないので、そういうところにも注意が必要なのである。

演者のギャラ事情

演者のギャラなんてピンキリだけど、基本的にボクら不人気オッサン達はコミコミ10万前後になる事が多かった。行くホールまでの交通費や前宿泊でいくならその宿泊費、さらに「実戦費」も全部合わせての額となる。
多少なりとも実戦がプラスになれば問題ないのだが、クソ負けからのトータル赤字になったことも数え切れないww 前日から移動して丸2日潰れた上に、赤字で帰る時の寂しさったらもう格別に脳が病みますよ。節約のために帰りは高速使わずに、下道8時間かけて帰ったこともありましたさww

( ゚Д゚)どないやねんっ!

明らかに高設定挙動なのにヒキ弱過ぎで爆死も多々あったし、パチンコの旧MAX(1/399)で開店から当たり無しストレート負けもあった。必要以上にしゃべりで動画のデキを何とかしようとするもんだから、それが余計に疲れるし哀愁を漂わせるのよね…。

大轟沈

とある近畿南部のスロ専での撮影に呼ばれ、朝6時に家を出て高速飛ばして9時前に現地着。スロ専での撮影はパチンコに逃げられないので、最初から危険度が高いのだが…事務所にお邪魔して挨拶して軽い打ち合わせの際に

( ゚Д゚)「今日の狙い目は何ですか?」

と聞いた時、出す気のあるホールでは大概機種名くらいは挙げてくれるのに、ここで「何でもいいよ♪」という答えが返ってくる時点でもうね…イヤな予感なワケですよ、ええ。
案の定、一般のお客さんの数が寂しい並びと抽選を乗り切り、ある程度知っててしゃべれるAT機で実戦を開始するが、朝イチおはよう天井単発で撃沈し…なんやかんや打ち散らかして昼飯休憩の時には既に大轟沈なのだった。

( ゚Д゚)もうやだー(泣)

とグズってはみるが、カメラマン兼営業の人に宥められて後半戦へ…

つづく

※このコラムは遊技日本・本誌からの転載です※

遊技日本さまのご厚意により実現したものです。ご協力ありがとうございます。