みんな大好き攻略機・・・甘美な響きですね。個人的にも、古くはテンプターから、ブラボーキングダム、スカイキッズ3、アクダマンSP、アレパチアポロ1号、エキサイトラッシュ、アラジンデスティニー、蒼穹のファフナーなど、その手の機種が大好物でした。
ただ、それらの攻略機はメーカーやお店の意向とは反しているため、嫌がられ、短命で終わるのが常でした。羽根物サンダードラゴンは攻略できるとした某ライターさんが、SANKYOから攻略などできる訳が無い、とえらい怒られた、なんて話もありました。
そのように、玉の動きも楽しいアナログ機は攻略され、一部の手練れのみ美味しい思いをする可能性があるため、最近では滅多に出されなくなり、出されてもほぼ鉄壁(技術介入性激低)な作りとなりました。
しかし、私が知る限り唯一と言っていい、メーカーサイドが「攻略できるものならどうぞ」という、打ち手の技量を刺激するような機種を出したことがありました。それが、2004年11月に出された『CRアレパチ連発おはな』(タイヨーエレック 1/199.5)です。
個人的には、同時期にキズネタ機とも言えるエキサイトラッシュの攻略が発覚したことや、連発おはなが隣町のお店にしか導入されなかったため、数回遠征して打っただけではありました。ちなみに、私のサイト「じゃじゃもれ掲示板」でもよく書き込みをしていただいた、パチマガライターでもあるアンドレさんも、当時連発おはなを追いかけられていました。
メーカーサイドは、この機種攻略の難易度は激高であり、まず無理だろうとしていましたが、こういう場合は大抵打ち手の方が上回るもの。その難関を突破するプロ連続出となり、結局短命に終わりました。先日お会いした、タコラッシュミニやアップルシードを攻略されたミネッチさんなど、もし当時に現役なら目を輝かせながら攻略に挑んだことでしょうね。
この機種は、1/199.5のデジタルに当選後、開放する左の電チューに玉を拾わせ、下部にある動く橋役物を通せば晴れて出玉のある大当たり(出玉は約2000個)となりました。個人的にはアレパチアポロ1号を思い出させる仕様でした。
そして、大当たり中の13Rに再度電チューが開くミッションタイムがあり、同じく橋を通せば連チャン。そして橋の動きで弾くタイミングを調整しチョロ打ちで連チャン率を高めるという攻略があり、巷では10万発20万発出た情報が出回り、島閉鎖したお店も多発してしまいました。
私が行ったお店では、打ち止め制にて確か5万発制限だったように思います。まあ十分ですね。そして大当たり中の軽快な音楽も良かったです。
某凄腕プロが、メーカーのアナログ系機種の製作段階で攻略できるかどうかの検証を自分らプロに依頼したらいいのに、と言ってたりもしていました。
ちなみに、マイサイトじゃじゃもれ掲示板に書き込みして頂いたことがある、パチンコ専用チャンネルパチテレに出演されてた七瀬はなさんのHNも、この連発おはなから取ったと言われていました。
アンドレさんもそうですが、やはりアレパチで有名なタイヨ―エレックのおひざ元名古屋は特にアツかったようです。
あ~こんな名前でしたか、当時のガイド誌に攻略法が載って「へ~、なるほど👀!」と思いながら読んだ事は良く覚えています。冒頭の列挙された機種名を見ながら「あ、あれ、橋を渡らすヤツ、なんてったけなアレ?」とすぐに思い浮かんだように、なにやら大騒ぎになっていた記憶があります。
それからもう一つ思い出したのは、“玉を乗せる回転体が白く隠されているモノ”なのですが、それが“おはな”なのでしたっけ? そちらは白く隠された回転体のビジュアルが強烈に頭の中に浮かんでいて、確かその隠された中身が“見える”方法があり、狙い打てるというものなのですが…。
ギルBさん、コメントありがとうございます。
そう、橋を渡すヤツが、連発おはなでした。
そしてお書きの、回転体が白く隠されてるモノ、が同時期に出たエキサイトラッシュ(記事は2018年7月26日に掲載)。こちらは回転体の1周ごとのひずみ(軸の赤色部分の変化や、回転体表面のペコン、など)を見つけることで1/160の台が1/16の台になってしまいました。