エヴァ、慶次と並ぶパチンコのキラーコンテンツ牙狼。いわゆるパチンカーの大半(というかほぼ全て)の者がパチンコで知った、というヤツ。(エヴァ劇場版などパチンコ界でのブームが後押しして成功した、と密かに思ってたり)

牙狼が初めてパチンコとして登場をしたのは2008年でしたが、その直前、たいがー山本さん(大阪のパチプロライター)オフ会で「今度、ガロという凄い爆発性を秘めた台が出ますよ」と告げるも、皆「?と無言」。その後導入され、店内放送で女性店員が「ガロウがどうの ガロウがどうの」と連呼してたのも初期あるあるな思い出です。

で、その振動を利用した迫力ある演出や爆発力でもって絶大な支持を受け、シリーズ途中に出された「牙狼ファイナル」で終わることもなく毎年のように新作が登場し今に至ってるのは周知の事実ですね。2024年最新台が「牙狼11~冴島大河~」となってるのでメインとしては11作目のようですが、サブも合わせるともう20作を超えてるようです。

実は、私が悠遊道で書いた原稿について唯一ボツになったのは牙狼の話でした。シリーズ機種は伏せますが、表記と実際の現場での数字が乖離しその寿命が早まったお話でした。

で、今回は無難?にシリーズで1番打った「牙狼金色になれ」のお話です。登場は2014年(シリーズ5作目、1/399.6 ST突入率51% ST161回転)。プロの多くは「銭形平次」「牙狼」そして「真・北斗無双」へと稼働メイン機種が移り変わっていく、その過程の機種でもありました。

「牙狼は甘デジ」で有名なT村先生が漫画で「牙狼キイロになれ」と書いた(これも初期あるある、か?いや、あるあるはキンイロになれ、だな)牙狼金色(コンジキ)になれ、は初代から踏襲するヨンマル(大当たり確率1/400程度)タイプ。大当たり出玉に振り分けなく、右打ち中の当たりの全てがきっちり最大出玉となる点も人気要因ですね。

個人的に甘デジなら手を出すもヨンマルタイプは敬遠をしていましたが、地元のお店が大量導入をして釘を開けたことで、時には仕事帰りに打つことも。まあ、リニューアルオープンにより大量導入をしたと同時に貯玉制が廃止されてしまったのですが、カード残は全て使い切って良い、ということで牙狼につぎ込み、貯玉はあっと言う間に無くなりましたね。

これが分かってればもっと貯めまくってたのですが、まあ仕方ありません。そして時には仕事でお付き合いのあった方を誘ってノリ打ちも。やはりヨンマルタイプのノリ打ちは安心感がありましたし、夜パチでの調査で設置30台の中で最優秀台の把握も努めていました。

GARO保留、牙狼剣保留突き刺さりにアツくなり、牙狼剣を押し込め!でドキドキし、あの強振動や逆エンブレムに狂喜させられました。大当たり中にも流れる牙狼シリーズのテーマソング、聴いただけてワクワクさせられる名曲揃いだと思っています。

よく行ったお店も、「牙狼増台!」というチラシを入れてのアピールが積極的でした。まあ、1台増台であっても、ね。ということで毎晩のように通うという集中戦略でもって、短期ではありましたが2015年の牙狼金色になれ、の成績は、21戦11勝10敗。平均時給+3944(千円)となりました。改めてパチノートを見ますと、回転率21回(千円)程度の台を打っていたようでした。また、時間効率が良いのも牙狼の特徴ですね。

地元の別の某店がその次に出た「牙狼魔戒ノ花」を中古ながら40台もの大量導入した時のこと。当時、この牙狼シリーズを追っかけていたプロ連も全国的に多かったのですが、普段は閑古鳥のそのお店に見かけない連中が大挙押し寄せ、島占領状態に。私もその島に居たのですが、誰かが当たると右打ち中の捻り打ちが上手い人に代わったり。そして翌日、牙狼の島内通路中央にこんなデカデカと注意喚起板が立てられました。どんな事が書いてあったかというと。

1、出玉共有禁止 2、変則打ち禁止 3、止め打ち禁止 4、お客同士でのお金のやりとり禁止 5、計量カップ使用禁止 6、代打ち禁止 7、スマホ使用禁止 8、これらの行為を行った者、出玉没収&今後一切の出入りを禁ず

という怒りの注意喚起板。特に、スマホ使用禁止(スマホを使用した時点で出入り禁止のお店があるこの事実)には驚かされましたが、その後台が撤去されるのに時間はかかりませんでした。

では最後に、先週の私のブログ「T村先生1億達成記念特集」で最後に書いたコトについての答え合わせをいたします。

読者さんからの問い「電王が連チャンしません。どうしたら連チャンしますか?」に対してのT村先生のご回答は?

「Pフラやエアーの出まくる台を狙いましょう!!」 でした。はい、「よく当たり連チャンする台を狙いましょう!」と同意でございます。