ぱちんこ閑話休題

はい皆様、いかがお過ごしでしょうか。こちら東北は一瞬だけ秋が訪れて、すぐにまた厳しい厳しい冬になっちゃうワケですが、こんだけ夏の平均気温が上がったということは、冬もマイナスにならない程度で雪も無しで済ませてもらえませんかね?ダメですかそうですか。

さてさて、今回は前置きとは一切関係なく…また昔話に花を咲かせましょう。

予算の配分がおかしい

中部地方で店長してた頃、系列店と2店舗合計でザックリとした新台予算が組まれるのだが…店の規模的な要素も踏まえて概ね8:2or9:1くらいの配分になっていた。もちろんナカムラの店舗の方が2とか1の方ね。全体で500万なら、50万?100万といった塩梅。

( ゚Д゚)納得いかん!

と心の中で何度も叫んだが…本店の方は以前のコラムで書いた「元国体選手で、捕まえたゴト師の腕をチキンウイングアームロックで容赦なく折った鬼部長」が見ている店舗のため、何も言えないし言っちゃいけない。いのちだいじに。
そんな事情があったので、常に自店は中古入れ替えオンリー。本店は他店と比べると見劣りするが、一応新台を毎月少台数買っていた。しかし、店舗関係者以外はあまり知らない事実として…新台って輸送費がクソ高いのだ。特に少台数の場合はこれが堪える。

至高のコーヒータイム

どういうシステムかと言うと、新台はメーカーの工場から直接トラックで運ばれてくるのだが、これが新台1台であろうと20台であろうとチャーターで同じ料金なのである。工場を出る時に扉を金属で封印され、ホールで責任者が封印を切るのが慣わしで、これは一時期流行った「新台仕込み」を防止するためである。新台を運ぶドライバーが途中で買収されたり最初からグルだったりで、変な部品を装着された台が新台として納品される事が多発したので、こういう流れになったらしい。まぁ、ドライバーも途中のパーキングエリアで「うっかり扉の鍵を締めないまま長めのコーヒータイム」を取るだけで、なぜか助手席に謎の現金数十万円が落ちているというスーパーハッピーラッキーが舞い降りるので、ドライバーが進んでコーヒータイムを取るようになったのは、必然と言えば必然だろう。

常軌を逸したチャーター料

で、トラックのチャーター料金だが最低6万円(距離があればさらに加算)だったので、20台も買っていれば1台あたり3千円だが、1台でも6万円。これは弱小店には痛すぎる。そこで鬼部長の発案により、今後新台を買う場合は直接メーカーの工場へ自家用車で取りに行くべしっ!となった。ただし、暇そうなナカムラが。

( ゚Д゚)失敬なっ!ボクは近隣店で店の経費稼いでんだっ!

実際に細かい運営経費なんて申請するだけ無駄だったので、店の蛍光灯とか事務用品とか装飾品なんて、ほぼ全部近くの「ベガス」が会員カードを介して払ってくれていた。負けたら蛍光灯が切れたままなのだ。そんな苦労も知らないで、勝手に決めやがって!と言いたくても、鬼のチキンウイングアームロックが怖い。なので従う。でも実は、メーカーの工場なんて行く機会ないからかなーり興味があったのは事実。

エキサイト丸パク…

桐生系メーカー(SANKYOなど)は群馬に工場があったが、いわゆる名古屋系メーカーの工場は高速飛ばせば2時間圏内ばかりだったので…自分とこの新台じゃない台ばかりを取りに行くのが当たり前になっていった。東名阪自動車道沿いに超デカ看板がある、ニューギン桑名工場とか有名だよNe☆

そんな中、ついに自店のための新台をお迎えに行く機会がやってくる。普段は新台なんて眼中に入れたくてもcannotなのに、ナカムラが盤面に一目惚れし、

( ゚Д゚)これだけは買わせてくれ!

と懇願し、やっと許可をもぎ取った最新機種!クレージーサークルである。アレパチ全盛期を牽引した「エキサイト(藤商事)」を丸パクr…じゃなくてオマージュした中央の飛び込みクルーンと、左側の2ケタデジタル!なんたる神々しさ!これぞ全パチンコファンが待ちに待った逸品ではないか!

つづく