トランプや花札を作ってた零細な会社が、TVゲームを手掛けたことをきっかけに世界に名だたる会社に成長をした任天堂。玩具売場主任として任天堂製品を扱っていた身にとって、その成長ぶりはリアルタイムで見ていました。

会社が大きくなると、我が社専用のスペースを作らないと〇〇を導入できないよ、とか、〇〇が欲しければ〇〇も買ってね、とか、何かパチンコ業界の悪しき風習のようなことも。なので私的には好きな会社ではありませんでした。

でも、任天堂大好き、な子がいます。山内社長が死去、の報道を見て涙を流したくらいに。大阪で開店したニンテンドーショップにも、USJにマリオのブースが登場した際も連れて行きました。なので、2024年3月に「ニンテンドーミュージアム」が宇治(本社も宇治にあり、子がまだ小さい時にその建物を見ただけでテンションMAXでした)にオープンということで今回も一肌脱がねば、です。

今回の施設入場については前もって3か月後の分を応募し、抽選方式。これも近年の悪しき風習である転売対策の一環であり、なかなかに鉄壁。応募にはいくつか壁が用意され、承認番号を時間内に入れないとボツ。で、その承認番号を入れても「番号が違います」。ばかり。

なんせ、少し時間が経てば新規番号を送付してくるので、面倒くさいことこの上なし。それでもどうにかこうにか応募を完了。で、結果は・・・・当選!

3通りの希望日と時間を書くのですが第一希望で通りました。ちなみに施設に駐車場は無し。さらにはタクシーで乗り付けも禁止。あくまで最寄り駅から徒歩でという要請。入場引き換え券は前日の14時からスマホに2次元コードで発券。私はPCで予約してるので、2次元コードをプリントアウトしました。

ということで当日(2024年11月)は電車を利用(山陰線の特急も随分進化して早くなったと実感)し、京都駅では大混雑の中大きく移動し、近鉄線に乗り換えて最寄り駅である小倉駅(アナウンスでもニンテンドーミュージアム前と言ってました)下車。12時からの予約に対しまだ1時間ありましたので近くの喫茶店で休憩。その喫茶店、丁度ニンテンドーミュージアムの建物入り口が見える位置にあり、コーヒーを飲みつつ訪問者の様子を伺うことができました。

で、12時に20分前となり、ミュージアムの入り口に。警備員に12時の予約と告げると、あちらに並んで下さい、とのこと。早めに着いた人が並んで待機する場所に案内されました。まあ、喫茶店内で見てて分かってましたが、過半数が外国人。

そして入場時はまるで飛行機に乗るゲートの如く荷物検査が。ポケットにスマホを入れてたため、私も金属探知機に引っ掛かってしまいました。で、どうにかこうにかようやく入場。真っ暗なエスカレーターを上がり、広い円形ブースには所狭しと歴代のソフトの展示が。まあ、大半は撮影禁止区域ではありました。

「(このソフト)持ってる」と言いつつ見て回る子の後に付いていくだけ。初期の花札、トランプ製品を見て、昔持ってたトランプをその柄で思い出したりしました。ゲームウォッチのコーナーでは、タートルブリッジを懐かしく眺めました。DS、ゲームボーイ、などカテゴリー別の世界シェアが表示してあり、アメリカが世界1位。次いでヨーロッパで、日本のシェアは案外低いことも分かりました。

つまり、日本だけの狭いシェアから脱却し世界に目を向けてるゆえの成長である、と伺えました。と、いうように円形ブースを周ってて、いったいどこに出口があるのか分からなくなり、係員に聞いてようやく脱出。とりあえずミュージアム内にあるレストランのブースに移動しました。

基本飲食メニューは2次元コードをスマホに取り込んで方式。まあ、スマホ無き者飲食できず、なのかは置いときます。ハンバーガーのバンズや何やら選んでオリジナルができる、がウリのようでしたが、お腹も空いてましたし手っ取り早く定番メニューに。良い牛肉を使ってることは分かりました。

その後、お土産のブースへ。子はココだけにしか無いというTシャツなど買っていました。欲しいタイプが入ってるか分からないガチャタイプのキーホルダーは、私も買いましたが中身は残念ながら子の希望する物ではなかったようでした。

外人さんも、中身を予想するため箱を振ってましたがそこはクッション材で対策済みではありました。

そして最後に体験ができるブースへ。マジックハンドの操作で四苦八苦し、ウルトラマシンで打ちまくり、ファミコンゲームでは五目並べで圧勝、というかあまりのニッチな選択に子は飽きれてました(笑)。

やはり入場者数制限のため、どの体験もさほど並ばずにできるのも良かったですね。おおよそ3時間半くらい居ましたが、楽しい時間を過ごすことができました。

ちなみに、先日1月16日の夜、任天堂Switch2の発売決定が発表され、テンションMAXの子でございました。