先週、悠遊道にとって、とってもとっても嬉しい出来事がありました。それは、安田さんと石橋達也さんとの再会です。

石橋さんと言えば、今やデジパチで勝ちに行く人は勿論、雑誌メディアもDMM他のネットメディアも、全ての人が当たり前のように取り扱っている「ボーダー理論」を初めて提唱した方。

ボクもお名前だけは存じ上げていたものの、マガジン、ガイドでの在籍期間がそれほど長くは無かったため、田山さんや安田さんほどよく知らない。そんな方でしたが、この度お二人の対談が叶いました。

キッカケはなんと石橋さんからのご連絡。

ぱちんこからは離れて久しい石橋さんが、悠遊道の存在を知って下さり、ご連絡を頂いて今回の対談が実現しました。

その模様は(なるべく早く)編集し、初回はメンバーシップ限定ではなく一般公開しますので、是非とも楽しみにお待ちくださいませ。

今のネットメディアを通じて勝ち方を知ったパチプロは勿論、note販売を糧にしている人、期待値論・仕事量論を述べる人、かつて雑誌でそれを知った人々等々、ぱちんこに勝敗が付きものな中で、少しでも「勝つ事」を意識し、それをマネタイズに利用してきた全員のベースを作り上げたのが石橋さん。

直接お会いできたことはこの上ない僥倖でした。

そんな石橋さんは、現在netkeibaで石橋タツヤ名義でご活躍中。競馬に興味がある方は是非一度覗いてみてください。

以下、どうでもいいボクの雑記

そんな対談が先週にあり、とっとと編集→アップせよって話なんですが、ぱちんこ以外のお仕事の一つがそれどころじゃございませんでして、簡潔に述べると

・プロジェクトの最終段階で男女問題が発生

・その結果、核となる一人が離脱

・その人ありきで諸々を進めていた為、関連する全ての準備が白紙&やり直し

・でも6000万の支払いは確定済み

・尻ぬぐい担当ボク

という状況で、ちょーーーーーっと動画編集の時間がありません。

こうなってしまった事自体については、皆人間である以上「んーーー、そう言う事もあるよねーーーー!!」と割り切るしかないし、今更起こってしまったことを掘り返してもしゃーない、やるしかない、って切り替えてるから良いんです。

お金を頂いてお仕事してる以上、そういう逆境含めてここからボクがどう6000万の在庫を捌けるか試されているくらいに捉えれば良いと思っています。少なくともボクが関与できる範疇で起きた話じゃないし、社会的な責に繋がるでもない内輪の話だし、一方で問題を起こした当事者以外にも社内で関わっている人が多数いる以上、なんとかせな、と。それしかありません。

ただ、シモの話を制御できず、自分の責任と仕事を放り投げるような大人とは相容れないな、とも感じる次第です。

フジテレビが今まさにそれ

中居さんの話もお相手とされる元女性アナウンサーの話も、本当の事実は我々には分かりようがないわけですから、表に出てきている噂レベルの話でどうこう言う外野にはなりたくありません。

と同時に、大して影響力が無いから表立って話題にならないだけで、ボクらのぱちんこ業界だけでなく、どの業界でも「権力欲」「出世欲」「金銭欲」そして「色欲」と「接待」というのは本能的に切っても切り離せない話でして、もう少しライトな話に落とし込んでも「この人好き・嫌い」という人間的な付き合いで仕事も人間社会も成り立っています。

バブってる演者界隈なんて、呼ぶ側の下心ありきみたいな話も多々あるだろうし、枕でのし上がろうとする人もいる以上、それも人間の営みの一つ。

そのこと自体、好き嫌いで言えば確実に「嫌い」だけれど、善悪で言えばどちらとも言えないと思います。

自分に立ち返った時、見ず知らずの正論を述べている人よりも、利害関係がある中で自分が好きな人、自分と気の合う人を優先して自分の行動を決める、というバイアスがかかっていない人などいないでしょう。

それは至って自然な事だと思うし、正論で全てが成り立つなら争いごとなんて起きません。

ただ、こと仕事においては歴史的に男性が優位性を持つ社会が作られてきた中で、直接的な権力を持たない立場であってもこと性被害(加害)問題においては殊更デリケートに取り扱う意識が必要です。それは久々に本棚から出して再読した本書からの学びであり、各々の道徳心が問われている話です。

Black Box ペーパーバック – 2017/10/18
伊藤 詩織 (著)

そして、仕事の集合体である企業という単位で性の問題が起こった時、その責任は曖昧では許されません。

なぜなら、フジテレビには放送免許という巨大な既得権益があり、公共性を求められる存在である以上、個人の好き嫌いを越えて社会的に果たさなければならない責任があるからです。

存在感無くて良かったね、ぱちんこ業界

エクセルジャパンさん宮崎で求人募集→宮崎のホール出禁へwww

エクセルがーとか、軍団がー、とかいう話ではなく、記事の最後にあるフルスロさんのまとめの一言は演者界隈にも通じる話。

単なる軍団・パチプロという枠を超えて、サクラ=業務上横領という犯罪行為にまで及ぶ話であって、これは根絶が非常に難しいぱちんこ業界がその構造上ずっと抱えている闇の部分です。

勿論、そうした闇とは一線を画している企業・個人が大多数と思っていますが、回り回って一般ユーザーが損をする形になっている以上、かつての「スロットと体で稼ごうや」事件などを含め、こうした話が公になるのは本来、業界全体の信頼を貶める大問題です。

そして、下記の話もボクからするとちょっと意味が分からない。

女性客優遇示唆で炎上のマルハン相模原店店長さんが謝罪「誤解を与え大変不快な思いをさせてしまった。会社に怒られ、上司に怒られた。X自粛いたします」(パチンコ・パチスロ.com様)

こんなものはクローズドな場で直接やり取りすればいいだけの話で、内容そのものはまとめサイトに取り上げられるようなレベルの話ではありません。

お得意様にちょっといい顔したかった。ただそれだけで、それ以上でもそれ以下でもない、どの業界にもありふれている話なわけですが、その延長線上にはぱちんこ業界が根っ子に抱えている「日本唯一の民営賭博業」という既得権益があり、別方面で行き過ぎるとスロットと体で稼ごうやみたいなセクハラ問題があり、いずれにせよこの話はそうした大問題に繋がりかねない端緒なわけですが、そういった話に世間がどれだけ敏感になっているのか、その空気感をあまりにも分かっていない。

更に、戒めを受けて謝罪に至りながら尚、SNS上で下手を打つのが店長クラスで、ガバナンスが機能していないのがよりによって最大手というところも、同業他社のアカウントがSNS上で庇い合うのが散見される所も含めて、ぱちんこ業界の心底情けない部分です。

そんなやり取りをSNSに晒してしまう危機管理意識の欠如はただただヒドイと言わざるを得ません。

コレがもしフジテレビくらいに社会に影響力を持っている企業で行われ、日テレやテレ東、テレ朝等々放送各局が公式に庇い合っていると考えたら分かりませんか?そんなの、世間から大バッシングを受けて然るべき案件なわけですが、幸か不幸かぱちんこは既に社会にそれまでの影響を持たないがゆえ、ぱちんこ村の住人だけがキャッキャしているだけで済んでいます。

けれど、いい加減こうしたサクラ(疑惑)問題には、本気で撲滅できる仕組み作りを目指さないといけないのでは?ジョッキーがスマホを持ち込んだだけで処分を受けるような、そんな公平感を担保しないといけないのでは?と思うわけですが、所詮ボクらは部外者。

それ以上は業界内の皆様が考えることです。

そして、風俗産業はある意味ダメ人間たちの受け皿なわけですから、人間らしいダメさ加減を許容したいと個人的には思う一方、これからの社会は多分それを許さない。そして、こうした問題がSNSを通じて世に広まる流れになった中、サクラ問題は先週述べた遊技人口減に繋がった1要素とも思うのです。

人間誰しも欲をベースにした下心はあります。それと仕事を一切結びつけるな、というのは無理な話ですし、そこから先は越えてはならない一線の自覚があればいい。

一方、取引には必ず上下がある中で、ゴリゴリの男性社会であるぱちんこ業界が女性演者を使うという構図で生まれそうな性にまつわる問題に関して、業界関係者の皆様には今一度心の中で襟を正して頂きたい。

そして、従業員(ごく一部の演者)を潜り込ませて、あるいは従業員を甘言で引き入れての業務上横領に繋がるサクラ問題は、これを平然と行っている人々はもう軍団とか演者とか媒体とかそんな生易しい言葉では済まされない反社の振る舞いだという事も心の片隅に置いておいて頂きたい。

そう外野から願いつつ、ボクは今週も弊社のシモの処理に追われてきます。


■万回転 プロフィール

  • 1978年生まれ ♂ 
  • 累計15年間パチプロしちゃってごめんなさい
  • CR銭形平次の捻り打ち動画をアップしてしまいネットでプチ炎上した事を機に安田プロと個人的な親交が生まれ、悠遊道へ寄稿する事に
  • 色々あって完全にパチプロを引退。
  • 現在は悠遊道動画チャンネルの何でも屋

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