「オーバー入賞の取り方 前編」
実戦では出玉が大切なことを、前回書きました。今回は具体的に他人より多く出玉を取る方法を記します。
その1)ムダ玉を省く
これは大昔から言われていますね。ラウンド間のアタッカーが開いていない時に、玉が到達しないようにするだけ。ラウンド間が長い機種ほど効果があります。
打ち方は機種ごとの規定カウント分だけ打ち出す。こぼれる玉がある場合も大半ですが、そこは機種や釘調整に応じて調整して、打ち出した最後の玉がラストカウントでちょうど入ればOK。
まあ、難しくはないですね。
その2)オーバー入賞を意識的に取る
現在ホールで稼動中の機種の中には、アタッカー内の入賞感知センサーの働きが遅い機種も多いです。
この場合は、それによるオーバー入賞(規定カウント数以上の入賞)を加味した打ち出しをする。プラス1個多く入りやすければ、規定カウントに1個加えた分の打ち出しにする、と。
さらにこれを発展、というか積極的に行うのが、俗に言う「ひねり打ち」です。
右打ち仕様の台で行われることが多いのですが、同じ右打ちでも
・弱めの右打ちはヤクモノの屋根辺りに引っ掛かって減速~アタッカー到達まで時間がかかる
・強めの右打ちでは玉がそのままゴムまで行くから、前者の減速分がない~アタッカー到達までが早い
という法則? があります。
これを利用して、規定カウント最後の玉を弱め、プラスαを狙う玉は強めにすると、(上手くいけば)閉まる前のアタッカーには複数の玉が向かうわけですね。
理屈は簡単。ただ、実戦では多少難易度高めの技術です。自分もこの分野では、上手いと胸を張る自信もないです。
後編の次回は、具体的な手順について触れていきます。