最近、パチ&スロ関連のサイトでちょっとした話題になっている「プロライターチップス」。悠遊道の業界ニュースでも取り上げられてましたけど、私が初めてサイト上でこの広告を見たときはエスプリの効いたジョークかと思いました。名称を見るかぎり、完全に「プロ野球チップス」のパロディ。だったら企画元も本気じゃないんだろうな…と。
しかし、広告の内容が更新されるごとに参加ライターさんが増えてきて、SNSの反応も好意的な書き込みが多いのを見るにつけ、すでにお膳立ては整ったようにも見受けられます。つまり、そう遠くない日にホール景品として入手可能になるかも知れません。
ちなみに、この「プロライターチップス」はホールでのみ交換できるオリジナル景品です。未確認情報ながら仕入れ値は1個あたり約200円とのこと。ホール側の利益を考慮すると、1個あたり300円くらいが末端価格になるのかな? 元ネタだと思われる「プロ野球チップス」の値段が1袋100円くらいですから、ポテトチップスとしてはかなり高価です。
しかしながら、一般販売されないオリジナル景品であること、さらにホールの中では外界にいる時と金銭感覚が変わる人が多いこと、それでも欲しがる人がいることを考えれば、これはこれでアリかなと。パチンコなら75玉、スロットだったら15枚。これくらいなら、端数が出た時にでも交換してみるか…っていう気にはなりますからね。いや、私だって話のネタに最低でも1個は入手しますよ。
ところで、気になるのはやはりカードの内容です。
画像を見ると「ライターカード全70種(予定)」とあり、内訳として激レア10種、レア30種、ノーマル30種となっています。果たして、誰が激レアになるんだろうなぁ。やっぱり、人気の高い有名なライターさんや、美人女性ライターさんが選ばれるのかな…?
だけど、そこに最大の問題があったりしてね。
この種のコレクターズアイテムは、その性質として「レア」はノーマルカードに比べて出現率が低くなければなりません。「激レア」になったら更に出にくくなります。そうでなければカードの希少価値がなくなりますからね。つまるところ、どんなにワクワクしながらカード袋を開封しても、出てくるのは大半が「ノーマル」なんですよ。
閑話休題。
その昔、私が小学生だった頃に「仮面ライダースナック」というカルビーの袋菓子がありましてね。実はこれこそが「プロ野球チップス」の原型になった商品であり、ライダースナック1袋に「仮面ライダーカード」が1枚ついてきました(ただし、現在のように外袋に直接カード袋が接着されてはいなかった)。当時の少年たちは仮面ライダーカード欲しさに、カードだけ手に入れたらスナックはそのまま捨てる…という、とんでもない行為を繰り返して社会問題になったんですが、なけなしのお小遣いをはたいて入手したカード袋をドキドキしながら開封したら…骨戦闘員。これが二度三度と続けば少年たちもさすがに嫌になります。
なんだよ、また骨戦闘員だよ。どうせならレアな赤戦闘員か、ベレー帽戦闘員なら良かったのに…なんてコトを愚痴りながら友達とカード交換(トレード)するわけですが、トレードで人気があるのはやはりレアカード(ただし出現率は一律)。ダブルライダー揃い踏みのカードや、変身ポーズのカードは特に人気が高く、ごく稀に出現する「ラッキーカード」は1対10レートでのトレードが相場でした(ラッキーカードをカルビーに送るとアルバムが貰える。カードそのものは戻らないため、コレクションとしてのラッキーカードを手元に残すか、それともアルバムを入手するか悩んだものです)。
回想ここまで。
つまるところ、人気の高いライターさんをレアカード以上に押し込んだ場合、ノーマルカードのラインナップがどうなるか……。
そこで私は考えました。参加したライターさん全員をノーマルカードに起用して、それとは別な写真を使ってレアカードを作るんです。つまり、1人のライターさんにつき、ノーマルとレアの2種類が存在すればいい。そして、さらにその中から10人を選んで「激レアカード」を作る。そうすれば、参加するライターさんは30人で事足りるし、経費を抑えることが出来るんじゃないかなぁ…と。
果たしてどうなることでしょうね?
そんなわけで、いろんな不安にドキドキしながら今回も投了。
※注・今回の画像は「パチンコ・パチスロ.com」さんより拝借しました。