パチンコ好きなら誰もが知っている「海物語」だが、人気の秘密は誰からも好かれるそのキャラクター設定にもあるのかもしれない。そのキャラクターをもっと一般に知ってもらおうと、メーカーは積極的に動いているようだ。

 様々なキャラクターやブランド、アートが集まる国内最大のライセンス展「ライセンシングジャパン」が4月5日~7日まで東京ビッグサイトで開催され、三洋販売が海物語シリーズでお馴染みのキャラクターを積極アピールした。

 同社の出展は今年で3回目。今回は、「アイマリンちゃん」をメインに展開し、スクリーンではアイマリンプロジェクトで制作したアニメーションなどを放映したほか、ラバーキーホルダーやアクリルスタンド、缶バッジ、マルチクロスなどのアイマリンキャラクター商品などを展示した。キャラクター商品の一部は、秋葉原などのキャラクターショップでも取り扱われるという。

 同社の営業企画部ライツグループの安藤弘光プロデューサーは、「パチンコをしない人や他の業界にもキャラクターをアピールしていきたい。知名度を上げて、商品化につながれば」と意欲を示した。~以上、web-greenbeltより抜粋~ http://web-greenbelt.jp/news/detail.php?n=00010375

 2009年にはアニメ化 (うみものがたり ~あなたがいてくれたコト~) もされたのだが、当時としてはまずまずの評価だったと思う。パチンコ離れが叫ばれる中、こういったキャラクター路線を前面に打ち出し、一般に浸透させて、やがてホールに足を運んでもらうという戦略は悪くはない。ただ、それを成功させるにはやはり誰もが安心して楽しめる遊技環境が必要だろう。射幸性のあり方はもちろんのこと、店内の騒音や空気環境問題など、まだまだ解決しなければならないことが幾つもある。

 今年度はどの大手チェーンも新卒採用は好調だったようだが、彼ら彼女ら若い人たちもそのような現実をしっかり見つめ、今後の業界を真剣に考えてほしい。