遊技機の音量や光量に関する話だが、一昔前は音量調整はできなくて当たり前、光量も今ほど輝度の高い液晶は使われていなかったので、特に調整の必要性はなかった。ここ数年、高輝度LEDの使用と相まって液晶画面の方も大型化、高解像度に高輝度化が著しく、確かに光量 (輝度) の調整はありがたい。音量の方は台はもちろんそうだが、店内全体から発させられる騒音の方を何とかしてほしいと思う。パチンコをしない人に聞くと、決まってそんな答が返ってくる。だってパチンコ店ってウルサイでしょって。
全日遊連は4月18日付けで、メーカー団体の日工組と日電協に対し、遊技機の音量と光量の調整機能に関する要望書を送付した。
音量の調整機能に関しては、調整範囲の上限値を各ホールで設定できるようにするほか、その調整範囲は数値的に多段階にして全メーカー共通とすることを要望。また、セキュリティ音(報知音)の音量は設定値に比例して上下するよう求めた。光量の調整については、その調整範囲を多段階とするよう要望した。
要望書の中で全日遊連は、同連合会が先に実施したファンアンケートで、ホールに対する不満の大きな要因のひとつに「遊技機の音量」が挙げられていたほか、中・高齢者を中心に遊技機の「大きすぎる音」や「眩しすぎる光」を不快とする傾向が見受けられたことを説明。さらに、火災報知機等の警報音が聞え難い状況では防犯・防災上の問題があるほか、各ホールが職場環境の改善に取り組んでいる中にあって、来店客やホール従業員に騒音性難聴の発生リスクが生じているなどとした。
また、日工組がパチンコ機の音量に関する内規を制定し、音量の上限を95dB以下に規定するとともに、多くのメーカーが音量や光量の調整機能を搭載した遊技機を製造しているものの、その調整方法や調整範囲にはメーカーごとの差異があることを指摘。さらには、遊技客が自由に調整できる仕様になっていることから、各ホールの判断で異なるメーカーの遊技機を同一音量に合わせたり、音量の調整範囲の上限値を設定することができない現状を説明し、ホールや遊技客がより自由に調整できるための統一したルールを策定することを要望した。~以上、遊技通信webより引用~ http://www.yugitsushin.jp/category/dantai/
騒音性難聴というのは工場など、大きい音にさらされる環境で働いている人に起こる可能性があるのだが、これはその期間が長ければ長いほど、治療が非常に困難になる。パチンコ店がそうだとなると、労働環境的には工場や工事現場等と大差ないことになる。個人的にも耳栓ナシでの遊技はつらいものがあるので、台から発せられる音量もそうだが、店内全体の騒音を本当に何とかしてほしい。
また、遊技機の音量や光量の調整は各台の横にダイヤル式のコントローラーでも設け、全メーカー共通仕様のようなものにすれば分かりやすくていいと思うが、まあ規則云々の関係でそれは無理だろう。ただ、デモ画面を出して上皿ボタンでどうのこうの、一度離席したらデフォルトの大音量に戻ってたりとか、現状は機種ごとに (メーカーごとに) 操作方法がバラバラなので、そこらへんは引用最後の「ホールや遊技客がより自由に調整できるための統一したルールを策定云々」は前向きに検討すべきことだと思う。