NEXUSという企業は以前からLGBT=セクシャルマイノリティに関して理解を深めようと積極的に動いているのだが、こういう動きはいずれ他の大手チェーン店にも波及するだろう。時代の流れでもあり、LGBTに関する知識を身につけていないと、面接時や採用後に些細なトラブルが起きかねない。

 NEXUS(群馬県高崎市、齊藤人志取締役社長)は4月24日、LGBT(性的マイノリティ)についてのダイバーシティ研修を、新人向け研修(4月3日)と面接官向けトレーニング(4月23日)の2回にわたり開催したことを報告した。

 同研修は講師に株式会社アウト・ジャパンの屋成和昭氏、株式会社G-pit net worksの井上健斗氏を招いて開催。新人向け研修では、LGBTを理解するための基礎知識や、LGBTを取り巻く日本や世界の状況などについて学んだほか、国内最大級の2,000名を超える性適合手術のアテンドを実施した井上氏による、トランスジェンダー当事者が生活の中で抱えている不安や不便な点などについての講話を聴講。新入社員たちには、「LGBTについて理解したい、知りたい」という前向きな姿勢がみられた。

 一方、面接官向けに実施した研修の中では、面接時のポイントや注意事項などをロールプレイング形式で学んだ。そのほか、面接時の対応だけでなく、入社後に必要となる制度や設備などの意見交換を実施。企業として多様性のある人材を検討・獲得する手段について話し合いを行った。

 同社では今度もアライ(支援者)企業として、お客様へのサービスという観点だけでなく社内理解促進なども進め、トランスジェンダー当事者が採用選考にも応募しやすい環境づくりの為に、LGBT求人サイト「ichoose」へ求人票を掲載していくとしている。~以上、web-greenbeltより抜粋~ 

http://web-greenbelt.jp/news/detail.php?n=00010418

 ちなみに昨年1月に改正された男女雇用機会均等法のセクハラ指針ではLGBTを含む、すべての人への差別的な言動がセクハラの対象となることが明記された。まあ、おっぱい触らせてがセクハラに当たらないと言い張るような恥知らずはさすがにこの業界にはいないだろうが、相手が誰であれ、不愉快極まりない言動は慎むべきである。