先月、先々月も福祉関連の展示会に出展していた豊丸産業だが、今月は名古屋市内で開催されたウェルフェア2018に出展、医療や福祉機器分野に積極的に参入する意思がうかがえる。
豊丸産業は5月17日から19日までの3日間、名古屋市内のポートメッセなごやで開催された「第21回国際福祉健康産業展~ウェルフェア2018~」に出展した。
同社では福祉分野の事業や活動を専門的に推進する未来事業室を社内に設けており、これまでに培ってきた娯楽のノウハウを認知症予防や健康増進など高齢者福祉に役立てる製品づくりに取り組んでいる。
この産業展は福祉や健康に関する製品・サービスを一堂に集めた総合展示会。同社は2015年と2016年にも出展しており、今年で3回目となる。
今回のブースでは、福祉向けパチンコ「トレパチ!」と福祉向け多機能テーブル「元気はつらつ トレパチ!テーブル」を展示。福祉関連団体や福祉施設関係者など多数の来場者がブースに訪れた。「元気はつらつ トレパチ!テーブル」は、大きく見やすい42インチタッチパネル液晶を搭載し、脳トレ系、学習系、運動系、娯楽系など様々なアプリからゲームを選んで楽しめる。高齢者向け施設をはじめとする様々な場所で認知症予防や機能訓練に貢献するほか、チーム対抗など集団でレクリエーションが楽しめるのも特徴だ。展示会の会期中には「元気はつらつ トレパチ!テーブル」のワークショップも行われ、来場者が参加して実際にゲームを体験した。
なお同社では、6月1日からTV愛知で高齢者向けミニ体操番組の放映を予定しており、ブースではその告知も行われた。~以上、遊技通信webより引用~ http://www.yugitsushin.jp/category/maker/
遊技機開発で蓄積されたノウハウを医療・福祉機器分野で生かそうという試みは興味深いもので、今後の高齢化社会を見据えたうえでも、大いに推進していくべき事業とも言えるだろう。
パチンコ機器メーカーがこういうこともやってる、そういった認識が広がればこの業界のイメージアップにも繋がるし、企業の社会的貢献という意味でも評価されるものと言える。後は本業で、そろそろ大ヒットとなる機種を開発してもらいたいといったところか。