つい先日、知り合いがこんな事を言っておりました。

5.9号機なんて打つだけ時間の無駄。」と…。

この一言を見て、スロットを打たれる読者諸氏はどう思われますか?

私個人としては「そんなことは無い」と言いたいものの、正直、そこまで強く否定も出来ないなぁ…と思う部分も有ります。

ただ、もう5号機時代が終わりを告げている以上、プレイヤーであり続けるには時代に迎合していくしかありません。

ですが、安心してください。

5.9号機でも、戦える上に面白い機種は必ずあります。

今回の実戦は、そんな機種のお話です。


・実戦ホール
  →筆者地元(都内)の駅近郊スロット専門店
・ホール特徴
  →王道の機種構成タイプ
・交換率
  →50枚貸し・5.6枚交換
・実戦日
  →平成30年 6月16日(土)
・実戦開始時間
  →10時00分

6月に入ってから、微妙にホールから足が遠のいている日々…。

と言うのも、自身や家族の体調不良や微妙な残業などが巧く絡み合い、私から自由時間を奪っておりまして…orz

そんな日々にモヤモヤし続けていましたが、耐え難き期間をを耐えたおかげか、久々に休日の開店から実戦が可能となりました。

「時間があるし、何を打つかな。。。」と、普段ならアレコレ悩む実戦機種も、今回は迷うことなく決定。

普段足を運ばないホールにしか設置が無いものの、先着入場である事は把握していますので、当日は開店前から並ぶことを決意します。

・・・そして迎えた当日、ホールに向かうと先着は5名。

お目当ての機種は3台設置ではあるものの、先頭集団は某絆や某凱旋に流れそうな雰囲気なので、おそらく大丈夫でしょう。

そして開店と同時に店内へと歩を進めると、やはり私より前の並びの者は別フロアへ。

と言うことで、悠々とお目当ての機種の角台をキープすることに成功しました。

長い前フリとなりましたが、そんな流れでゲットした今回の実戦対象機種はこちら。

ディスクアップ(銀座)

18年前にリリースされ、AR機能と技術介入で人気を博した4号機のリメイク機となります。

ちなみに、私自身は4号機世代ではありますが、某北斗以外はほぼ触らずに過ごしていたおかげで、懐かしさではなく新鮮さを感じつつ対峙しています。

本機は「ボーナス+ART」タイプとなっておりますが、ARTの純増は1Gあたり0.5枚程度ですので、出玉増加の主軸はボーナスとなります。

ARTは「DANCE TIME(以下、「DT」)」及び「DJ ZONE(以下、「DZ」)」の2部で構成され、前者は「己のヒキ」が、後者は「BIG中の技術介入」が鍵を握ります。

更に、最大の特徴は「フル攻略時の機械割」にあり、噂では設定1でも103%に達するとか…。

ただ、103%と言う数値は「確率通りにボーナスを引き、入りの察知から絞り込み・入賞も最短でこなし、技術介入も完璧な場合」の値であり、「必勝」は約束されていません

あくまでも「低設定域でも低リスク」と言う意味で「甘い」と言ったところですかね。

と、前置きが長くなりましたが、実戦開始です。

ちなみに、チェリーとスイカの出現率に設定差がありますので、この2役はカウントしておきます。

通常時の打ち方ですが、初打ちなのでオーソドックスに左リール枠内BAR狙いのハサミ打ちで消化します。

右リールはスイカをこぼさない配列なので、テンパイ時に中リールでスイカをフォローすれば問題ありません。

と言う事は、おそらく「スイカと9枚役のダブテンから両役ハズレがチャンス」と言ったところでしょう。

とりあえず、リール窓左の液晶演出と成立役の関連性何かを把握しつつ打ち進めると、早速隣の台がボーナスを引っ掛け、追随するかのように、その隣の台もボーナスと、早い立ち上がり。

この流れで私も。と、思っていましたが、現実はそんなに甘くないようで。。。

気が付けば、実戦開始1時間足らずで2人目の諭吉さんが姿を消しました…(白目)

と言うか、600G強を消化した時点で未だノーボーナスなのは私だけって…orz

己のポンコツっぷりに嫌気が差しつつ、「このままじゃ2台目はATMやないか…」と思いつつ投じた21本目、642Gにて…

 

ようやく射止めた…永かった。。。

と言うことで、次Gから1枚掛けでボーナスを絞ります。

雑誌等での推奨手順ですが…

①右中段青7ビタ
→停止時:青7BBor異色BB濃厚なので青7から狙う。
→BAR引き込み時:中・左に赤7をフォローし、REGを否定したら②へ

②右中段BARビタ
→停止時:BAR揃いBB
→赤7引きこみ時:赤7BB

となります。

と言うことで、絞り込んだ結果ですが…

 

BAR揃いBBでした。ありがとうございます。

と言うことで、先ずは枚数アップの技術介入をこなします。

逆押しで右中下段に青7を狙い、中リールフリーで中段にリプレイがテンパイしたら左リール上中段にBARを狙い…

 

写真のように11枚役を1回取ればO.K.です。

そして、以降が本機の技術介入の真骨頂。

カットイン発生時に中リール枠下に青7をビタ押しし、成功orミス時の左リール3択正解にてART「DJ ZONE」のG数を加算できます。

カットイン非発生時はフリー打ちで問題ないのですが、カットインの有無に問わず中押し時の制御は同じようですので、自信がない場合は練習しておいて損は無いです。

で、私はと言うと、とりあえずビタ判定がどんな程度かを確認したいので、このBBではオール中押しで消化しておきます。

そんな練習が奏功したのか、ビタ押しは9回中1ミスでDZを48G加算し、BB消化後のルーレットで無事にDTも獲得告知。

DT獲得期待度は50%となり、純粋にヒキ勝負です。

と言うことで、ARTの消化に入りますが、以下の手順での消化となります。

・押し順ナビ発生時:ナビに従う
・図柄ナビ発生時:左リールにナビされたボーナス図柄を狙う
・効果音+上部パネル内ランプ発光時:左リール枠内BAR狙い(チェリーフォロー+パンク役回避)

と、説明もそこそこに、このARTはDT:20G・DZ:48G、途中でREGを挟んだおかげで…

 

とりあえず369枚獲得。

ATMへの立ち回りは、しばらく回避できそうです(小声)

ちなみに、REG時にも枚数調整がありますので、お忘れなく。

※REG消化手順:中リール赤7狙い→右フリー→左スイカフォローで右上りスイカを1回入賞させ、以降は左リールに青7を避けて順押し消化

とりあえず、初当たりは遠かったものの、チェリー・スイカ合算は許容範囲なので、続行します。

すると、ART抜け82Gで青7BBを射止め…

DT:40G・DZ:46G消化の303枚獲得。

下皿にそこそこの枚数はありますが、朝イチの当たりまでのようなハマりには耐えられませんので、このメダルでどうにかしたいところですね。。。

すると、ART抜け163Gで青7BBを射止め、その僅か6G後にBAR揃いBB!

ちなみに、ART中のBBは…

 

HYPER BBとなり、ビタ押しなしでDJ ZONEが加算されますので、負担の軽減になりますw

そして、ここから…

・59G:REG
・48G:赤7BB
・36G:REG

と早い連荘に恵まれ…

 

DT・DZともに120Gを消化して一撃1,063枚獲得にて一気にプラス域へ、ありがとうございます!

気持ちの余裕とともにヒキも良くなったのか、ART抜け34GでBAR揃いBBを射止め、更に出玉は加速。

ビタ押しも9の9で成功と好調でしたが、ビタ時の上乗せGには恵まれず、DZは38G乗せ。。。報われないなぁ。。。

そんなボヤキが聞こえたのか、ART抜け後に中ハマりをくらい、次のボーナスまで368Gを要する羽目に。。。

このボーナスが青7BBだったものの、カットインに嫌われてビタ押しの機会は僅か5回。

ミスこそ無かったものの、DZは23G獲得と言うショボさ。。。

勘弁してくれよ…と思いつつARTを消化していると、液晶に違和感。

ふと視線を液晶に向けると…

 

シンディ!!

DT:60G以上が確定となります。

まぁ、「BB中カットインが少なかったことへのお詫び」と捉えておきますw

と言うことで、このARTはDT:100G・DZ:23Gと、それなりに継続し、298枚獲得。

ただ、ピーク時の出玉からは結構減ってしまっています。。。

とりあえず、もう少し取り戻したいところですが…

・391G(ART抜け268G):REG
・104G:REG

と、更にメダルは減少傾向…orz

何とも言えない挙動ですが、折れずに続行します。

すると…

・110G:青7BB(DT:20G・DZ:35G)
→302枚獲得

・123G(ART抜け68G):赤7BB(DTなし・DZ:23G)
→242枚獲得

・232G(ART抜け209G):BAR BB(DTなし・DZ:49G)
→280枚獲得

・219G(ART抜け170G):青7BB(DT:20G・DZ:44G)
→274枚獲得

と、ハマり自体はそこまでエグくないものの、揉み続ける展開に。。。

最後のART抜けから100G弱を消化したところで


※店名・店員氏のサインはマスクしています。

とりあえず、実戦終了としました。

結果ですが…

投入:1,050枚
回収:  990枚
差枚:  -60枚

と相成りました。

また、各種数値は以下の通りでした。

・総回転数:3,078G
(うちART:766G(DT:320G・DZ:446G))

・同色BB:11回(1/279.8)※若干ヒキ強 (注記:同色BBは有利区間移行となるので、設定差なしの1/299.3)
・REG:5回(1/615.6)※設定1以下

・チェリー:117回(1/26.3)※設定1以下
・スイカ:72回(1/42.8)※設定5に近似
→合算:1/16.3 ※設定1~2の間

・ビタ押し成功率:62/67(約93%)


正直、初っ端の大ハマり中は不安しかありませんでしたが、終わってみればチョイ負け程度で済みました。

打ってみた感想ですが、個人的には好きな部類ですね。

現状は制御が不明な部分もあるので単調な感じはあるものの、色々な打ち方を把握すれば更に楽しめそうです。

また、これまでも5号機で技術介入要素のある台は多々出ていますが、あくまでも「損をしないための技術介入」が中心。

本機における技術介入は「ARTの上乗せに直結」=「得をする為の技術介入」とも言えますので、ある意味新しいゲーム性でもあります。

ARTの純増は少なめですが、だからこその仕様・出玉設計ですし、その前提を踏まえていれば愉しく打てる&戦えるスペック。と言う手応えは感じました。

ただ、設置の少なさと、既発の技術介入機を思い返すと「ホールがどう運用するか」が手に取るように判ることがネックですね。。。

ともあれ、私の本来のメイン実践時間帯である平日夜に打てるか否かはさて置き、「打ち込みたい機種に出会えたこと」が、今回の何よりのプラスでした。

と言ったところで、16戦目実戦記を〆させていただきます。

(K.S.Yuki)