ガキの頃から姿勢が悪かった。首は右へ傾いていたし、猫背は不惑を過ぎて整体の先生に「お腹に力を入れてあるきましょう」とのアドバイスをもらうまで直せなかったくらい。

貧乏揺すりもクセだったなあ。これは姉から「みっともない!」とずっと指摘されていながら、パチプロになっても続いていたもんだ。

こういうのは「直さないと死ぬ」とかじゃないんで、なかなか一人で矯正は難しいんですよ。
やらなくなったきっかけは二つ。
一つは長年のホール通いで左の股関節と腰やふくらはぎがどうにもならなくなってきたこと。
これまた整体の先生に教わったのだが、股関節の痛みは間接の緩みから来るのだとか。
右手でハンドルを持つ関係で右半身が前に出るから、左足は浮きがち。
で「足を組むなど、もってのほか」と、膝と膝の間隔を拳一つ分以内に保ち、足の裏を床につけるようにしたのです。
「揺れるのは浮いているから」という面は大きいので、これはこれで効果がありましたよ。

もう一つは、姿勢が悪い人を反面教師にしてですね。
不思議なもので、足を組む人ほど貧乏揺すりも併発してます。
それが見た目にいいもんじゃないのが、自分が気をつけ始めてからわかった、と。

もちろん、自分が過去にそうだったから、注意なんてしません。こちらは見なければいいだけなんで。
これはタバコの煙と一緒。ふんぞりかえっている人からの、分煙ボードより手前からの煙だって、自分の体を台に密着させるように近づければ、ある程度防げるし。

あっ、話がそれました。今まで自分が見てきた化け物たちには、無駄な力が入っている打ち手、不必要な体の動きをする人は極端に少ないです。
多分、自然体で労力を減らし、その分を頭と指先に全部注いでいるんでしょう。
どうかな? こう言われたら、姿勢が悪いパチプロさんも直してみようと思いませんか?