パチンコ講座その5

「小細工はひっそりやるべし」

 海3Rをやっていた店は、特定日になるとプロが大勢やって来ていたホール。末期は牙狼を除くと全然平常と変わらなくなっていたのだが、それでも皆さんはわずかな期待を持っていたのだろう、承知で朝から、途中からいらっしゃっていた。ご苦労さんだ。
 まあ、プロというのは他人の台に敏感で、とにかく、それっぽい人が打っている台や玉が出ている台をジロジロ見るものだ。
 自分がやっているような小細工は、別に特別なスキルが必要なものではないし、発想にしても目の当たりにすれば「なんだ、簡単じゃん」とパクられる。
(実際、沖縄3の右打ちは友人の友達=自分とも面識ある人に、台ごとそっくり謙譲になった。いいんだけどね、台なんて誰のもんでもないし、打ち方も好きにすれば…。出玉もしっかり取らないと仕事にならない台だし、やめていくのもわかってたから)
 そして、同じことをする人が増えたら、店は出玉率が上がってしまうので、当然対策をする=釘をシメる

 となると、できるだけ他人に知られずにやりたい。具体的には
・打ち方を見せない
 盤面ガラスの反射で常に周囲に気を配る
プロやその類いの人の近くで打たない&隣に来たら台を移動する
 といったところが思いつく

ただし、後ろを通られる度に打つのをやめると、それはそれで不自然。かえって様子をうかがわれる原因になる
よって、ブッコミ辺りに合わせを変える
 見せちゃった方がいいのよ、ぶっちゃけ
それでフェイクのストロークで打たせて、諦めてもらう方が話は早いとは思う

・パーソナルシステムの店では、カードを分ける
 出玉表示機能があるホールはそれが注目を集める要因になりがち
会員カードとビジターカードを併用すれば、多少それは軽減できる
羽根モノで勝っている人はご存じだろう
 近年は玉積み形式のホールでも、途中交換可能な店は出てきているので、キリがいいところでカードに入れるのもありだ

・あまり打ち方を言い触らさない
 ダミアン工藤ちゃんには「やっさんは台のことを不用意に口にし過ぎる」とか、よく叱られるのだが、自分は友人にまで隠そうとは思っていない
 ただ、知らない人に自慢げに見せるつもりはない
経験上、凄い効果があるネタは別として、小細工レベルの打ち方は店に一人だと、すぐに店も対策を取らないので、これは案外と重要な点かもしれない

・堂々とする
上記と相反してしまうが、あまりにコソコソして不自然だと、かえって勘繰られる可能性も高い
 特にゴム打ちみたいに隠しようがない場合、一般ファンは見ても真似しないことも多い
プロっぽい人相手だと、さすがに天釘辺りに変えて、その場を凌ぐけれどさ
そこで出るロスが気になる人は、見せるがゆえの後々のリスクと見せない期待値損を天秤にかけて判断しましょう