少し前から麻雀プロの鳥パパさんとTwitterライブやツイキャスという、いわゆる「生配信」をしています。

始めた理由は、完全にノリで(笑)。

しかしまあ、最近の若い子の間ではこういったものが流行っているらしいし、見分を広める意味で良いかな…と。

 

そして、やってみた感想としては、なかなかに面白いなと感じました。

自分が何かを話した感想がコメントでダイレクトに返ってくるし、視聴人数の変化からも話に喰いついているのかどうかが分かります。

観ている側からだと、コメントにこちらが反応してダイレクトに応えが返ってくるのが良いのでしょう。

友達同士でおしゃべりしている感覚に近いのでしょうか?

 

私はメディアの仕事をずっとしていて、色々な移り変わりも見てきました。

紙面からネット上の文章に移行したり、テレビからネットの動画になったり…メディアの隆盛はここ何年かでも混沌としています。

今は動画から生配信のようにより身近に感じられるものがうけているようですね。

やってみると、納得です。

 

私の書いているこのコラムなどは、時代の流れで言うなら生配信の対極にある存在でしょう。

私が考えていたこと、感じたことを一方的に伝えるものであって、双方向の流れは生まれません。

もちろん、コメントや会ったときに会話で…などはあるかもしれませんが、このコラム自体はこれで完結しています。

 

もちろん、それは良い部分もあれば悪い部分もあります。

例えば、コラムで沖ドキの朝一のカニ歩きゲーム数について書くなら「50Gを目途にカニ歩きましょう」と書くと思います。

これはとても無難な数字を書いていて、自分の経験上あまり損をしない一般的な目安です。

 

実際は全リセットか否か、設定配分は、ライバルの有無は…など色々な条件でゲーム数が変動します。

生配信だと恐らく誰かが突っ込んで、全リセットなら…設定配分は…など話が広がるところ。

興味のある方はそれが面白いのだと思いますけど、一方であまりやったことのない人だと「結局何ゲーム回せばいいの?」と混乱すると思います。

 

その取捨選択をこちらで済ませて、ぜい肉をそぎ落として分かりやすくまとめているのがコラム。

より深く話したいなら生配信…という感じでしょうか。

コラムなら、その取捨選択でどこに重きを置くかが腕の見せ所、生配信なら相手の反応にスパッと対応できるかどうかがポイントでしょう。

 

観ている側もその辺りを理解して、コラムなら一般論なんだなと、生配信ならコメントを入れて突っ込んだ方が詳細を知れるな…考え方を変えた方が楽しめると思います。

 

昔はスロットを打っているだけで良かったのに、最近は色々なスキルを要求されるなぁ…と感じる41歳の秋でした。