9月4日、警察庁から規則改正の最終案が公示された。その内容は、7月11日に発表された内容からパブリックコメントを経て、ことパチンコ・パチスロにおいては何ら変化のない、言わば既定路線とも言える結果だった。
今後は否が応でも粛々とこの流れに沿って進んでいく。そんな中、これまでパチンコライターとして第一線で活躍してきた一人の人が独立した。
シリーズ「人々の本音」第2回のゲストはJCさん。これまでもメディアの中で業界の変遷を見続けてきた著名ライターが今何を思い、今後のパチンコ・パチスロ業界と関わっていくのか。業界の中で最もユーザーに近い立場であるライターが、今回の規則改正をどう見ているのか。そして、ライターの実態とは。その深層に迫った。
インタビュー日:2017年9月2日
雑誌へ応募でライターへ
――まずJCさんがライターになるまでの経緯をお聞かせ下さい。
JC ボクは元々目立ちたがりで文章も好きだったんです。当初はパチンコなんて興味がなかったんですけど、友人に誘われて……。
JC 話を聞いてると小遣いが五千円だった時代に八千円勝ったとか、1万円負けたとか……そんなん死ぬやん!って感じだったんですけど、初めて打ったフィーバーギャラクシー(現金機)っていう台でたまたま勝ってしまって。
――ボクらの年代のあるあるですね(笑)。
JC で、顔を出して仕事していきたいと思っていたんですが、プロがいるなら俺も勝てるだろ、と。それで雑誌を買いにいったら、編集と攻略ライターの募集があったので応募したんですが、編集の方になぜか応募しちゃって。
JC それで落ちてしまったので、そこからは一旦パチンコ屋に就職しました。
――あの頃は常に雑誌に募集の広告が出てましたね。
JC ええ、ただそれでどうしようかなー、となった時にパチンコ屋で働いた経験があれば箔も付くし、色々学べるから、とマルハンに就職しました。
JC 当時(1999年頃)のマルハンは40数店舗くらいの規模で、渋谷のマルハンパチンコタワーはありましたが、東京や神奈川の人は「マルハン?何それ」くらいの時期だったと思います。ただ、25くらいの時だったかな、また雑誌で募集を見て。それでメディアの道を選びました。
安田一彦 え?マルハンで正社員だったんでしょ?もったいないじゃないですか。
JC そうですね。雑誌の方はアルバイト募集だったんで。マルハンもこれから大きくなっていく時期だったし、正直すごく悩みました(笑)。
安田一彦 続けていれば店長クラスにはなっただろうにね(笑)
JC はい(笑)。でもマルハンに入る時も面接で「ゆくゆくは雑誌に入りたいと思ってます」と伝えた上だったんで。
JC それで、攻略ライターに応募したら面接までこぎつけられて、その後実技試験もあったんですけど、その時の面接官の方が「あ、止め打ちも出来るね」と。
――実技試験なんてあったんですか!?
JC ええ、後で聞いたらボクら世代の時だけだったらしいんですけどね(笑)。その時にF社の……猫の……
安田一彦 あぁ、あの確変割合が公表値より高かったやつ?
JC そうです。今だったらF社ぶっ潰されてるかもしれないような(笑)。それで、打った事もない初見の台だったんですけど、まぁあの頃の開放パターンなんて単純だったんで、面接官の人が「止め打ち“も”出来るね」って言われた瞬間、ぶっちゃけヨシ!受かったな!と確信しました(笑)。
ひたすらデータ取りから始まったライター生活
――見事、念願の雑誌に転職されたわけですが、どういったお仕事をされていましたか?
JC まずはデータ取りですね。それぞれ担当が振り分けられて、その機種に関してひたすらデータを取ってくる毎日でした。
安田一彦 記事はまだ書かせてもらえない?
JC そうですね。それどころじゃなかったっていうか……データ取りも単に数字だけってわけじゃなくて、演出の、ミニキャラ1つ出たらピッって用紙に線入れて。
JC 一番多かった時で、二日分のデータ取りの用紙がこのくらい(20cmくらい)積み上がった時ありましたよ(笑)。確かイエローキャブって台だったかな。
――抽選の仕組み知ってたらどうでもいいような事ですよね(笑)
JC ええ、ミニキャラ如きで当たるかボケ!と思いながらやってました(笑)
安田一彦 今はそこまでしないで良くなったとも聞くけど。メーカーから資料もらえるし。
JC 役割分担がハッキリしてきましたね。
安田一彦 JCさんはアルバイトを経て正社員になったのに、それでもガイドで言うショッカーみたいな事をずっとしてきたんだね。最近はショッカーって言葉も無くなってきてるけど。
――当初そういった仕事をされて、JCというペンネームはどの辺りから名乗るようになったんですか?
JC そこは2,3ヶ月で決まりましたね。まだアルバイト時代に。その二年後くらいに契約社員になって、そこからさらに2年ほどたって正社員っていう流れです。
JC ただ、面接の時に言われていたのは「うちは攻略ライターを正社員にする事はないから」と。今思えばよくやったなと思います(笑)。
JC でもそこから一所懸命やって、契約社員になって、そこから正社員の道が見えてきたんですけど……少しトラブルもありまして。
――と言うと?
JC 契約社員になってからすぐ正社員の話がきたんですけど、某オカルト大先生にケンカを売ってしまった事がありまして(笑)
――T氏ですか?
JC ええ、別にこっちはそれまで何とも思ってなかったんですけど、ある時T氏がこっちの事をボロクソ書いてきた事があって。それでボクも頭にきちゃって、陰でやるなんて気持ち悪いから、「どういうつもりだ」と直接メールを送ったんです。
JC そしたら、色々なところで出版社の絡みがあって、ある日当時の編集長に呼び出されて一喝されまして……。
――あらぁ……。
JC それで、正社員の話は一年延ばされました(笑)。
――色々なしがらみがあるんですね。
JC ボクはそれでも正社員になれましたけど、やっぱり何でもかんでも言いたい事が言えるわけでもなくって。今は女の子のライターの方が(人気上)強いってのもありますし、やっぱりライターになりたいなら20代半ばまで、遅くとも27,8くらいまでにはある程度確立していないとな、とは思います。
安田一彦 元々この業界はライターなんて(ギャラを当てにせず)ある程度自分で食ってくのが当たり前で。入ったらすぐ動画に出れて来店で稼げて、なんて勘違いして辞めていくライターさんも多いからね。
JC そうですね。業界に入って最初にやるデータ取りって、やっぱり新機種が多いわけなんですけど、それぞれの担当機種の割り振りもあったし、正直最初から回収だろうなって機種のデータ取りは逃げたくなりました(笑)。
JC 「今回のコレはあの店に入るから多分勝てるけど、でもなー、負けたらなー」とか、悩む事は多かったですね。それにいい店に導入されるからといって台が取れるかも分からないし。
安田一彦 その辺はみんな悩むとこだよね。
動画の隆盛
――データ取りがメインだった流れの中で動画が仕事になっていったのはいつ頃くらいからですか?
JC 2005,6年くらいからですかね。最初はスカパーとかCSで。その後オリ術……?
安田一彦 そう。オリ術が一番最初にDVDをつけて、そこから売り上げを伸ばした。
JC その後、ガイドさんが付け始めて、うちが一番最後って感じでしたね。2012年とかそのくらいの時期だったと思いますけど。
――ボクがスカパーの動画を見始めたのが2010年頃だったんですが、JCさんの場合正社員だったという事でギャラ的には……
JC そうですね。他の方からは色々聞いてて「それはメーカーやらホールから〇〇くらいのお金が出てるはずだし、一回明細見せてもらいなよ!?」とは言われましたけど、まぁ会社は見せてくれないんですよね(笑)。
JC ただ、ボクはそれに不満だったわけでもなく。もしその当時に戻ってフリーを選ぶか正社員を選ぶか、と言われれば正社員を選ぶと今でも思います。確かに単価はデカイかもしれませんが、安定を選ぶタイプなので。だからそこに不満を持った事は無かったですね。
安田一彦 制作会社さんもそういう意味では助かったでしょうね。フリーの方よりは呼びやすいでしょうし。
JC ボクの場合は、ギャラはいいからもっと仕事よこせってスタンスでしたね(笑)。元々目立ちたがり屋なので、動画の仕事は本当に楽しかったですし、一所懸命やりました。
――お話を聞いていると、JCさんはプロ的な勝ち方も知っている。でも非常に一般ユーザーの目線に近いというか、パチンコを楽しんでいますよね。
JC それは色々な方に言ってもらえました。直近だと夢中になってたのが「牙狼 金色になれ」で、他のライターさんが出ている動画とかは全部チェックしてたんですが、「ボタンぷるぷるしてんのになんで押さねぇんだよ!」とか思ってました(笑)。
安田一彦 ただ、今独立して中々そういう楽しみも難しくなった?
JC そうですね。パチンコに対しての向き合い方が変わってしまいました。これまでは社員として良くも悪くも色々な機種を打って、そら他の人より詳しくなるよなって思ってましたが……
安田一彦 稼働しなきゃってなると違うもんね。
JC はい。安定が欲しくなって牙狼が打てなくなりましたね(笑)
規則改正とライターの向き合い方
――今、業界に大きな荒波が押し寄せていますが、独立されたこの先、それでもこの業界で、という点に不安はありませんか?
JC 規則の内容の話ですよね?正直あまり深く知っているわけではありませんが、1,500発上限という点については特に何も思いません。海物語なんて今でもそういう台ですから。それと、上限が抑えられた分は、出玉無し当たりとか4Rとか、そういう下の振り分けが少なくなって調整されると思うんですね。TY(特賞1回あたりの平均の差玉)は変わってないわけですから 。
JC ただ、時間単位での出玉速度規制。これが一番大きくて、こうなるといくら上限1,500発でもこれまでのように確変で連チャンして一気の出玉獲得!とはならないわけですから。あくまで予想ですけど、大当たり出玉はゼロで、でも3時間・4時間かけて、小当たりラッシュで1万発を出す、みたいな台も出てくる気がするんですよね。
安田一彦 イメージ的にはパチスロのART機みたいな?
JC そうですね。今よりもっと通常回転が減って、確変の時間が延びるような。そんなイメージです。お店側としては通常時を回してくれてナンボなんで、当然売り上げは下がるだろうし、そうなれば全体のパイは縮小していかざるを得ない。
――それでもお客さんが面白いと思ってくれればまた盛り上がる事もあるんでしょうが。
JC 台単価が上がっているのもホールとしては辛いところでしょうね。タイアップや筐体が派手になりすぎている事で業界の中のお金の配分がどんどんメーカーに寄っている。
安田一彦 あと、宮崎で来店系が完全に禁止になったり。広告一切なしのゲリライベントは一応黙認されてるけど。
JC そういう意味でもホールさんは厳しいと思います。で、これって完全にカジノと東京オリンピックの流れで来てる話じゃないですか。だから2020年以降に関しては緩やかにでしょうけど、緩和されていくと思っているんですけども。
――緩和はあり得る?
JC と、思いますね。警察だってパチンコ利権を手放したくないでしょうし。
※このインタビューはPOKKA吉田氏(第3回ゲスト予定)のインタビュー後に行われた
安田一彦 ただ、POKKA吉田さんいわく、警察は現状パチンコ業界よりも警備業界とかの利権の方がよほど大きくて、パチンコ業界なんか歯牙にもかけていない、なんて話もある。
JC そうなんですか……。
安田一彦 既存の利権を捨てるわけではないけど、業界の趨勢はどうでもいいっていうのが実態らしいよ。
――ちなみに、雑誌の中の方たちは改正についてどういった捉え方をされているんですか?
JC 雑誌は……打ち手側として見たらヤバイって話はちらほら聞こえますけど、今回の規制でパチンコに設定が付くじゃないですか?とすると当然パチスロのような設定示唆が出てくると思うんですよね。推測要素とか、そういった面にフォーカスすれば雑誌はむしろ作りやすくなるんじゃないか、って声はありますね。
JC 時間規制については確かに痛いと思いますけど、豊丸のナナシーみたいに確変がなくともコンスタントにお客さんがついている機種もあるわけで、そういう台ばっかにしちゃえばいいんじゃないですかね(笑)。
安田一彦 最近ではナナシー以外にもドラゴン伝説とか色々出てきたよね。
JC あれも面白いんですけど、予告で決まっちゃうところがあって。
安田一彦 海物語くらいハッキリしてればいいけど、じっちゃんばっちゃんは基本的に予告とか見てないからね(笑)。
JC ボクは確変なんか無くなってもいいくらいのスタンスなんで。そういう台が増えて大衆娯楽に戻るのならそれでいいと思っています。
――あと、ここで少し今後の流れについて整理させて下さい。今、改正規則の内容が正式に決定して、今後みなし機の取り扱いについて業界と警察庁との綱引きが始まる状態のようですが。
JC ボクそれに関しては警察庁に言いたい。昨年末に釘問題でMAX機が撤去になって、新基準機(パチスロの5.9号機や確変65%パチンコ)が出てきて、あー、やっとこれで一息。とか思ってたところでしょ?そこへきてこの規制ですからね、だったら一辺にやれよ!!と。
JC ただ、ユーザー視点で言えば、パチスロが4号機から5号機になった時にみんなもう辞めるって言って、それでもまた5号機が盛り上がったりしたわけで。現行の機械について、ホールさんは今あるのをなるべく使いたい。そういう流れは4号機~5号機の時と同じだし、6号機になって面白い機械が出る事を願うばかりですね。
――ちなみに他のライターさんたちと規則改正について話したりするような事はありますか?
JC う~ん、一部のプロ的なスタンスの方達くらいですかね。ボクが今の会社を辞めて、他業種の資格の勉強とかもやっているんですけど、そういった方達と話していて別の道も視野に入れておいた方がいいぞ、なんてとこからスタートしてます。
JC ただ、その他のライターさんとは基本的にそういう話はしなかったですね。
安田一彦 そこは役割が違うよね。POKKA吉田さんのようにみんなが詳しいわけじゃないし。
JC あと、そもそも編集部もそういう話をライターにわざわざ伝えたりしないんですよね。知っていたところで雑誌では書けない事も一杯あるし。
安田一彦 そういう事に興味がある人もいない?
JC そういう人も多いと思います。一般のユーザーさんと同じなんですよ。自分で情報を仕入れない限り業界動向にそれほど詳しいわけじゃなくて。あと辞めたタイミングがタイミングなんで、ボクのところに来る話はそれどころじゃないっていうか。お前なんで辞めたの?って話ばっかりで(笑)。
安田一彦 ライターさんたちはパブリックコメントだって書いてないっしょ(笑)。結局書いたところでっていうのはみんな分かってるし。俺は書くべきとは思うけどね。
JC 下手に触れても会社から怒られますしね……。だからスルーを決め込んでる人が多いっていうのは事実だと思います。書きたい事が無いわけではないけど、やっぱり書けないっていうケースも含めて。
JCさんの今後
――では、今後の事についてですが、なぜ今のタイミングで辞められたんですか?
JC えー、それは複雑な事情があるので割愛させていただきたいのですが……、実は数年前から辞めたい気持ちはありまして。まぁ社内での人間関係が主な理由ですね。色々ありまして、共演NGな人を作ってしまい、その結果やりたかった動画の仕事も少しづつ減ってしまって、ここ最近会社にあまり必要とされていないように感じてしまってもいたし、年齢的にもやり直すなら早めにしないとって気持ちは常にありました。
JC それと、そのゴタゴタで少し精神的に病んでしまった時期がありまして。今思うとあの時辞めてれば良かったと思うんですけど(笑)。
――ちなみにいつ頃からそんな感じに?
JC 4.5年前からですねぇ。
――そんな前から!?
JC はい。でも、やっぱりやりたかった仕事だし、相手に対しても悪かったな、という思いもありますし……意地で続けてしまったかな、と。
安田一彦 そこまできたら、無理して続けなくてもいいんじゃない?
JC ええ、業界内の先輩にも「お風呂に入った時、それが適温じゃなかったら出るだろ?それでいいんじゃないか?」と言われまして。あぁ、確かにそうだな、と。
――規則改正がどうとか、今後の見通しが、という事はあまり関係なかったんですね。
JC はい。だから、今はすごく精神的には楽になりましたね。
安田一彦 周りからすると、「え?なんでこのタイミングで!?」って見られているとは思うけど、時間が癒してくれますよ。
JC ありがとうございます。まぁ、そんな経緯で辞めたんですけど、幸い業界内の繋がりも少しはあるので、これからどうなるかはまだ分かりませんけど、やっぱりずっとやってきて好きな業界だし、今までの経験を活かしたいと思っています。
JC 友達なんかには、「どーすんのお前(笑)」みたいに煽られますけどね(笑)。先を考えて他業種の就職も考えて資格の勉強も進めてますけど、出来ればこの業界で、とは思ってます。
安田一彦 この業界には言われた事しかやらないどころか言われた事もちゃんと出来ない人も多いからね。それからするとJCさんはアッパー系というか、自分から仕事を見つけていくタイプだから大丈夫ですよ。
JC そうやってどこかに拾って頂ければいいんですけどね。今はとりあえず勉強以外の時間は稼ぐためのパチンコってなってますけど、やっぱりそれでは悶々とするというか。誰かに必要とされたいと思ってます。
安田一彦 勿体ないですから。今後もキャリアを活かして頑張って欲しいと思っていますよ。
JC はい、ありがとうございます!
――パブリックコメントの受付が終了し、それでも規則は変わらない。そんな一報が飛び込んできた最中、JCさんが長年活躍してきた雑誌を退社される事をツイッター上で知った。ボク自身は、1ファンとして誌面は勿論、スカパーでの活躍を長年見てきて、豊富な知識とわざとらしくもなく、擦れてもいないリアクションでユーザーに訴えかけるモノを持っているJCさんがなぜ今!?という疑問で一杯だった。
結果的には規則改正とはほとんど関係ない理由での退社であった。だが、変革期を迎えている業界内で、中枢にいたライターの実態がどういうものか、会社から求められている事は何か、それが徐々に変わっているという事が今回の取材で明らかになった。それは、ユーザーの求めるものとはまた違っていたかもしれない。
それでも、長年のキャリアを持つJCさんが、まだこの業界で活躍したいと思ってくれている事は一筋の希望だ。確かに射幸性は削られる。一撃出玉の夢のある機械はしばらくは出てこないかもしれない。
けれど、「確変なんていらない」と言い切り、パチンコが大衆娯楽である事を許容しているJCさんが、これから先もこの業界に「必要とされたい」と思っている事は、今後の業界を盛り上げていく上で大切な何かを示唆しているように思えてならない。
来店イベントで後先考えずに無責任に盛り上げるだけがライターではない。
JCさんのような地に足のついたライターが、今後この業界に残っていけないのであれば、業界はこれまでの過ちをまた繰り返す。そんな風にボクは思う。
取材・構成/安田一彦 万回転