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※本コラムは対談動画「安田一彦のここだけの話」を書き起こしたものです。動画はこちら

聞き手/安田一彦  対談者/永浪

※安田一彦のここだけの話・・・第2回『永浪(えいろう)プロ』の最終回ではCR天下一閃のここだけの話!いよいよ現場のプロの『今』が語られます。(動画内解説/万回転)

安田 はーい、はじまりましたー、安田一彦のここだけの話!対永浪プロ編最後ということです

永浪 はい!

安田 最後はね、プロとしての永浪くんを見せてもらいたい、現役パチプロとしての

永浪 あ、はい

安田 あんたは原稿料でどうこうっていうことじゃないよね?ぶっちゃけパチンコで勝たないと生きていけないよね?w

永浪 そうですね^^;もう98%くらいはパチンコだと思います僕はw

安田 けっこう、僕らの世代もそうだけど、取り込まれて行くっていうか…、まあ、もとは現場のただのパチプロなんですけど、原稿を書いていくうちになんか仕事が増えていって、いつのまにやらどっちが本業なんだかわかんなくなっていく、っていうパターン、もしくはパチプロから足を洗っていくとか。スロプロライターの人とかそうだよね。基本的に仕事が増えていくから、ずっと現場にはいられない

永浪 んー、それは仕事になるんだから、やっぱステップアップなんじゃないですかね

安田 うん、世間的にはどう見てもそうだよ

永浪 そうですよね

安田 きちんとほら、お国にもいい顔が出来るし、保険とかさ、大手を振って世間を歩いて行けるしね

永浪 はい

安田 でも、あなたはそれに背を向けているわけですよね、プロとして

永浪 いや、もう僕の場合はとにかくなし崩しなんで^^;だから最終的に、ホールふらふらしてるのは、僕のなかの最終なし崩し地点なんでw

安田 へー、それは目標としている地点でもあるの?w

永浪 目標にはしてないですw

安田 ははははは

永浪 まったく目標にはしてないですw

安田 でも、なにか違う環境に身を置くためには、自分で動かないとダメなんですよw

永浪 そうなんですそうなんですwまあ、でもなんか、それでやろうとするんですけど、面倒臭くなって、ホールをふらふらしているっていう

安田 はははは

永浪 そういう状態ですね。あの以前も安田さんが、ガイドで書かれた「パチプロとは【状態】だ」という

安田 【職業】ではなく【状態】だっていう

永浪 あれは、ちょっとなるほど!と

安田 読んでくれているようでありがとうございますw 俺も読んでるよ^^

永浪 ありがとうございますw

安田 あの、ライターも企画出さないと…、あなた、編集さんが用意してくれて「こういうのやる?」って言われたら「…ああやります」くらいだと思うんですがw

永浪 はいw

安田 自分からこんなのやりたいんだけどさ、って僕らなんかの世界って企画書、昔はプロントして、テーマとか、経費とか出演者とか、これをアピールするとか、一ページ分くらい、ラフっていうんですけど、だいたいページのもとの素材みたいなものを作ってみせて、それで採用されてりとかしてきたんですけど、…やんないもんな

永浪 はいw

安田 やんないっていうか、パチプロで余裕だからやらないですむのかもしれない

永浪 いや、余裕っていうか、どっちかって言うと、なんか、またこれも変な例えですけど、ちょっと「コ○キは三日やったらやめられない」みたいなのに近い感じの…

安田 はい、えー、物乞いと言い直しましょう

永浪 ああ、すいません^^;

安田 でもさ、勝ち方もどんどん変わっていったじゃん

永浪 はい

安田 僕なんかは、技術介入ありきになった時点で、すごい大きな差がある
ジグマから、ジグマがやれなくなった時も、ものすごく、ほら大きな転換期来たなと思って。あなたもともと、わりと店をまわる方だったんですよね

永浪 そうですね

安田 うん、それがまず一つ。それから、店が用意してくれた撒き餌をとる、それを見抜くのがプロだみたいな感覚で僕らは育ったんですけよね。ようするに釘を開けた締めた、ところがあったんですが、それの行きつく先がイベントまわりで、いまはイベントって禁止されてるんですけど、お店がわざと負けるコーナーを作って、また、それがさ、誰でもわかるような感じでやってたから僕はいかんのだと思うのですよ。ヘソだけガーっと開けてさ、場合によっちゃ、札をバーッとつけちゃって、で、走るか、いっぱい歩いて店を把握するかだけの勝負になっちゃった時点で、まああんまり面白くない。
でも、そのときはまだよかったです、撒き餌があったから。最近撒き餌も、…まあ、ありますよ、新規があれば牙狼がよかったときとか、北斗がよかったときとか、海がその次だったりとかして

永浪 はい

安田 ありますけど、あんまり平常営業でわざと玉が出る台作ってくれないじゃないですか

永浪 んー、そーですねー…

安田 そっからの脱却で、僕は結構右往左往している

永浪 はい

安田 技術介入、技術介入だね、結局、玉増やすだけじゃなくて、打ち方に活路を見出して

永浪 はい

安田 もちろん釘がよくなった状態でなければ、銭形の時代なんかとは違うから、僕は銭形やってないけど、もっときつくはなってきているんですけど、そんななかで永浪くんは悠々と勝ってるっていうのは、やはりそういう時代に合わせた勝ち方を…

永浪 いや、悠々とではないですけど、もともと、たぶん僕は技術介入の方がむしろ好きだった…

安田 俺聞いてる!若いころよく一緒に打って飲んでたから、有人くんから…、有人くんはわりと立ち回り派なんだよね

永浪 そう、そうです。オーソドックスな

安田 お、なんかあったよ三万五千円!みたいな、ただ、普通に打っているだけで。でも永浪くんはそういうなかでも、なんか出来ないかって、ずっと考えてるんですよって、話を僕は有人くんから昔話で聞いたことある。まさにそれか

安田 じゃあ、えっと技術介入の時代が来て、なんか店が出そうとしていない台で、出さなきゃいけなくなったこの現在、永浪プロの時代来た!みたいな?

永浪 いやー、でも、けっこう技術介入はいまもう、けっこうなんて言うんですか、ベースでみんなできる状態になっている

安田 止める捻るはねー、もう

永浪 はい、もう基本になっているじゃないですか

安田 昔のさ、技術じゃないから、まあ昔からそういう事やっていた人いたし、コンマ何秒の止め打ちを体感機でアレンジマン狙うとか、難しかったらしいんですけど、いやー、でもゲーム性がある方が強いよ

永浪 はい

安田 稽古量でいったら変わんないわけですよ、若いやつと。キャリアが通用しないから。だから、それで僕もずいぶん捻るのはマスターするのに遅れた。やるけどな。
やんないと落ちていくから。俺の技量では。だから、やるけどさ。

安田 んー、するってーと、その辺がスタンダード、勝ち組のスタンダードになっちゃっているじゃないですか、技術介入

永浪 はい

安田 それでは足りなくなるよね。だって回る台探すのがスタンダードになった時点で、回る台を捜すだけでは勝てなくなったから

永浪 そうですね

安田 その先があるんだよね

永浪 そー…ですね、僕の場合だといまは、逆にそんなに勝ってないんであまり言えるのかって話なんですけど

安田 なにをおっしゃいますw

永浪 いま天下一閃をまだずっと打ってるんです

安田 え、去年大ブーム来ましたよね

永浪 そうですね、去年、かなりやばい収支になっちゃってw

安田 忘年会で会ったときに「全然儲かんないけど、身体が天下一閃の方に吸い寄せられて、どうしよう」って言ってたんですよねw

永浪 ふふふふふ、やばいですよねw

永浪 天下一閃の場合、去年から、ある意味似たような立ち回りで、今年もべつに変わったわけじゃないんですけど、ちょっとシビアに見だしたっていう

安田 シビアっていうのは、どういう意味でですか

永浪 まあ天下一閃の場合だと、釘とネカセ…

安田 役物?

永浪 役物…、うーん、個体差とネカセですよね

安田 あー、ポチがね、うちのサイトにもすげーやつがいるんだけど、あいつ中々言わないのに、ネカセだけじゃないって言ってる

永浪 あー

安田 もともと持ってるものがあるって言ってる

永浪 個体差ですよね

安田 そうそうそう、それはもしかしたら、盤面にくっ付いている羽根物や海のステージなんかもそうだけど、台自体の傾斜はあるけど、台の盤面にネジあるじゃない、あれ打ちつけられてんだよね?役物とかステージとか永浪 あー、はい、あれをちょっと弛めたりとかそういうのも、なんか古典的な感じでありますけど

安田 あと、もともと付けられたその状態が

永浪 ズレてたりしますからね

安田 うん、ズレてたり、若干きつく締まって手前に傾いていたりとかいうのも個体差なんじゃないかな

永浪 あと、天下一閃の場合だとクルーンの設置位置、真ん中の透明な部分の設置位置も一ミリ単位でズレてたりしますね

安田 一ミリはでかいね

永浪 はい、ただ、どっちにズレているのがいいのかも、ネカセとの絡みで、たぶんなんかあると思うんです
そこまで厳密にはわからないんですけど、なんていうんですか、まあ、…逆に天下一閃みたいな場合だと、いまの技術介入がほぼ無い台ですけど、そこそこ出てる台、勝てる台でも、あまりに荒れるんで、落ちてることがある

安田 だから投げちゃってるとか

永浪 はい、で、ずっと店も放置している場合があるっていうのを今年に入ってからちょこちょこ座れるようになって

安田 ほー、じゃあ釘を開けた台を狙っていくんではなくて、ほっとかれているんだけど…

永浪 あとネカセを変えたときとか、あとはデータですね。データでもう辛抱強くしばらく定点観測して、これだったらやっぱりいける、っていう

安田 ほー

永浪 そんなに稼働がないじゃないですか、天下一閃は

安田 うん、そろそろ旬も終わって飛び込み口の受けの形が真逆になって放置されている台けっこうありますよね

永浪 はいwそうですね、まあ、そうなるとさすがに手も足も出せない感じですけど、でも、中途半端にまあまあいい状態でも放置されちゃったり、稼働されてないんで、データをとろうにも初当たり少なくとも50回は見ないとよくわからない

安田 粘ってくんないとねw

永浪 初当たり50でもわからないけど、50くらいからデータとして成立するんじゃないかっていうんだと、フルで打っても四日間、それくらいかかっちゃう、ビッチリ打ってても。そうすると、そんなになんて言うんですか、直近で見れないんで、直近の店のデータとか、あと他、サイトとかで見ても、だから、しばらく、なんかこれいけるかも、と思ったら、しばらくデータを観察、まあ僕の場合、ネットで観察するんですけど

安田 あるらしいね

永浪 たまに間違えはあるんですけど、まあしばらく、定点観測で、二週間とか三週間とか、ちょっと気になる台をピックアップして、そっちの方でも調べる感じにしてます

安田 ほー、なるほど。技術介入の時代を経て、まあ、結局機種ありきなんですけど、なにかこう、みんなが出来ないことやリスクもあって、手を出しづらいことも積極的にやっていくから、いま収支が出ているともいえるのかなあ

安田 まあ、でも途中経過で揺れることもあるじゃないですか

永浪 そうですね

安田 いけんじゃねーかなと思って、このデータならと思ってやったけど、自分がこのデータを、他人の肥しにするために打ち込んでいる可能性もあるわけじゃないですか、負けながらw

永浪 そうですねw

安田 昔の一発台に近くね?

永浪 そうですね

安田 度胸一発の人の方が強い場合もあるじゃないですか。あのー途中でハマることってあるよね。特に一発飛び込んだら大当たりみたいなやつって。で、そこを我慢出来るか出来ないかっていうのは、デジパチのボーダー理論で千円当あたりの回転数から入った人って、ちょっと追えなかったりするよね、ムラでおえないとか

永浪 そうですね。天下一閃でも羽根物一日分のデータが欲しかったら、五日か六日くらいかかると思いますよ

安田 あー、50回、60回

永浪 んー、だから、そうすると、なかなか短いスパンだと何もわからないみたいな

安田 んー、だって、羽根物だって一日でさ

永浪 いやー、わからないですよね

安田 TOKIOとかよくやってたけど

永浪 三日くらいは欲しいですよね

安田 うん。すごくいい台なんて、1/9に近い台なんて言うのは、元の分母がちっちゃいからそんなにズレないけど、悪くても1/11くらいに僕の経験上なったけど、今日1/13だった台って怖いよね、明日1/17,18になるかもしれないしw

永浪 そうですねw

安田 でもわかんないけど、今日外れ方が惜しいのいっぱいあったよな、っていって1/11になったりする場合もあるし、1/13が底かもしれないし、そこらへんは、もうギャンブルなのかな

永浪 僕はもう、ちょっと基準をつくっちゃって、意外ともう中の玉の動きは、けっこう無視、まあ無視とまでは…、まあ思うところは多々あるんですけど、ネカセが垂直だったら1/3.8から1/6くらい

安田 下の振り分け?

永浪 はい

安田 立ってる方がいいの?

永浪 いや、寝てる方が

永浪 五ミリ以上寝てたら1/3から1/5くらい

永浪 垂直より起きてたら1/4.8から1/10くらい、そのブレは個体差

安田 あ、でも普通の台って寝てるじゃん。立ってるってすごいよね

永浪 けっこう天下一閃は垂直より、手前に立ってる台が多いです

安田 おれ、今度座ってみてみようかな、すげー圧迫感感じると思うw

永浪 天下一閃は上の枠もでかいし、けっこうな圧迫感はありますw

安田 まあ、ちょっとね触りだけでしたけど、面白いこと聞けました!

安田 で、天下一閃やる前はネタばっかやってたよね?

永浪 そうですね、天下一閃がはじまってから、ピタッとやめたんですけど、それまではずっとそっち系の

安田 二年とか三年くらいみんなそんなのばっかりだったよね、俺の知り合いの一流どころって

安田 タコラッシュから始まって、ファフナーみたいな一過性のものじゃなくてさ、なくなるまでしゃぶりつくすように、どこでも行って勝つっていうさ。それが俺出来ないからもうちょっと俺が余裕で勝つ時代って、まあ彼らも余裕はなかったと思いますけど、大変だから。だけど、そう思った上で天下一閃とかはセンスがある人はやってもいけるからね

永浪 でも、まあそろそろ本当にやばくなってきたかもしれないですw

安田 まあ、でも次々とでるかもよ?w

永浪 まあ、そんときに開け直しとかしてくれないと、やっぱキツイかな、っていう

永浪 あと店、ネカセを変える店っていうのも、変える店はたまに変えたりする、けど変えない店は絶対変えない

安田 うんうん

永浪 っていうのも、釘をいじる店はいじる、いじらない店はいじらないみたいな、それを知っておくっていうのも一つ、色々見て回るときの、釘以外にも一つ要素が増えるっていう

安田 これ新しい時代入ったね。昔はネカセが固定されているのが基本だったんだけど、楽○とか○ハンとか。これはそのうち、あと三年五年したらプロの人はみんなスタンダードとして身に着けている技術の様な気がします

永浪 意外と、ちょっとよく理由わからないんですけど、携帯のアプリとかで計測すると

安田 ミネッチがやってるの見たことある

永浪 どうも、正確なやつが出てこない

安田 へー

永浪 なぜかはわからない、壁とかでやると確かに正確なんですけど、横から明らかに手前に出てても、明らかに起きてても、なんかそんなに変わらないんで、ちょっとだからあれは使うときは見た目も重要にしといたほうがいい

安田 ほー

永浪 むしろ僕は見た目の方のみで今やっています

安田 永浪くんは、ツールで測る数値よりも

永浪 見た目

安田 目を信用していると…おもしろいね!

安田 でも、やっぱりね、勝っている人の言うことは真理は多く含まれているので、これ注目かもしんない!

安田 あの、いいのかな、タダでこんなの話しちゃってねえ?wプロからお叱りを受けるかもしれないですよw

永浪 みんな天下一閃でハマりましょうw

安田 はははははwまあ、それで盛り上がってくれればね^^

永浪 はい^^

安田 このあと一発台が業界の中で、まだ登場しそうな感じなんで

永浪 非常に嬉しい話です^^

安田 まあ、一発台だから何でもかんでもOKってわけじゃないかもしれないけど、そういう色んなゲーム性の機械が出ることによって自分の実力を発揮できる機会がこれから出てくるっていうのはいいことかもしれない

永浪 はい

安田 いや、ちょっと最後にね、パチンコを楽しく悠々と遊ぶっていうよりかは、すげーディープな話題出たんですけど、一回目、二回目、分けて公開するんですけどそこで、もういいや、って思った人には言えない、いいプレゼントできたんではないかなと思います^^

安田 というわけで、永浪くんの物凄い貴重なお話、楽しいお話ありがとうございました

永浪 どうも、こちらこそありがとうございました

安田 また機会があったら、まあマガジンとガイドのコラボでもなんでもいいんで、もういちどお仕事出来たらいいですね^^

永浪 ぜひ^^

 

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