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※本コラムは対談動画「安田一彦のここだけの話」を書き起こしたものです。動画はこちら

 

「安田一彦のここだけの話」・・・エル・パット編 最終回。業界人からプレイヤーに贈るエル・パット節を是非ご覧ください。(動画内解説/万回転)

聞き手/安田一彦  対談者/エル・パット

 

安田 エル・パットさんさんとの対談、異例の第四回目になりましたけど

※前回、毎回同じと安先生に突っ込まれ、今回は『よっ!』から変えたようですw

 

安田 第四回目は、『エル・パット大いに語る!』というエル・パットさんから出たテーマについて、我々が聞いていきたいなと思うんですけど

安田 まず、エル・パットさんがここで言いたかったという依存問題、依存症問題

エル そうだな。いま一番ウチの業界を悩ませている問題だなこれは

 

theme1 依存症問題

エル なにが悩みかっていうと、我々だけが決められる問題じゃない。で、今までは我々と警察で話し合って色んなことを決めていたんだけど、警察自体でも決められる問題じゃない。じゃあ、どこが決めるの、国が決めるのか、国自体でも実は決められない。なぜかというと、カジノ問題でアメリカの方の意向があるだろ一個は。ほいで一個は「パチンコなんか潰してしまえ」とか、煙草もそうだろ、煙草なんか潰してしまえ!というPTAのおばさま方軍団がな、我々をこう攻撃にやってくる
で、依存問題って、実は大変難しくてだな、これに対して我々はやらなきゃいけない五百何十万人依存症患者がいて、その八割はパチンコらしい

安田 へー

エル (互いを指して)我々はみんな依存症らしいぞ

安田 僕も?

エル おお、もちろんそうだ!w

安田 はははははw はい、そうです了解ですw

エル だけど、そうじゃないだろ『依存』ていうものは、結局やりたくなくても行ってしまうとか、お金がなくても、借金してでも行ってしまうだとか、「ああ、俺は本当はやりたくないんだけど、やってしまっているな」ということを帰ってから反省するだとか
「煙草はよくないからやめろやめろ」と言われて「オレはやめねえ!」って言っている奴は依存じゃねーんだ実は

エル やめたいやめたいと思っていてもやめないから依存
それと同じでパチンコでも、これから依存をしていると思っている奴ら、やめてしまえパチンコなんか!マラソンとかいいぞ!そっちの方行け。パチンコ打つんだったら、ちゃんと収支表を付けてだな、勝てるなら勝つ。負けてもいいというんならなお金を決めて一日五千円とか一万円とか、決めて行く。それ以上は打たない。それくらいやるようにして、みんなが『コントロールユーザー』と我々は言い方するんだけどな、みんなが依存ではなくて、楽しみながらパチンコを打てると、安田プロのように勝ちながらパチンコを打つと、そういうような形でやれればいいんじゃないかな

安田 じゃあ負けるにしても自分で自分を律せれる形で付き合いなさい、と

エル そうそうそうそう、そういうこと

安田 業界はそう願っているんでしょうけれど聞きたい

 

theme2 業界が依存症患者を求めているのでは?

安田 でもMAXタイプとか荒い台、いまの1/319の機械でも電チューで当ててから勝負、ラウンド振り分けも大きいような機会を、いまだホールは欲するじゃないですか。海とかだったら僕はいいと思います。十万持っていけば大丈夫だろうみたいな、たまには十万持っていかれることありますけどしょっちゅうでもないですし、遊技時間も一日という人は少ないからいいんですけど、その三万四万軽く入っちゃう、休日に遊びに来たユーザーの平均投資額が一日三万円超えてしまうような機械っていうのと、欲していながら依存症対策するっていうのは、どうなんでしょう
荒っぽい機械を設置したいと、でも依存症の対策をするっていう

エル んー、でも実はな、色んな考え方があるけどな、我輩の考え方を言うとだな、そう言う台でも一万なら一万しか打っちゃダメなんだ本来は

安田 あー、そうすればいいと。一万円でやめろよと

エル 一万円でやめろ、と

エル ただ当たった時の差幅はでかいだろ。今まではそれを一日でやろうとして、五万円使って、十万円の勝ちを目指してやっていたわけだろ

安田 当たるまで

エル 当たるまで。でもそうじゃない、一万円ずつ五日間にかけてどっかで当たれば五万円と一緒だろ。そういう風に遊べるような精神力というかな、そういう自制心を持ったプレイヤーが増えていくといい。ただ、もう一個あるのはな、平日にはそういう台って遊べないだろ。特にパチスロ打ってると、パチスロのART機なんか、朝一で打って大当たりして何時間とかだろ?
我輩は流浪人だから関係ないけどな、サラリーマンは19時とかに仕事終わったらパチスロなんか打てないだろ、ジャグラーとか以外は

安田 はー

エル そういうところでだな、平日じゃなくて、休日に朝一で行って「今日は三千枚四千枚出したいな」と思うようなときに遊べるように、うん、だからそういう風に思いながらパチンコやってくれると、ありがたいなと

安田 メーカーもあまりにも過度なユーザーばかりにはなって欲しくないわけですか?メーカーもホールも

安田 毎日一回当てられ遊パチみたいな機械はやっぱりあるべきだと思うし、負けてもいいけど当たり一回引いて、そっから連チャンした日は勝って、連チャンしない日は負ける、みたいな

エル そうそうそうそう、それは人の財布の中身もそうだし、自分がどういう体験をしたいのかもそうだし、いま『ちょいパチ』っていうのもあるだろ

安田 あるあるあるある

エル ああいう台だったら、ちょこちょこちょこちょこ当るけど、基本的には勝てないだろ。ああいう台で、当りを楽しみたいプレイヤー向けの台だし

安田 ちょいパチは当たる!俺ねAKBのちょいパチをやって日当一万くらいなんですけど、負ける気しなかったもんね。アタッカーのオーバー入賞捻って狙うのと、連チャンが終わるときにアタッカーがパカパカするじゃないですか、アレ狙っていくと、ちょっと回るだけで日当はすごい安いんですけど、貯玉で当たってそのまま玉で打てるからほぼ負けないですよ

エル なるほどな

安田 ただ、それを毎日プロがやっちゃまずいと思って、二回やってお店の人にも、これ毎日やるわけにもいかないから、また来月一回くらいね、とか言ったら釘締まりましたけどね。どんだけ警戒されているんだよ、と思いましたけどw

エル さすがにちょいパチで抜かれるとな、ホールもたまったもんじゃないからな!

安田 なんか原稿のネタになるかなと思って打ったんだけど、そっかじゃあ僕の思っているような感じだけでもないんですね
抜きたい抜きたい、焼け畑農業でもいいから殺し博打で売り上げ取って、あとのことはしらん、というわけではないんですね

 

theme3 二人の考える依存症対策

エル だってあれだろ、酒を飲むときでもそうだろ。いつもは大衆居酒屋でも、ちょっとボーナスが入ったら、少し高級なところに行きたくなったりするよ?それと同じだ。いつも遊パチを打っているけど、1パチを打っているけど、たまには四パチで北斗無双で一発、と思う事だってあるじゃないか。そういう事のために台がある(ラインナップ)と思っていただけるとありがたい

安田 それね、僕は業界側もそう思ってくれているんだったら、僕の方も普段から依存症で、悩んでいる人にはたしかにもう病気だから、ご愁傷さまです、頑張ってくださいとしか言えないですけれど、なっちゃう人に問題があると思う
むかし、僕の大先輩で亡くなったチャンさんていう還暦までパチプロやった人が、「いやでも、おれは自己責任だと思うんだよな」と言ったけど、それとまったく同じ意見で、あのやんなきゃいいわけだから、もっと楽しいものっていっぱいあって、そのおかげでパチンコのレジャーとしてのパイが縮小しているんだけど、それはそれでいいと思うから、自制をしろ、という意見は、たしかに。当たらなくてもやめる、当たるまでやらない

エル 重要だな

安田 うん、それがもしかしたら依存症対策かもしれない

エル あとは、プロみたいにな、嫌いな台を打つっていうのもあるかもしれない

安田 精神修行です、それw

エル いやw嫌いな台を打つと基本的には勝とうとしか打たないからな、嫌いだから。面白くない台をどうやって打つ?面白くないからやめれるだろ。基本は「やめようやめよう」と思いながら打つんだ

安田 んー、まあ、わざわざ嫌いな台を打つ必要も…

エル …ん?そうか!そりゃそうだな!こりゃ大変失礼いたしました!!

安田 www 

安田 でも、こうほらエル・パットさんみたいに同じ意識の人がいるっていうのは僕は嬉しいんだけど、業界内で色んな人がいるわけじゃないですか

エル うん!

安田 あと、打ち手上がりの人ってどれくらいいるのかなって。打ち手上がりの人がいればファンの気持も分かるから、業界もよくなっていくんじゃないかなと思うんですけど

 

theme4 業界人が打たない?

エル 基本は店長と言われている連中は、ほとんど打ち手だぞ、もともと

安田 ほー

エル まあ安田プロみたいに、プロではないわな。我輩も含めて、ある程度こうアマチュアで、毎日毎日パチンコに通って、我輩の頃だったらビックシューターを一日一台打ち止めたら、今度次の店に行って、次の店で打ち止めるとか、そういうことをやってた連中もいっぱいいるぞ
もちろんスロットもそうだしな。ゼロ号機、一号機二号機って打ってた連中がどんどんどんどん入ってやってるぞ

安田 いまの店長さんって、どうなんだろ。最初からパチンコ打つのかな。ファンの気持をわからない白シャツの人とか、まあバイト君もそうだけど、ちがうチューリップに入れちゃったりとか、玉が詰まったらST中なのにヘソに入れちゃう店員さんとかいるわけじゃないですか。

エル おう

安田 そこらへんをみるにつけ、ホールの人たちはエリートだから打たないみたいなところから入って行っちゃった場合に、先が心配かなと思う

エル まあ、そこまではないな。アルバイトはもちろん遊んだことない連中もいっぱいいるから。ただ社員になってくると基本的に半年や一年やって、まあ社員だからずっとホールにいるわけじゃないか。人間だからやっぱりお客さんの気持を知りたいじゃないか。そういうところで打ったことないやつでも打ちに行ってるぞ

安田 へー、それはちょっと朗報というか嬉しいことですね

エル そうだな。目押しはいましちゃいけないんだけど、だけど、目押しってどれくらい難しいのかとか、そういうことを考えながら打ったりしているみたいだからな

エル 我輩の知人も、娘がホールに勤めているらしいがな、そういう奴なんかが、パチンコもパチスロも打ったことがないんだけど、どういうものなのか打ちに行ったりしてるって言ってるぞ

安田 へー、それはいいことですね。僕最終的にね、エンドユーザーの気持が分らない人が経営する業界になってしまうと、その業界に未来はないと思っていますので

エル そうだな

安田 だってさ、あの野菜や果物をたべておいしいとか思わない人が、スーパーの商材やバイヤーみたいになったって絶対うまくいかないじゃないですか

エル そうだな

安田 それだけは残って欲しいな、と思います

安田 今回は依存所問題にもすべて集約されると思います。当たるまで打つ、それをやめる

エル そうだな、それが一番だな

安田 それかプロになるwプロになれば辛いことばかりだからw

エル 一番は、負けた次の日に取り返そうとするな!やめとけ、その日は!

安田 じゃあ、今日の格言は「負けた次の日は打ちに行くな!」byエル・パット

安田 ということで、四回に渡りましたエル・パットさんとの対談、ここで終了とさせていただきます。ありがとうございました!

エル じゃ、ばいなら!!

 

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