どうしたら良いのかイマイチ分からなかったので、統一テーマに乗っかってみます(笑)。それにしても「毎年のように聞かれてなくて良かった」と思いましたとも。

なんせ2017年から5年連続で『クランキーセレブレーション』なんですもの(笑)。導入されたのが2016年10月。さすがに3ヶ月では捲れませんでしたが、夏場にでも出てきていたら6年連続となったことでしょう。

 

自己評価いたしますと、ある意味では正しい選択で、ある意味では恥ずかしいと思っております。設定不問で打てるから『クランキーセレブレーション』。裏を返せば、大半の時間が設定なんぞ狙っていないことになります。

昨年、5号機とともに引退を考える人にこんなことを書きました。私は長らく「5年に一度、5年間打てる台と出会えれば上出来と思っている」そして「以前の自分と今の自分は違うのだから、昔と比べて愛情が薄いとか考えなくて良い」と。その言葉通り5年間打てています。クランキーシリーズの中では、初代の『コンドル』が圧倒的に、Aプロジェクトであれば、初代の『コレクション』のほうがリール制御は好きだったりします。

 

でも『セレブレーション』にも、他にはない良さがありました。なんと言っても、ボーナス確率が非常に高いということ。時間などを気にせずにフラっと打ちやすく、ヒケなかったらヒケない自分が悪いと素直に思え、すぐに今日はダメだと帰れるところです。“パチンコ・パチスロは適度に楽しむ遊びです”。口だけでなく、それを体現できる機種だったといえるでしょう。ということで、長時間勝負は少ないですけどね。塵も積もれば山となる。そのような感じで稼働ゲーム数が増えていきました。

あと、今さらながら。技術的な難易度がシリーズの中でもっとも易しいというのも特徴でした。クランキーシリーズといえば、なんやかや難しくても文句を言えないような気がしてしまいますけど。ボーナス中の中押しは、ビタ押しが必要とされていますが、何度でもチャレンジできますし、その色の小役が成立していればビタの必要もなく。次に押す左リールの2コマ目押しさえできれば十分でした。うん、初代『コンドル』と大差ない難易度でした。

当たりやすいですし、少し遅くなりますが告知もありますし。実はノーマル初心者の方に自信を持ってオススメできる内容だったのです。導入された時にもそう書きましたけど。

 

 

○5年打ち続けられるコツ

とは言っても、そんな5年も打ち続けられませんよ。そういう人の気持ちも分かります。これにはちょっとしたコツがありまして。小さいことは気にしないという。

実は、リーチ目記事とかちゃんと読んだことがございませぬ。気になる目が出た時に“答え合わせ”として調べることはありますけど。 記事とか書く身でこういうことを言ったらなんですが(笑)。調べる過程や気付きが面白いんじゃない。小役確率とか機種によってはボーナス終了時の挙動とか、高設定のヒントは確認しますよ。リーチ目を1つ見逃したとか、小さい小さいと思っております。その失った3枚よりも、こんなところに止まるの!? と気が付いた時の喜びがプライスレス。

そんな感じなので、まだ見たことがないリーチ目もたくさんある気がするんです。左リール上段に鳥と青7のロータリー打ちをしていますが、そんなメジャーなところでも……です。なので、去年の年末に初めて拝んだ目もあったくらいです。

ハサミ打ちで出現しました。左リール上段鳥から右リール枠上青7となったら、中リール下段“リプレイ以外で”リーチ目となるんですが、今まで時間のある時は中リールに鳥を狙っていたんですね。その時は、当たっていれば鳥が下段に停止します。鳥がズレているのにリーチ目。ただ、それを見たかったのでした。

しかし、この日はノルマとしている歩数がまだ足りておらず。「飲まれたら散歩」とサクサク回してしまっていたんですね。で、中リール枠上に鳥が止まって悶絶。自分でも偉いと思うのが、突然の違和感に気が付いて手が止まったことでしょう。「うわっ、ココで止まるのか」5年以上打ってきて初めて見ましたわ。

 

勉強して学んだのではなく、自分で気が付けた喜びなのでひとしおなのです。同じ機種、特にノーマルを打つのは永遠のマンネリズムです。いつものように同じ繰り返しをしつつ、時には新たな発見があってそれを純粋に楽しめる。マンネリは、その一瞬のためのものなのです。なので、発見を減らさないたもにも勉強はそんなにしたくないというのはあります。

高設定挙動など勉強が必須の機種って、打てなくなるタイミングができてしまうと思っています。旬が過ぎると設定が入らなくなる傾向もありますし、それに気付いてしまうというのもありますね。『セレブレーション』にはそれもなかったですし、そもそもが設定1上等というか。1段階設定くらいに思えていたので、まったく細かいことが気にならなかったです。

まあ、要するに。お店も選ばない私にはラクだったということ。トータルで大きくは勝てませんけどね。負けもしませんでしたけど。2022年の課題は、こうやってホールで大きく負けずに時間を潰せる機種の発見だわ。