はい皆様!2週連続で登場のナカムラちゃんでございます!拍手っ!
先週からの続きを今週必ず完結させなくちゃいけないので、とりあえず前置きとっぱらいでイキますYo!かもんべいべっ!

生涯初の5万個まで一気に吐き出した「CRそれゆけ浜ちゃん」はまだまだ連チャン中。連チャン終了のはずの333が来ても、数回転でまた777でパンパカパーン♪
もう絶好調最高潮!有頂天なナカムラ少年だったが、一つ気がかりなのは真横に座っている…腕に昇り龍がいらっしゃるスキンヘッドおじさま。やたらフレンドリーに話しかけてきてくれるのだが、笑顔が逆に怖いのだ。
そして、このおじさまが何故かカードを買い足しに席を立たない事に気付き、顔は正面を向いたまま目玉だけフル角度で横のおじさまの上皿を注視してると、

( ゚Д゚)左手で玉を奥に弾いてる?

ようなそぶりが見て取れた。
んで、弾いた後にはジャラジャラーっと賞球が払い出されている…?そして結果的に上皿の玉を減らすことなくずっと打ってらっしゃるのだ。

( ゚Д゚)そりゃーカード買いに立つ必要ないよね!hahahahaha!!

明らかにゴト師だと理解したナカムラ少年。今ならスマホという文明の利器があるので、悟られずに通報も可能だが…当時はまだ携帯電話もなく、一部の金持ちが通信兵みたいな肩掛けタイプの電話を持ってるのみだった。
ここで席を立って店員さんにゴニョゴニョしに行ったら、誰がチクッたのかなんてバレバレだし、ひたすら

( ゚Д゚)どっか違うとこでやってくれ…

と祈るのみ。
スキンヘッドに昇り龍という、コテコテのカタギじゃないオーラ全開のおじさまを怒らせたら、今出てる5万発全部差し出したところで鎮まらないだろう。
まだ気づかれてないと思ってるおじさまは、相変わらず「ニイちゃんまだ続くんかー凄いなー」と満面の笑みで話しかけてくるが、ナカムラ少年は既に顔の筋肉が引きつっていたはず。
あぁーもうこっちの連チャン早く終わってくれ…いや続いて…でも終わったら逃げれる…でもでも爆連エクスタシィー!というジレンマに苛まれ続け、もう後ろには4000個箱が何個あるのかさえ分からなくなるくらい積み上げ、そろそろ閉店の時間が近づいてきた。

おじさまもそろそろ頃合いと見切ったのだろう。「んじゃ、ニイちゃん頑張りや!」と言い残し、上皿に残ってた玉をナカムラ少年のドル箱へ投げ入れて駐車場へ消えていった。
すんごくホッとしたのも束の間、怒涛の連チャンがピタッと止まり、即交換。7万発弱あったが、悲しいかな当時の大阪は42玉交換で統一されてたので、16万円くらい。それでも大学生にとっては十分大金で、友達を呼んで豪遊タイムである。
打ってた店は、一階がパチンコで二階がカラオケという造りになっており、公衆電話からポケベルに連絡したツレ2人をカラオケに呼び…駐車場の車の中で待ってると、なんと!

( ゚Д゚)おじさまが帰ってきた!!

のである。
黒塗りの高級セダンにスキンヘッド&昇り龍という、どこまでもベタな「The・ヤクザ」スタイルで再登場したおじさまは、店の真横に車を横付けし、そのままパチンコ店内へ。
そして慣れた雰囲気で楽しげに店員と喋っているではないか!
ここから導き出される答えは一つだ。

( ゚Д゚)グルだったのか!

当時は店員とゴト師が組んで、アガリを折半とかよく聞く話だった。

( ゚Д゚)通報しなくてよかったぁぁ!!

もし通報してたらどうなってたか!危ない危ない!
ひたすら逃げ出したい衝動に駆られ、まだ来ぬツレには後から連絡する事にしてそのまま逃亡!
十分離れてから

「6104328564032513」
(バシヨヘンコウ)
「1243755521043345」
(イツモノガスト)

とポケベルに送り、無事生還。
いやーポケベルの変換文字ってまだ覚えてるもんですねww 分かる人には相当懐かしいはず。

当時は店員もアウトロー崩れが多く、こんなの日常茶飯事だったよねーってお話でした。