時は30年も前にさかのぼる。安田さんについては某G誌で既に知ってはいたが、異色の経歴ということで、変わった人もいるんだなーと、そんな風に思っていた。自分もG誌に関わるようになり、誌面でまた安田氏を見かけたり、忘年会その他で直接拝見したりと、そんなこともあったように思うのだが、どうにも違和感があった。最近見かける安田氏は好青年然とした雰囲気を醸し出しているのだが、数年前に同誌で見た安田氏とは様相が異なる。これはいったい……。

 いやー、初期の安田さんは2人いるんだよーと教えてくれたのは当時の白夜書房の某氏だったような記憶がある。写真が必要になってね、どこかから顔出しOKの人間を捕まえてきたんじゃなかったかなーと。自分がイメージしていたのは初期の安田氏だったのである。ほとんどゴロツキに近いような風貌だし、こんな人が元英語教師とは信じがたいと思っていたのだが、やはり別人じゃないですか (笑)。

パチンコ必勝ガイド(公式サイト)より

 そんなこんな、安田さん2人説の深層、はたまた真相はさておき、自分がもし安田さんとホールでかちあったとしたら、邪魔にならないように立ち回ったでしょうね。別段、安田さんがプロだからこちらは遠慮するというわけではなく、どんな風に台を選び、どんな打ち方をするのかを多少なりとも見たいわけです。自分とどう違うのか、客観的に見たいということです。

 安田さんに限らず、プロと呼ばれる人の釘読みや台選び、打ち方や立ち回りを目の当たりにしたことは何度もありますが、得られた結論は自分とは正確さが違うと、そうとしか言いようがないんですね。通常時も時短・確変中等も無駄玉はほぼほぼなく、取れるものはしっかりいただくと、そんな感じですか。だから、自分のようなちょっと知識がある程度の人間が同じホールで打っていても、別段安田さんは気にならないでしょう。また、あるプロの方が言っていましたが、後ろでチラチラ見られたりするのはあまり気分のいいものではないけど、そんなことで揉めたり、あげく食えなくなるようではプロなんてやってられないと。そういったところは冷静さが必要なんでしょうね。

 一昔前に比べ、今は技術介入の余地が大幅に減り、また1種2種混合機に代表される収支が荒れやすいスペックの機種が増え、昔から続けているプロの人たちもそれなりに苦労していると思います。それでもパチンコがパチンコである限り、打ち続けるのでしょうが、今話題のスマートパチンコとやらは実質的に釘調整はできないでしょう。そうなると、一時話題になってアッと言う間に消え去った設定機能に頼ることになります。釘は関係なく、外から見えない設定を見破るような、パチスロのような立ち回りが要求されるわけです。

 それでも、何とか糸口を見つけて生き残るプロの方もいると思います。ただ、もう自分はいいやとなる人もいるでしょう。我らの安田さんはどうなるのか。初代の安田さんはどうなっているのか知るすべもありませんが (笑)、今現在の安田さんには是非とも、今後も頑張ってほしいと思う今日この頃です。