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F1マシン

そんなこんなで、マジ泣きで業者が電話してるのを聞いてると、やっとこさ枠番号0000001と0000002(仮)の居場所が判明!北海道とか沖縄とか言われたらその場でジ・エンドだが、そんなに手広くやってる業者ではなかったのが幸いし、隣県と隣々県に存在が確認された。それでももう深夜4時になろうという時間、検査まで5時間といったところである。

車で往復するのだけど、深夜で道が空いてる事を考慮しても普通は間に合わないライン。業者の乗ってきた軽自動車では話にならんので、ナカムラ号(ベンツC43AMG)で出撃!今では軽自動車で十分♪と丸くなったオッサンだが、当時はこんなF1のペースカーになってる車に乗ってたのだww 普通に考えたら業者に全部やらせりゃいい話なのだが、この業者が良い人でね、よく一緒に焼き肉行ったりしてた仲なので、しょうがない。ミスはミスだけど、本気で謝ってるし責める気にはならなかった。

海よりも深い慈悲の心

高速をブッ飛ばして(敢えて詳しくは書かない)1店舗目についたのが5時半、すぐに枠を積み込んで業者が先方に謝り倒すのもそこそこに次の店舗へ!アイルトン・セナが乗り移ったかのような走りを繰り広げ、2店舗目で業者のスライディング土下座を見届けたのが7時頃。この2店舗目の担当者(店長)がとんでもなく心の広い人で、深夜に叩き起こされて店舗に番号確認しに行き、さらに数時間待たされたのに「ごくろうさんやね」と、おにぎりとお茶を手渡してくれたのは今でもナカムラの中では神話である。「こういう時はお互い様だから」と言えるあの海のように深い慈悲の心を見習いましたとも。

これで枠は揃った!が、しかし!どう考えても9時に自店舗着は不可能に近い!いや、むしろ不可能と言い切っても良い。高速をぶっ飛ばすにも限度があるのだが、四の五の言わずにやるしかない。コンプライアンス的な問題で割愛するが、なにせスピードメーターが380まである車なので…後は推して知るべし。

決着!

( ゚Д゚)到着ぅーー!

となったのが9時ちょっと前ww
助手席で業者が茫然自失で漏らしそうになってたが、間に合ったんだから感謝しなさい!
先に帰した従業員達も再出勤してきており、正規番号枠の取り付けを任せて事務所でコーヒータイム。ここで業者の社長さんも店に駆けつけてダブルフル土下座謝罪が始まるのだが、何にせよ間に合ったからいいじゃん!

( ゚Д゚)ボクおなか減ったなぁー

と呟いて、お昼ご飯を奢ってもらう事で決着。面倒臭くなるだけだから、本社にも報告なんてしないZe☆

それよりも業者にお願いしたのは、あの2店舗目の店長さん!あの人と知り合いになりたい!って事で改めての謝罪に同行させてくれとお願いした。さすがに謝罪の場は遠慮してくれって事だったけど、再度業者持ちで豪華ディナーにご招待された。たしかカニだったと思う。そこであの海よりも深い慈悲の心を持つ店長と仲良くなり、交流を深めて今でも仲良くし…と言いたいところだが、10年ほど前に店の金を持って逃げたんだわww そこから音信不通ww

( ゚Д゚)どないやねんっ!

見習いたいところと見習ってはいけない表裏一体。

( ゚Д゚)難しいよねぇ

ちなみに、業者さんとは今でも連絡取って仲良くさせてもらっていますが、二度とボクの運転する車には乗りたくないそうです。今は軽自動車なのにね…。

 

※このコラムは遊技日本・本誌からの転載です※

遊技日本さまのご厚意により実現したものです。ご協力ありがとうございます。