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一言目から「なんやねん」

逆に、ぜいぜい言いながらカウンターに辿り着いた先に居たのがマルホンや奥村だと、相手にしたら不条理で理不尽なのは分かるが…怒りしか湧かないのだ、ごめんて。

( ゚Д゚)「もーなんやねん!」

一言目から「なんやねん」は可哀想だが、こういうバックグラウンドがあったワケなんです。でも豊丸だけは本来「そっちの部類」なのに、営業マンがめっちゃ面白い人だったので歓迎してたな…毎回お菓子買ってきてくれて、事務所でパチンコ談義を小一時間するんだけど、あんまり台を買った覚えはない。これもごめんて。

パクリのパクリ

扱いに困るのがニューギンやダイイチのような、そこそこ使える機種と超絶産廃(比率約1:3)を織り交ぜてくる中間管理メーカー。当時はニューギンもまだ慶次で調子に乗りまくっていち早くダッキースタンプカード販売(通称:機歴販売)を始める前で、なかなか味のある立場だった。じゃぶじゃぶビートを想像してもられば、まさにそのイメージの頃。
ある日、そんなニューギンの営業マンがたまたま隣の市の最大手様に「とある機種」を見せに行き、たまたまウチに寄ってくれたのだが…

(銀・_・)「見たらビックリしますよ!」

との事なので、とりあえず事務所に通して機械をセッティングしてもらう。なんか画面がやたらデカくて、青っぽい盤面。

( ゚Д゚)「へぇー海っぽいねー」

スイッチON。そして画面がデモモードで動きだす。

( ゚Д゚)「…っぽいじゃなくて、完全に海物語じゃん!」

余計な味付けがされてるが、そこにあったのは見事なまでのパクリマシーン。そう、この機種こそニューギン伝説の迷機「CR超海」である。

三洋様が怒らなればアリ

三洋様はこれに黙っているのか!?
マリンちゃんが「ミルキーバーのすももちゃん」にすり替わってたり、海物語の愛くるしいキャラがそのまま使われて(タコ等)たり、微妙に改変されて(エンゼルフィッシュ等)たり、素朴な味わいな本家海物語にカレーとタルタルソースをぶっかけて、水で薄めて5倍劣化させました的な。

( ゚Д゚)「これ…いいの?」

というのが正直な感想で、もうね…これ買ったら三洋様のお怒りまで買うんじゃないかという心配が先に来る。ちょっと前に西陣が絵柄まで丸パクリの海を出して物議を醸したばかりなのに、さらにその路線を追従する豪胆さは…さすが本家機歴メーカー。

(銀・_・)「ね?すごいでしょ?」

ね?じゃねーよ!凄いの方向性が明後日の方向向いてんだわww
でも、ネタとしては満点に近い。まず頭に浮かんだのは、本家海物語のシマ2BOXにランダムで3台くらい紛れてたら面白くね?だった。朝イチ、毎日争奪戦な本家海物語になだれ込んだ客が台を押さえて、前後左右は本家海物語なのに…自分だけ超海だったら、

(客>ω<)なんだこれーー!!

ってなって面白いはずww
いや…無駄にモメ事を量産したがるこの思考回路が恨めしい。かなりウズウズしたが、その路線はセルフ却下。せめてスペックが大きく違えばバラエティにアリかとも思ったが、スペックは至って平凡パンチなんだよねぇ。よって不採用。
ただ、稼働開始してみると案外まわりの店では動いてたのが口惜しい。やはり本家の中に紛れ込ませるのをやるべきだった…のかな?ww

※このコラムは遊技日本・本誌からの転載です※

遊技日本さまのご厚意により実現したものです。ご協力ありがとうございます。