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調整器具製造元も危ない?

思い起こせばけっこう昔、ゲージ表を発行してた知り合いの所に警察が乗り込んできて家宅捜索って話もあったので、業界初ではないにしろ…もうこういうコンサルの世話になるのが大きなリスクになる時代だって事。本来は一切触れてはいけないと定義されてる上で、やっとこさ公に許された範囲内からも簡単に逸脱するバカが出てくる以上、教えるコンサル側にも今回の逮捕が見せしめになるだろうし、完全に闇に潜るところ以外は絶滅だろうね。闇に潜ってまでもやるほど旨みがあるとは思えないけどねww

今回の件で、調整器具を作ってる会社も無傷とはいかないんじゃない?釘シートに合わせるのが目的の「メンテナンス」に角度ゲージとかが要るとは思えないし、玉ゲージも玉の通過を確かめる11.05以外の必要性がない。下手すりゃ幇助でイカれる可能性もあると思うのは考え過ぎだろうか。

さらに釘曲げ摘発

そうこうしてるうちに、また関西で釘曲げの摘発があったようで、これが例の釘学校名簿絡みなのかは分からないが、昔からパチンコ業界は何に関してもアウトとセーフの境目をギリギリ攻めるのが慣習だが、毎回毎回ちょっとずつ「だるまさんが転んだ」で過激な方向に進んでいって、踏み外して怒られて規制強化を繰り返してるという、非常に進歩のない業界である。都度、業界のお偉いさん達が表向き建前だけの発言でクリーンアピールするが、現状の構造ではそういうアピール自体がナンセンスにしかならないんだよ。

釘調整無しではパチンコが利益調整できない構造もそうだし、日本のパチンコ屋全店において、たまたま偶然近くにパチンコ屋で渡す賞品のみを欲しがる古物商があるという奇跡が起こってる事もそう。この情報化社会において、もうこんな薄っぺらい誤魔化しは通用しない時期に来ているんだ。

建前の限界

ほんとに「パチンコはギャンブルじゃなくて遊技です!」と公に言いきった某遊協幹部は、そろそろ頭の中をリセットした方がいい。そんな建前だけを前面に出して、世間を押し切れるワケがない。一時は凌げても、パチンコ業界全体がまた白い目で見られるだけだわ。ちなみにその幹部の店は止め打ちや捻り打ちしたら即刻出禁で、貯玉没収とかを平気でやっちゃう店舗。そういう意味では確かにギャンブルにも満たないけどね。ちょっと殿様商売すぎやしませんかい?

都合の良い法律はどんどん主張して、都合の悪いところは屁理屈で回避…これで今までまかり通ってきた方が不思議で奇跡なんだよ。もうろそろ、パチンコ業界として己の立ち位置を俯瞰してみようよ。
この釘問題が持ち上がった今こそその「タイミング」だと思うよ。

じゃないと、今度は換金の方にメスが入るんじゃない?

それこそ終焉を意味するとボクは思う。

※このコラムは遊技日本・本誌からの転載です※

遊技日本さまのご厚意により実現したものです。ご協力ありがとうございます。