ぱちんこ閑話休題

はい皆様ご機嫌麗しゅうっ!今月も謎のオッサンが東北からぱちんこ愛を叫ぶ!至高のコラムのお時間でございます。

いやーついこの間お正月だったのに、既に半年が経過してるなんてアメージングですね。歳をとると1年が早いと申しますが、まさにこういう事なんでしょうね…ついに老眼がやってきて、スマホや小さい文字を少し目から離して睨みつける自分に気付いた今日この頃です。悲哀。

さてさて、今回は、店長時代に不良客を出禁&出玉没収にした「おもひで」でお茶を濁しましょうそうしましょう。

ラッキーナンバー制

今では考えられないだろうが、20年ほど前のホールでは40玉交換当たり前・ラッキーナンバー制当たり前・出玉共有厳禁当たり前で営業していた。40玉交換故に営業割数は16割でチャラなので、持ち玉で打てば打つほど増えるのも当たり前。だからラッキーナンバー制のホールで持ち玉になる「3」や「7」で当たるのと、その他の数字で当たるのとは雲泥の差があったのよね。
持ち玉になるならないの管理は、スタッフが全ての大当りを一回一回確認しに行って…台の上に札を付けたり外したりするんだが、やっぱり手動なんで間違いが起こったりするし、なんとかズルしようとする打ち手vs公正にルールを守ってもらうスタッフという、仁義なき戦いが毎日繰り広げられていたのだ。

「ハゲ」って書いてはいけません

札で持ち玉管理をするにおいて、1番間違いが起こりやすいシチュエーションは…やった事ある人ならすぐ分かるだろう。ズバリ!札を付けたまま玉が無くなった人がそのまま去ってしまった時。そこに別の客がスッと座ってしまわれたら、現場レベルでは判別不可能なのである。もちろん多くのホールは、その対策として札を付ける時に一緒に客の特徴書きを挟んだりするようになったんだが、たまにガチで特徴書きが行方不明になる事もあり、揉め事へ直結したりした。余談だが、特徴書きの内容は身体的特徴に触れないってのが当然のルールで、新人教育する時も

( ゚Д゚)「絶対にハゲとかチビとか書くなよ!」

と念を押すんだが…いつの時代も頭がブッ飛んだヤツが居るもんで、まさかの「無毛」とか「黒人」みたいな165kmで火を噴くストレートを投げるバカが定期的に現れる謎。まぁ、見に行ったら確かに紛れもなくサンコンさんだったけども。

VHSでのビデオ確認

話を戻そう。札が付いた台で玉が無くなった人がそのまま去る…そういうタイミングをひたすら狙って滑り込むように座るオッサンがしばしば現れ、常連からのチクリだったり特徴書き不一致で蹴散らしていたのだが、ある時…事務所でナカムラが半分寝落ちしていると、主任がカメラ映像で確認して欲しい事があると駆け込んできた。

( ゚Д゚)「おーどうした?」

聞くと、ちょっと札で揉めてしまって、今打ってる人が本当に権利を持ってる人なのか確認したいのだと言う。もちろん特徴書きはどうしたのか聞いたが、謎の行方不明とのこと。じゃーしょうがないので、主任にカメラチェックを任せて…ナカムラは現場にGO。ちなみに、当時のカメラチェックは今のようなHDDとかじゃないので、1日数回入れ替えるVHSビデオテープを巻き戻したり先送りしたりという、超絶面倒くさい作業なのだ。当然、再生確認中は録画が止まる。

CR蛭子能収は名機

揉めてるというお客さんの元に行くと、ナカムラが社長に頼み込んで4台も導入した「CR蛭子能収」の右端でGALFYの黒ジャージ上下・金短髪・薄いグラサンと、天然記念物レベルの「いかにも」なオッサンが「無制限」の札を付けて確変中だった。足元に2箱と手元1箱。これも余談だが、このCR蛭子能収は今でも名機だったと思う。ほんと面白かった。余談終わり。

( ゚Д゚)「あーすいません、ちょっと揉めちゃったみたいで、お話を聞かせてもらえますかー?」

主任にあらかたの内容を聞いていたが、オッサンの言い分も聞かなきゃね。だがしかし、このクソオヤジは完全無視しやがる。ふーん…まぁいいや、とりあえずスタッフにこのオッサンが確変終わって交換って言って来ても、そのままで待たせておけと伝言して事務所に戻る。
ちょうど主任もビデオ確認が終わったところで、ナカムラもその様子を確認する流れに。

つづく