ちょうど今都知事選が行われてます。

普段は東京都民以外はあんまり関係ない話なんだけども、今回のコレはかなり重要な選挙だなと個人的には思ってます。

今回の都知事選は選挙制度自体が果たしてこれでいいのかというだいぶデカめの問題提起になってて、これは確実に今後の各都道府県知事選・国政選挙に影響してくるハズ。

「選挙で遊ぶ」「売名する」というの候補者は確かに毎回いるんだけど、今回は完全にブレーキがぶっ壊れており、正常な選挙とはややいいづらい。

もちろん被選挙権というのは憲法で認められた個人の権利だし、出る分には全然いいんだけどもね。ただ、エロポスター貼ったりその掲示枠を金で売るのは流石に違う。

個人主義は崇高な理念ではあるのだけど、権利や法やルールを盾にして「何が問題なのか」「やっちゃダメと書いてないからやってる」といい始めると、結局最終的には民主主義のシステム自体になんらかの影響を与えていくものだと思う。

別に今の選挙システムがそこまで公平に機能してるとは思わないけどさ。でも選挙制度自体への失望感はかなり煽られるし、より若い世代が今の日本に覚えてる絶望感は、より深くなるだろうなと思う。これが大人のやることかい? ねぇ。一部の候補者よ。お天道様に向けて、国のため民のために立ったよ言えるかい。

実際にやってる方はなにがしかの理念を掲げた上でやってるんだろうけどね。でもオレには上記の理由により、どうしても短絡的で下品なバカにしかみえないのです。

「何が問題なのか」「やっちゃダメと書いてないからやってる」。繰り返すよ。

「何が問題なのか」「やっちゃダメと書いてないからやってる」。どこかで聞いた言葉だよね。

これは法律のような「ブラックリスト方式で運営されるルール」全てで発生する可能性があるバグみたいなもかもしれないけどね。ブラックリストというのは名前がイカついから怖いもののように思うけど、要は「やっちゃダメ」なことが書いてあるもののことで、これは最大多数の権利を認めるためにあって、つまりリストに掲載されていること以外はOKという、とても優しいルールなんだよね。

いまのパチンコ業界の広告ガイドラインもコレなんですね。

一般のユーザーの目にはなかなか触れることはないけど、広告運用ルールであるガイドラインには「これはやっちゃダメ」というのが文例とか図例つきで掲載されており、紛うことなきブラックリスト方式で運用されてるのが一目で分かります。

コレを見た時、オレは「ものすごく優しいな」と意外に思うと同時に、「ルールを破る自称かしこ人が大量発生するだろうなァ」と強く予感しました。

繰り返すけどブラックリストというのは超優しくて、書いてある事以外は大丈夫っていう考え方なんですね。

例えばガイドラインには「公約等と称し、ライター、芸能人、有名人、ユーチューバー等が取材する機種を、日替わりで掲示すること」がNGって書いてありますけど、じゃあこれAIの名前はダメって書いてないから機種名っぽい名前にしてそれを日替わりで掲示すればイイジャン! とかね。あとユーチューバーじゃなくてティックトッカーはダメって書いてないからそれはいいよねとか。あと笑うのが、日替わりじゃなくて1時間に1回ならいいじゃねぇかとか。あのね、別にユーチューバーだろうがティックトッカーだろうがインスタグラマーだろうがなんでもいんだけど、「射幸心煽んな」っつってんの。

冗談だろうと思うかもしれませんが、こういうクソみたいな「いいよね?」っていう確認がマジで現行ルールの発進以来業界団体の窓口に殺到してるらしく、中の人はいいかげんブチ切れてるそうですし、確認するのはまだいいほうで、なんならかってに「書いてないから大丈夫!」ってクソトークで売ってる代理店もいるハズなんですよね。だからこそそのへんのホールでそういう事やってんだから。

で、Twitter(Xだけど)でもね、多分そういうグレーゾーンというか、まあルールの隙間をついて射幸心を煽ってる来店マンみたいなだか何か良くわからない人のアカウントもね、ずっと掘っていったらどっかで「今回の都知事選はヘンだ!」としたり顔して問題提起してるハズなんすよ。

それくらい都知事選はおかしいから、来店マンも流石に「お前!ルール守れ!」っていうんですよ。いやいや、お前もやんけと。やっとること同じやぞと。マジで。

都知事選にプンスカしながら舌の根も乾かぬうちにここは毎日ヴヴヴに456使ってるので並びがどんどん増えてますじゃねぇよバカが。耳からカルピスの原液がたれつづける病気になりますように。

はい本日は以上! ヴヴヴ打ってきます!