思い出すこと数年前。

スペック的に好んで打っていた『CR JAWS~it’s a SHARK PANIC~99.9Ver.(平和)』の遊技中に『ヤベぇ、無意識に口ずさんでた…』と思ったことが多々ありました。

でもまぁ、無理のない話です。

というのも、確変中に選べる楽曲の中に、自身の音楽やギターに多大な影響を与えたバンドである【LUNA SEA】の代表曲【ROSIER】が搭載されていましたからね。

カバーVer.ではあるものの、そりゃテンションもカチ上がって然るべき。ってものですわ。

と、そんなリード文から始まった今月のテーマコラムですが、今回は…

お気に入りの楽曲(バンド)とぱちんこ(パチスロ)

がテーマとなっております。

昨年10月に『余韻嫋嫋 パチ/スロ効果音(楽曲)』として近いテーマを採用していましたが、今回は楽曲・バンドに焦点を絞った感じとしていますので、また違った感じのコラムが綴られるのではないでしょうか?

そして、自身が現役バンドマンであることや、遊技の中で音・楽曲が愉しさを構成する重要なファクターであると思っている部分から、色々と語りたい事が多いテーマゆえ、何から綴れば良いのやら…と迷いながら筆を進めている次第です…(汗)。

所有している音源たち

楽曲・バンドにおいて、何を以って【お気に入り】とするかと言えば、単純に考えて『その音源を購入・所有している』というのが判りやすいですかね。

と言う事で、折角の機会なので、私が所有しているパチ・スロ系の音源をちょっと紹介してみようかなと。

なお、あくまで『パチ・スロ関連の楽曲集やサントラ』と銘打たれてリリースされたもののみに限定し、ゲーム・アニメ系コンテンツで既存楽曲が使われている場合や遊技機云々関連と銘打たれていないもの、リード文に書いたようなカバー楽曲の原曲等は挙げたらキリがないので除外します。

で、私の所有している音源ですが…


サクラ大戦3(Sammy)/サクラ大戦~熱き血潮に~(Sammy)、


サンバ×サンバ(KPE)/マジカルハロウィン1,3,4,5&キャラソン(KPE)、


ときめきメモリアル(KPE)、


シークレットプリンセス(IGTジャパン)、


SNKPLAYMOREの各機種のオムニバス。ちなみにお目当ては『幕末浪漫 月華の剣士外伝~あかりと七つの妖珠~(SNKPLAYMORE)』のBB中楽曲『旅路』でした。


そして、ちょっと位置付けが微妙なトコですが、CD3がサントラなので1000ちゃん(オーイズミ)に、遊技機用の書きおろし楽曲が含まれているという意味でガールズ&パンツァー(平和)関連。

 
あとは、CDではリリースされていないもののデータのDL販売があったので『ウィッチマスター(山佐)』と『楽園追放(Sammy)』の楽曲も購入しています。

とりあえず、執筆にあたってスグ手元に画像が用意できたのはこれくらいですね。

まぁ、見ての通りの偏りっぷりを鑑みますと、購入契機としては楽曲・歌唱担当・コンテンツあたりが肝となっている感じであることは想像に容易いかな…と(苦笑)。

 

バンドマンとして主張したい事

パチスロ5号機時代においてバジリスク~甲賀忍法帖~シリーズ(ミズホ/エレコ/メーシー)の特にⅡ・絆が爆発的な人気を博したこともあって、アニメ版『バジリスク~甲賀忍法帖』の主題歌でもあり遊技機でも流れる楽曲、【陰陽座】の奏でる【甲賀忍法帖】をご存知の方は読者の方にも多いのではないでしょうか?

ちなみに、私個人としてはインディーズ時代から陰陽座は愛聴していましたので、やはり好きなバンドと楽曲が認知され評価されるという部分については嬉しい気持ちもあります

陰陽座は音楽ジャンルで言えば邦楽の中ではリスナー層が少なく、扱いも冷遇されているヘヴィメタルに分類されますので、メタルを愛する身としては尚の事そう感じている次第です。

また、この『甲賀忍法帖』という楽曲に関しては、アニメのOPの尺に一切の加工が無いままに1コーラスがピッタリ収まる様に作られており、歌詞に関しても陰陽座メインコンポーザーであるBa&Voの瞬火(またたび)氏が、原作小説『甲賀忍法帖』の著者:山田風太郎氏を敬愛していることもあって、その想いや世界観が非常に色濃く出つつ、更には激しさとキャッチーさが両立しており、珠玉の名曲というに相応しい一曲である。と、個人的に思っています。陰陽座の公式YouTubeチャンネルでMVも視聴できますので、聴いた事が無い方にも是非観ていただきたいです。

と、そんな風に思っているものの、反面では複雑な気持ちもあります。

というのも、こと遊技機界隈においては『遊技機がヒットしたから付随してコンテンツや曲が有名になった』のような極めて浅い発言をする輩がおり、悲しいかなバジリスクというコンテンツや甲賀忍法帖という楽曲も、その槍玉にあげられる事があったりするワケでして…。

いっときのジャパメタブームが過ぎ去った後は氷河期とすら言われている日本のヘヴィメタル界において、その世界観と楽曲センスにそれらを表現する演奏力・歌唱力を武器にメジャーデビューを果たし、甲賀忍法帖リリース前から一定の人気・支持を得ているが故に日本で唯一『ジューダス・プリースト』や『アイアンメイデン』のトリビュート盤に参加したり…と、十分偉業を成し遂げており、バジリスクへの主題歌提供がなくとも有名なバンドと言えるのに、何故上述したような扱いをされねばならないのか…と。

まぁ、その辺を踏まえると『メタル界での陰陽座の凄さを知らぬ者の肌感覚』でしかない【しょうもない物言い】である事は自明なのですが、それにしても『何だかなぁ…』という感じですわ(遠い目)。

ついでに言ってしまうと、バジリスクそのものについても原作『甲賀忍法帖』をはじめとした忍法帖シリーズ著者である山田風太郎氏を知っていれば『遊技機がヒット~云々』などという戯言なんて出ないハズですし、そう言った意味で『遊技機がヒット~云々』という発言については『己の見聞の狭さを露呈させるだけの恥ずべき行為。』でしかない。と、個人的に感じていると同時に、強い憤りを覚えている次第です。

言うなれば、コンテンツや楽曲を貶める行為というか、クリエイティブな分野全般に対する冒涜とも思えますのでね。

…と、バンドマンであるが故に常日頃感じている事を忌憚なく吐き出したところで、気持ちを切り替えて次に行きますw

 

求ム、音源販売。

最初のセクションで所有している遊技機関連音源を紹介しましたが、近年では遊技機のために作られた楽曲もクオリティが高く、CD化にDL販売、サブスクリプションサービスでの配信なんかも珍しくありません。

ただ、欲しいと思った楽曲が何かしらの手段で入手できるかといえば、そうとも限りません

現に、個人的にめちゃくちゃ好きで音源が欲しいと思っている遊技機系楽曲があるのですが、残念ながらどの形態でもリリースされておらず…(遠い目)。

その曲は、パチスロの5号機でリリースされた『戦律のストラタス(コナミアミューズメント)』で使用されている『紺碧のイクリプス』。

なお、当該楽曲はコナミアミューズメントさんのYoutubeチャンネルにて試聴可能となっていますので、興味がある方は聴いてみてください。

で、コンテンツ自体はPlayStation Portableでリリースされたゲームなのですが、そちらではこの楽曲は使われておらず、どうやら遊技機用のオリジナル楽曲のようです。

そして、最初のセクションで所有しているとして載せたようにマジハロやときメモ関連の音源はリリースされているのですが、同じコナミ関連であるのに、この楽曲はリリースされておりません…orz

実際にストラタスを初打ちした際に耳にして『うわ、抑えたAメロからピアノのオブリが絡むBメロ、そこから一気に盛り上げるサビへの展開に、聴きやすく秀逸なサビのメロ…めちゃくちゃ好みの曲だ…』と感じたのは、今でも鮮明に覚えています。

ですが、その直後に調べてみたら音源は出ておらず、『いつか音源出てくれ…』と思っている間に5号機時代も終わってしまっているワケで、そうなるとリリースに関してはもはや絶望的な状況と思っています…。

ただ、フルコーラスが存在しているという話は聞いたことがあり、それを踏まえるとシュレディンガー的な状態とも言えるので、望みは捨てずに居るつもりです。

 

個人的オススメ楽曲

ココまで、所有音源・陰陽座の色々・音源化を望む曲と色々な視点で綴ってみましたが、大切で大好きな曲を忘れていました。

それは、パチスロ化物語(Sammy)で聴くことができるClariSの歌う『Surely』という楽曲です。

後にリリースされるパチンコ版にも採用されていますし、安田さん数年前に記事でこの楽曲に触れられていました

化物語というコンテンツにまつわる楽曲は秀逸なものが非常に多いのですが、その中でも『群を抜いた名曲』と、個人的に感じております

リスナー目線でも勿論良い曲と思っていますし、作・編曲をする身としての目線でも、散りばめられたエッセンスとそのバランスが【お見事!】のひと言という感じでして。

既存楽曲の持つ強さや世界観を一切崩す事無く、その輪の中に自然と入ってくるだけでなく、もはやその輪を統べているような雰囲気さえある楽曲だと思っています。

あくまでも私の持論ですが、化物語というコンテンツが好きであればあるほどにそう感じる楽曲なんじゃないかな…と。

ということで、『小説やアニメでしか化物語を知らない方にも、是非聴いてもらいたい一曲』として、ココに記しておきます。


色々な切り口で長々と綴ってみましたが、それでも正直書き足りていませんw

まぁ、書き始める前から予想はついていましたけどね(苦笑)

特に、バンド関連として陰陽座に触れましたが、他のバンドでも遊技に絡めて綴れる事は多々ありますし、そもそも陰陽座関連だけでもまだ色々と綴れますのでね。

ただ、そうは言っても、楽曲も文章も『長ければ良い』なんて事はありませんので、適度(というかいつも程度の文字数)なところで切り上げるのが吉でしょう。

まぁ、きっと忘れた頃にまた音に関連するテーマが採用されると思いますので、今回綴らなかった諸々はその時のお楽しみ。という事でw

と言う事で、当方の今月のコラムを〆させていただきます。

(K.S.Yuki)