今月の共通テーマは「遊技と神」。もう少し採用が早ければ、以前に書いた「神ステージ機GO!GO!マリンの思い出」がこれに沿った内容でしたが、致し方ありません。私にとっての神台は、近年では「エキサイトFPSZ」ですが、この機種については何度も書かせて頂きましたので割愛いたします。

で、最近は「神」という言葉がまるで紙みたく軽く使われ過ぎてる感じがします。「神回」「神台」「神がかったヒキ」。世の中神だらけ。まあ、神様も苦笑いしてるかもしれませんが、見てもらう為に如何に強調するかを考えた場合、「神」は手っ取り早い言葉でしょう。

ということで、敢えてこの流れに乗ったお題にしてみました(笑)。

さて、神がかったヒキの話として、パチ歴45年で1番勝った日、を採用いたします。1997年4月2日。今は無きE店で「CRそれ行け浜ちゃん2」を打った時の話です。ちなみに、このそれ行け浜ちゃん2は悠遊道動画で、攻略打法を用いた実践を配信しています。

その内容は神動画とも言えるものとなってます。当時、攻略打法の記事はパチ雑誌に紹介をされていましたが、内容が難解で実践で生かすには至りませんでした。それに比べ、実に分かりやすい攻略内容です。

当時、地元E店では「それ行け浜ちゃん2」は正面入り口前に設置40台と看板機種の位置づけ。この島にだけ4000個入る緑色の大型のドル箱が用意されていました。打ってる客層も一癖ある輩っぽいオヤジばかりにて、朝からかなりの活気。というか開店前からこの台目当てにかなりの人だかり(今のように行儀よく並ぶ、なんてなく、人垣状に)ができていました。この雰囲気に馴染めない私は、この島で打つ機会はそれほど多くはありませんでした。

CRそれ行け浜ちゃん2は、1995年に太陽電子から登場。1/205の確率で、7で当たれば確変となり、3で当たるまで継続。で、特筆すべきは西日本verと呼ばれるタイプは連チャン爆裂機であったこと。つまり、東日本verは7と3がそれぞれ出現率1/2であった(ゆえに不人気で設置も少なかった)のに対し、西日本verは初当たりが7で当たれば以降も7で当たりやすい仕様。つまり鉄火場が約束されました。

で、専用4000箱が用意されたE店の「それ浜」も当然連チャン仕様。後日、某店にて朝の並びに強く、新台マニアゆえ先頭付近が定位置のパチ友ケンケンさんが、私の地元でトップクラスで朝先頭に並ぶ通称「帽子メガネ」氏と親しくなり、氏から聞いた話で「当時、それ浜の角台を打つ為朝3時から並んだ。なんせ月300勝てたから」というのを教えてもらったことありました。

余談ですが、その地元ベテランプロ「帽子メガネ」氏はその後、地元最大級の今は無き某店真冬の大開放イベント「曜日限定、大海のヘソガバ台が20台」にも雪降る中朝3時には並び(というか椅子キープし車内待機)、さらに私も得意とした別のお店の沖海桜ライトの島常連にもなりました。その現在70代後半と思われるベテランプロ氏(未だ、黒帽子にグラサンスタイル、大柄な身体でミドル海に時々ですが対峙しています)が隣町まで遠征した際に自分より早く並んでる人が居て驚いた、という話があったそう。その者こそケンケン氏がいつも話してた、超早く並ぶ鬼プロ氏でした。しかしその後、私が転職した取引会社の社員さんであることが判明し、パチ談義する仲となったのは、また後日のお話でした。

話を戻し、それ行け浜ちゃん2の当日(1997年4月2日)の実践では、開店後の喧騒の中空き台に座り、恐々打ち出すと、初当たりが軽く、しかも7の方で良く当たりました。7リーチが一旦外れて再始動、パターンで当たりまくりました。結局その神が舞い降りた如くの日は、7の初当たりが12回。3が2回。で、総当たり68回。4000個入る緑色のドル箱が積み上がりましたが、他の台にもあちこちに積み上がってましたのでさほど目立ってはいなかった感じでしたね。

で、台車に載せ自分でジェットに流すその出玉は約96000個と相成りました。ちなみに、この日は私の68回というのがトップ回数でしたが、毎日のようにそれくらい当たる台はどこかにある感じで、ホームラン(10万)級の台ゴロゴロでした。別に攻略打法など関係なく、戻し少ないゆえの投資の速さに臆することなく追い続ければ結果が出る台、ではありました。

さて、「神」と言えば特に関西人なら阪神を思い浮かべる方多数でしょう。私も古くからの阪神ファン。奇しくも本日、甲子園球場でクライマックスシリーズ第2戦が行われますが、神がかった岡田監督の采配は見られるのでしょうか。神頼みをするだけでございます。