ぱちんこ閑話休題
はい皆様ご機嫌麗しゅうっ!本年も謎のオッサンをよろしくお願い申し上げますです、はい。
アレパチの精算ボタン
さてさて、今回は昔あったパチンコの謎機能について色々と語りたいと思います。
昔あって今はもう無い昨日としてはスキップ機能が一番有名ですが、アレパチの精算機能って皆さん知ってましたか?店によっては…というか大多数の店が精算ボタン故意に断線させて、その機能を封じていたという事実も今では信じられない暴挙だが、まぁその頃はハンドルのストップボタンも全台断線してる店もあったくらいだし、そういう店では無駄に「保留満タン以外でハンドルから手を離したら出禁」とか「スロットで1枚賭けしたら出禁」とか、アホみたいに厳しいハウスルールが横行してたね。松◯興産とかアラ◯興産とか。
無承認変更上等
話を戻して、アレパチの精算ボタンの説明をすると…アレパチってのは基本的に16打ち出しワンセットで、打ち出された玉は必ずどこかのポケットに入賞する仕組みだが、ポケット入賞しただけでは賞球は無い。盤面下部に1?16の番号が振られたランプがあり、数字が書いてある各ポケット入賞でその番号のランプが点灯。①②③④とか⑫⑬⑭⑮とか、4個連続で点灯させると1点(=16賞球)、5個連続だと2点(=32賞球)、そこに特定の4連数字はJACKPOTだったり得点2倍電チューが絡んだりで、大当たり中の14ゲーム間は満点の10点(=160賞球)が取れ、合計約2000個が得れる仕組み。そこで、1ゲーム16打ち出しワンセットと最初に書いたが、はっきり言って10点取るのに16打ち出しもいらないのだ。5?6発打ち出せばほぼ10点になるので、本来ならばそこで精算ボタンを押せば次のゲームに移行できるのだが、ボタンが断線していると強制的に16発打たされる事となる。
店側が故意に台の内部で断線させるなんて本来なら言語道断で、今なら無承認変更(不正改造)にモロ引っ掛かって、SNSとかで晒された上で行政処分されるだろうが、昔は良くも悪くも…そういうところまで大らかだったんだよね。あ、そう言えば!スロットの精算(貯留メダル払い出し)ボタンが全台断線してる店もあったねww これも悪質だったけど「あーそういう店なのねー」でみんな納得してた謎。
スピルバーグの代表作「E.T」
そして次に、超変態機能を搭載していた機種を一つ紹介したい。皆さんは「CR.E.T」って知ってるだろうか?メーカーはサンセイで、あの超有名ハリウッド映画のタイアップ機だが…当時のサンセイの開発力でコレを扱うには相当ムリがあるのは誰が見ても明らかだった。言うなれば、お婆ちゃんが1人でやってる中華の定食屋にトリュフが入荷した感じ。そんなもん炒め物へ雑に放り込まれて、椎茸と同列に扱われて終了である。スペックは当時のスタンダードな範囲、演出は海物語のパクリと…超大型版権をどうしたいのかの方向性も見えない完成度で、当時話題にはなったが全く売れてなかった。ザッと特徴を書いてきたが、これだけでは単なる何の変哲もないク◯台。だがしかし!コイツには本当にワケの分からない斬新な機能がついていたんだ!その機能とはっ!通常時の変動時間短縮である!この数年後に「スキップ機能」が世に出るのだが、まさにその先駆けがコイツだったのだ。
つづく