昨年、「パチンコ廃墟ホールを愛でる旅」を行なった際に、とあるお店でとある発見をいたしました。ちなみに、その廃墟ホールはおよそ10年前にも訪れていて、その時は店内に取り外されたパチンコ台が無造作に放置されていました。そしてこの事をご存じだった栄華さんにも驚かされました。（3年前、栄華さん写真展が京都で催された時に伺いました）

それが今回は、きれいさっぱり無くなっていました。そして放置台が無くなったことで、別のとあるモノが目に入りました。それは、設置機種のレイアウト表です。

隣県にあるこのお店はオープン当時、家内とパチンコデートをした思い出があります。その当時を思い出しつつお世話になった感謝を込めて、そのお店が閉店をした時に最後にどんな機種が設置をされていたのか、紹介いたします。ちなみにそれらの導入年を調べることで閉店年も推測ができると考えましたので、これについても付け加えます。

【パチンコ】

ラスター２（1994年）　アレックス（1994年）　ビッグシューターV（2002年）　めぐみ工務店（1998年）　ファインプレー(1995年）　ふぃーばーちゃん松（1999年）　フィーバーメガクィーンEX（1998年）　CRサファリキング（2003年）　CR爆走トラック夢街道（2002年）　CRフィーバーラッキーベル（2002年）　CR新海物語M8Z（2004年）　CRフィーバー大ヤマト（2002年）　CRわんわんパラダイスSK（1999年）　CRフィーバーじゃんけんバトルJX（2004年）　CR新海物語M27（2002年）　CR大工の源さん（1996年）　CRバトルヒーローV（1995年）　CRシティハンターHV（2003年）　CR天才バカボンZ（2003年）　フィーバーポヨヨン星人（2000年）　おどれ！安楽キッズ（2001年）　ルパン三世V（1998年）　天才バカボン(2001年）　マジカルチェイサー(1997年）

【パチスロ】

金閣寺　大花火　クランキーコンドル　主役は銭形　タコスロ　ブルースリー　ハイパーラッシュ　フルーツギャング　ジャブジャブ大作戦　北斗の拳

これらを見て懐かしい！がまず最初に来ます。どれもこれも、よく打ちました。これらの機種はそれぞれ10または5台の設置のようでした。

そして以上の設置機種内容から想像できること。この中で１番新しい機種は「CRフィーバーじゃんけんバトル」の2004年8月登場と「CR新海物語M8Z」の2004年7月登場。つまり、このお店は2004年の秋頃に閉店をしたと思われます。2004年登場はこの2機種のみであり、もう2004年に入った頃には新台を導入する余裕が無くなってきた、のかも。パチンコ史において最も売れた機種と言われる「CR新海物語M27」の系統機を最後に導入し力尽きた、のかもしれません。

また、最長で８年間も設置されてた機種もあり、どんどん入れ替えはしない方針も伺えます。アレックスは、「７」と「×」のみの配列でパチ友が「ナナバッテン」と言ってたのを思い出しますね。また、大当たり後のサイドランプの点灯位置で確変状態が判別もできたりしました。

ビッグシューター、ファインプレーは羽根物ですね。それぞれ５台、10台設置されていたようです。ふぃばーちゃん松は機種名のフィーリング通り、松ばーちゃんがコミカルな楽しい台でした。そんな中、やはり１番良く打ったのは新海M27だったと思います。他に、大工の源さん、フィーバー大ヤマトも思い出深いですね。

オープン当時のこのお店で私がよく打ったのはトランプ物語SP（1994年登場）。家内がよく打ったのが羽根物お竜さん（1995年登場）。つまりオープンしてから閉店をするまでの営業期間はせいぜい10年間くらいだった、と思われます。1994年。パチンコが元気でどのお店も活気が溢れていた時代に期待を込めて意気揚々とオープン。しかし思いのほか客足が伸びず、だんだん尻すぼみに。

まだまだ長く営業を続けたかったが、断腸の思いで閉店の決断を余儀なくされたオーナー様の気持ちを察するに余りある事象であり、これは全国至る所であった、ことなのかもしれません。まだパチンコに賑わいがあった頃の設置機種なので、パチンコ店関係者様もあぁ、自店にもあったあった、と懐かしく思って頂ければ幸いでございます。