P-ワールドのパチンコ全般内の「あなたにとっての名機は何ですか」のトピを立ち上げたのが、2001年8月14日。

このトピで私の名機1位にしているのが、ブラボーキングダムです。

1992年の春、平和から登場。可動する爪付きのステージ性能が抜群で、どの台打ってもよく回る。しかし、何故か大当たり確率1/225が遠い感じ。

すぐに気付いたのが、ラッキーNO制(3か7当たりで持ち玉、4か9当たりで交換など)の当時ゆえ、大当たり後玉を流してまた打ち出すと、すぐに当るという今まで見たことが無い光景。

ゆえに、最初の大当たりが遠いのか、という先入観から自然と足が遠のきました。

そして月日は流れて夏。本屋さんの店頭で、必勝ガイド誌の表紙に目が留まる。

「ブラボーキングダムで1日20万の攻略法が発覚! 詳しくは次号で」

月1回発行だった当時、1か月後を心待ちにして9月、発売日に購読。そこには、大当たり後保留消化4回転でハズれリーチがかからなければ、その後単発回しをすると、1/25で大当たりする!という記事が。

そしてその日のうちに、ブラボーキングダムを撤去したお店を2軒も確認。

そして翌日、勝てなくなってパチから足が遠のいてたケンケン氏を誘って、まだ設置あるお店へ仕事帰りに行きました。

2人で打ち出し、私の台がほどなくして大当たり。保留消化4回転セーフ。様子を見に来るケンケン氏。緊張しつつ単発回しをする私。

最初にかかったリーチがロングになり、見事大当たり。これが繰り返され、「これはすごい!本物や」と色めき立つケンケン氏。

そして6連した時に長身のイケメン店長が登場し「その打ち方止めてくれ」

さあ、それからは会社のパチンコ仲間内で盛り上がり、まだ設置があるお店の情報交換、会社から自宅へ逆方向でもかまわない。仕事帰りに遠征を繰り返し、最初の休日はケンケン氏と遠征店へ。

夕方には、お祭り状態のキングダムの島、汗だくて玉を運ぶ店員。2人揃ってホームランとなった遊戯後、車内でしばし今日の回顧談義。

そのお店は、その後、連チャンしない台に様変わりさせるという荒業で対処。

他も、単発回しは禁止とするお店続出で、ブームは急速に沈下しかけていた頃、なんと攻略打ちOKのお店が地元に登場し、競合店も仕方なくそれに合わせる。

これを機会に実機購入し、モード別の出目の傾向などいろいろと特性を調べ、1/25の1つの天国ゾーンと、0/25の8つの地獄ゾーンからなる9個のゾーンは順次移行することを確認。

保3を点けた後のハズれリーチでゾーン移行する、というのは言葉足らずで、保3消化後の連続回転中のハズれリーチで、保3消化回数分、ゾーンが移行することが判明。

これにより、今どのゾーンをほぼ地獄と判断し、残りどのゾーンがまだなのか、をメモに記し、しらみつぶしに消していく、しらみつぶし打法により、ゲーム感覚で打てるようになり、まあ夜になるのが早いこと。

初当たりにハマらず、強力な連チャンが期待できるので、パチンコ仲間は皆夢中になり、攻略打ちOKのお店では、パチンコ仲間とどこからか現れたプロ連で熱気ムンムン。初めて、自らプロと明かし、知人となった某氏は四国から流れてきたらしい。

非連チャン化した台も、連、非連は役物の動きで分かり、某店唯一残った連チャンする168番台を明日は誰が打つか話し合いで決めたり、会社の昼休み、新顔など膨れ上がったパチンコ仲間での盛り上がりの半端の無さ。

真っ赤な盤面、左右にドラゴン、キングダムという強そうなネーミング、最終ラウンドのピッポッパという、やがて来る保留消化4回転の緊張を煽るに相応しい音色。

美しい液晶も、複雑な演出も不要。今も昔も個人的名機NO1は、コレです。

 

■じゃじゃ流パチンコ川柳

「饒舌で 昨日勝ったと 分かります」