確変継続率規制の撤廃が真実味を帯びているようだが、これはこれで朗報ではあろう。個人的には継続率は抑えられていてもいいから大当り1回あたりの出玉を増やしてほしいのだが、業界側も多くの打ち手もあまりそういう機械は求めていないようだ。やはり、パチンコの醍醐味は連チャンということか。

2016年2月より、日本遊技機工業組合(日工組)より自主規制されたパチンコの確変継続率。

「当時、時速2万発超えが容易だった『北斗の拳』シリーズや、『牙狼』シリーズがホールの主役でした。これらの機種は確変継続率が『北斗の拳 拳王』で80%、『牙狼魔戒ノ花』が77%と10~20連チャンという大爆発がザラにあった。“射幸性が高すぎる”ということで、業界が確率変動継続率の上限は65%とする自主規制に踏み切ったんです」(ホールコンサルタント関係者)

 この規制は大勝ちする人を減らす代わりに大負けする人を減らし、遊びやすいパチンコ状況を作るためのもの。しかしながら、ホールの現状は大きく違った。「勝っている人が激減したことによって、パチンコで大勝する希望がなくなり、打つ人自体が激減。中小のパチンコホールを中心にホールの倒産に歯止めがきかない状況になっています」(前同)

 こうした状況を危惧したのか定かではないが、日工組が規制緩和に動いたという。

「9月上旬、日工組の役員会で決まったらしいのですが、2019年2月納品の機種から確変継続率65%規制が撤廃されるそうです。これにより確変継続率80%ないし、ST継続率90%といった高継続率機種の開発が可能になります。これで、一時的に離れていたファンをホールに呼び戻したい、ということでしょう」(パチンコ攻略誌スタッフ)~以上、日刊大衆より抜粋~ https://taishu.jp/articles/-/61220?page=1

 総量的にはそのままなので、幾ら継続率を上げても出玉性能面で過去の機種と同等というわけにはいかない。個人的には昔の3回権利のように安定性のある機種が好きなのだが、ゲーム性という観点からは大当り1回あたりの出玉は少ないが、継続率は90%というような機種の方が楽しいもしれない。

 今回の規制緩和によって、単に射幸性を高めるというのではなく、ゲーム性もきちんと考えた機種が出てくることを期待したい。